日本語版モデル
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「カシオペア (コンピュータ)」の記事における「日本語版モデル」の解説
A-50/A-51 1997年7月10日、日本で発売。日本語版H/PCとしては業界初のモデル。Windows CEバージョン1.01のH/PC日本語版をOSとし、A-50は4MB、A-51は8MBのRAMを内蔵する。基本性能は米国版A-10/A-11を踏襲しているものの、キーボードが日本語配列となり、PCカードスロットに加えてCFカードスロットが増設されるなどハードウェア面での変更もあった。後にはOSをバージョン2.0にアップグレードする有料サービスが行われた。また、企業向けモデルとしてはA-51をベースにしたPA-2000(同年7月10日発売)、A-51からキーボードを外したペンオペレーション専用版のPA-2100(同年9月10日発売)がラインアップされた。 A-51V 1997年12月10日、日本で発売。CPUのSH-3を従来比二倍速の80MHz動作版としたもの。添付ソフトウェアでは標準のPocket Internet Explorerより高機能なブラウザであるNetFront(ACCESS製)など5本が追加された。後にはOSをバージョン2.0にアップグレードする有料サービスが行われた。企業向け派生モデルとしてA-51VベースのPA-2000Vとペンオペレーション専用版のPA-2300Vがラインアップされた。 A-55V 1998年4月30日、日本で発売。A-51VのOSをWindows CEバージョン2.0のH/PC日本語版に変更したもので、英語版A-20と違い液晶パネルの解像度は480x240のまま。 A-60 1998年9月10日、日本で発売。A-55Vの液晶ディスプレイを640x240ピクセルにしたもので、A-20の日本語版。カシオの日本語版H/PCとしては最後の製品となった。
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E-55 1998年12月15日、日本で発売。Windows CEバージョン2.11のPalm-size PC 1.2日本語版をOSとする。英語版E-10とは異なりこちらは全体的にスクエアな形状で、シャンパンゴールドのカラーリングとなった。ゲームボーイのように画面左下に十字キー、右下に複数の独立ボタンを配したデザインが特徴的で、以後のEシリーズもこれを踏襲している。CPUにVR4111(日本電気製) 69MHzを採用し、RAMは16MBを内蔵する。 NTTドコモ経由で販売されたCASSIOPEIA for DoCoMoはE-55から派生したモデルで、RAMを8MBに半減させ、携帯電話接続ケーブルや通信ソフトを添付したもの。RAM容量は減っているものの埋め合わせとして15MBのCFカードが付属しており、価格面でも通常のE-55よりも安価に入手ができたため、手軽なPalm-size PCとして非ドコモユーザーにも人気を博した。 E-500 1999年3月26日、日本で発売。カラー液晶モデル。デザインはE-55に近いがCPUがVR4121 131MHzとなり、RAMが32MBに倍増され、またヘッドフォンジャックがステレオ対応となるなど大幅な性能強化が施された。一方で本体サイズは大型化し、電源はリチウムイオン二次電池専用となり乾電池は使用できなくなった。カラー写真の表示や、当時ブームになりつつあったMP3形式のオーディオファイル再生、カシオ独自形式(CMFファイル)の動画再生などが行えるオリジナルソフトウェア群が添付されるなど、従来とは打って変わってマルチメディアやエンターテイメントにフォーカスした機種となった。同年5月発売のE-507は、CFカードスロットに挿入して使用する専用の35万画素カメラユニットJK-710DCを添付したモデルで、写真や動画の撮影を行うことができる。なおJC-710DCは同年6月に単体でも発売されたが、E-55/E-65等のモノクロ世代のモデルでは動作しない。 E-65 1999年11月22日、日本で発売。E-55の後継モデルで、従来CD-ROMに収録されていた添付ソフトウェア群の大部分があらかじめ内蔵ROMに記録されているため、少ないRAM領域を圧迫せずにソフトウェアの使用ができる。本体の形状はE-55と同じだがカラーリングはシャンパンゴールドからメタリックな濃紺色に変更され、独特の概観となった。 E-503 1999年11月22日、日本で発売。E-500の後継モデルで、変更点はE-55に対するE-65と同様、添付ソフトウェア群のROM収録とカラーリングの濃紺色化など。 PocketPostPet メールソフトPostPet端末としてNTTドコモから発売された。ハードウェアキーボードを持った折りたたみ型の端末で、携帯電話での通信用に本体にPDC接続ケーブルも内蔵している。UIはH/PCでもPalm-size PCでもなくWindowsCE2.12ベースの独自UI。CASSIOPEIA for DoCoMoとは異なりCASSIOPEIAの名前は冠していないがハードウェア的にはCASSIOPEIAのEシリーズに近い構成となっている。
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E-700 Pocket PC。SDカード採用。通信はシリアル経由のみ。丸みを持ったデザインで多くのカラーバリエーションモデルが販売された。CPU:VR-4122 150MHz E-800 法人向けのPocket PC。仕様はE-700相当だが、筐体を強化し、SDの代わりにCF通信カードに対応、本体に少ないながらもフラッシュメモリを搭載。 赤外線通信(IrDA)モードはFIR(4Mbps)。 G-FORT 発売はNTTドコモ。外見や仕様は本体底面部を除いてE-800とほぼ同一だが辞書ソフトやmopera接続ソフトなどが搭載され その一方でコストダウンのためか内蔵フラッシュが廃され赤外線通信(IrDA)モードがSIR(115.2Kbps)となった。 E-707 E-700をベースとした法人向けモデルで同社MIPS CPU搭載タイプでは唯一SD/CF両対応。NTTドコモのPDCパケット通信サービス【DoPa】通信モジュールを本体に内蔵する。 E-750 E-503相当の筐体を用いたPocket PC。E-700が当時は高価なSDメモリカードのみの対応でCFタイプの通信カードが使用できないこと、性能面でもStrongARMを採用したiPAQに見劣りすることもあり、CF通信カード対応、CPU動作クロックを強化などが行われた。CPU:VR-4131 200MHz E-2000 Pocket PC 2002。SD/CFカード両方に対応。マイクロソフトの方針変更によりARM系となる。CPU:インテルStrongARM SA-1110 206MHz l'agenda(ラジェンダ) BE-500 Windows CE 3.0。Pocket PCを使用せず独自のGUIを実装。低価格路線を目指したが、同時期にPocket PC搭載機の価格も低下したこともあり普及を果たせなかった。英語などの学習ソフトを同梱したモデル(TE-700/710/750)もあり。CPU:VR-4131 166MHz E-3000 Pocket PC 2002、電池容量を強化。CPU:インテルPXA-255 400MHz OSがCE4.1になったE-3100もある。 姉妹機としてNECのMC/PG7000(本体色以外ほぼ同一)や富士通PocketLOOX FLX3(本体前面外装とOS以外ほぼ同一)がある。
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