添付ソフトウェア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 03:30 UTC 版)
BASIC M25/S25 BASIC-M25(MZ-6Z002)が、マイクロソフト系BASICに準ずる命令形のインタプリタであり、BASIC-S25(MZ-6Z003)が、PETに由来するシャープ純正BASICの流れを汲むBASICである。 これらのBASICは、同一のシステムフロッピーに収録され、起動時にHELPキーを押しながら起動することで、選択することができた。 BASICのみで作られたプログラムについてはコンバータも用意され、新しいBASICでも、従来機種のプログラムを不完全ながらコンバートすることが可能であった。 なお、BASIC S25と、M25の内部コードは同等の命令で双方に存在する場合は同等の命令が中間コードに割り当てられている。 X-BASIC程特殊ではないものの、Hu-BASIC由来の省略形での入力のほか、行番号のみではなく、漢字を含むラベルを利用することが可能になっている。 インデントは中間コードでは圧縮されて管理され、ネスティング、条件分岐などは、複数行に渡って記述することも可能になっているなど、BASICの割には構造化を意識した可読性の高い、柔軟な記述が可能になっていた。 アルゴ機能はブート時に設定が可能であり純正では登録ツールなどが無かったため、公開されたソフトウェアは多くなかったが、Oh!MZでは幾つかの作例が示された。 画面モードによっては、ディレクトリの表示、プログラムリストの表示など、スクロールを伴う処理では、スムーススクロールが使われ、画面を止めずとも内容を追いやすいようになっていた。 比較対象の最適化具合など色々な要素はあるものの、BASICでのベンチマークでは、8MHzの8086を使ったPC-9800シリーズに肉薄するなど、インタープリタ自身の速度は当時としては高速であったといえる。 当時のPCではほぼ標準搭載だったFM音源が搭載されていたがFM音源からのIRQがCPUに接続されておらず、FM音源からの割り込みが使えずi8253からの割り込み(システムタイマなどで使用、LFOに必要な1/10程度の速度)を使用していたため、ソフトウェアLFOのサポートが貧弱であった。 このため当時主流であったPC8801MkII SRシリーズからの楽曲移植やLFOによる表現に困難を極めた。 テレフォンソフト(MZ-6Z010) 簡易通信ソフトウェア。 シリアルポートのターミナルがパソコン通信の利用をにらみ、標準で添付されていた。
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