新幹線開通以前の黄金時代とは? わかりやすく解説

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新幹線開通以前の黄金時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 01:12 UTC 版)

山陽本線優等列車沿革」の記事における「新幹線開通以前の黄金時代」の解説

1957年昭和32年7月 東京駅 - 博多駅間に「あさかぜ」の補助列車として下り30先行上り30後発する時刻に、臨時特急さちかぜ」を設定10月 以下のように変更。「さちかぜ」を定期列車格上げし運行区間東京駅 - 長崎駅間に変更。 「玄海」は京都駅 - 鹿児島駅間運転となり「桜島」に改称準急307308列車京都駅発着となる。 1958年昭和33年4月 山陽本線姫路駅まで電化完成優等列車姫路駅まで電気機関車牽引となる。 10月 ダイヤ改正に伴い、以下のように変更特急列車あさかぜ」に寝台特急専用車両である20系客車用いはじめる。 それによって余剰となった客車用いて東京駅 - 鹿児島駅間に「はやぶさ」設定。 「さちかぜ」は「あさかぜ」と名前が紛らわしく、誤乗が絶えなかったこともあって「平和」と改称急行列車「さつま」は、門司港駅始発大幅に区間短縮その本部分時間帯での代替列車として、広島駅 - 門司駅間に準急407408列車設定される。 「桜島」は博多駅までに区間短縮されて「玄海」と再改称準急305306列車急行列車格上げされ、「宮島」と命名京都駅 - 大社駅間(伯備線経由)に「だいせん新設。(京都駅 - 岡山駅間は、「宮島」と併結1959年昭和34年7月 以下のように変更。「平和」に20系客車導入し「さくら」改称京都駅 - 大分駅間に、「天草」に門司駅まで併結される形で急行くにさき」を新設9月 以下の準急列車列車愛称与える。307308列車…「ななうら」、405406列車…「ふたば」、407408列車…「長門1960年昭和35年5月 博多駅 - 長崎駅間に気動車準急ながさき新設に伴い、「ふたば」は博多駅打ち切り6月 以下のように変更岡山駅 - 博多駅間にキハ55系による気動車急行山陽新設。「ふたば」は「山陽」に道を譲って廃止。 「くにさき」は、都城駅まで運行区間延伸し、「日向」と改称東京駅 - 西鹿児島駅間に不定期急行桜島」を設定気動車準急として、岡山駅 - 広島駅間(呉線経由)に「吉備」、岡山駅 - 岩国駅間に「にしき」新設7月 以下のように変更等級制度改変によりそれまで一等車廃されたうえで、二等車新しく一等車に、三等車二等車になった「はやぶさ」運行区間東京駅 - 西鹿児島駅間に変更し同時に20系客車導入10月 山陽本線倉敷駅まで電化完成優等列車岡山駅まで電気機関車牽引になる。 1961年昭和36年6月 山陽本線小郡駅 - 下関駅間、鹿児島本線門司港駅 - 久留米駅電化完成気動車客車列車優等列車影響なし。 10月 後に年月取ってサン・ロク・トオ」と呼ばれるほどの、大規模なダイヤ改正1950年昭和25年10月以来11年ぶりに行われ全国各地特急・急行・準急列車大増発されることとなった日本大動脈というべき東海道本線山陽本線においては、それが特に力を入れて実施されることとなった。このとき、山陽本線三原駅まで電化完成特急列車「かもめ」キハ82系用いて気動車化され京都駅 - 宮崎駅長崎駅間(小倉駅まで併結)運転となる。 同じ気動車用いて大阪駅 - 広島駅間に「へいわ」、大阪駅 - 博多駅間に「みどり」新設。 これらの列車は、キハ82系6両編成「かもめ」は2本、「みどり」「へいわ」は1本使用して運転された。これにより、「かもめ」は、食堂車が2両連結されるという今では信じられないような豪華編成となっていた。また、「みどり」初期故障対策予備確保という目的12月まで運転開始見送られた。 毎日運転の不定期列車として東京駅 - 熊本駅間に「みずほ」新設急行列車気動車急行として広島駅 - 別府駅間に「べっぷ」、客車急行として東京駅 - 大分駅間に「ぶんご」(門司駅まで「筑紫」と併結)、大阪駅 - 佐世保駅間に「平戸」、寝台専用列車として、大阪駅 - 熊本駅間に「ひのくに」、大阪駅 - 広島駅間に「音戸新設。 「雲仙」と「西海」は併結運転となる。 不定期では、大阪駅 - 博多駅間に「はやとも」、大阪駅 - 南延岡駅間に「第2日向」、大阪駅 - 長崎駅間に「第2玄海」が新設。 「阿蘇」・「さつま」は名古屋駅発着に、「玄海」は長崎駅発着変更。「宮島」は気動車化。 「だいせん」は併結相手を「宮島」から「さつま」に変更急行形のキハ58系気動車が「宮島」「べっぷ」「山陽」などで運転を開始準急列車東海電車よばれた153系電車によって大阪駅 - 三原駅間に「びんご」、キハ55系気動車によって広島駅 - 小郡駅現在の新山口駅)間に「周防」が新設され、「長門」も気動車化のうえで小倉駅行きとなった。 この結果山陽本線優等列車下記ようになった昼行特急列車 定期3往復 「かもめ」 京都駅 - 長崎駅宮崎駅 82系気動車 「みどり」 大阪駅 - 博多駅 82系気動車 「へいわ」 大阪駅 - 広島駅 82系気動車 夜行特急列車 定期3往復不定期1往復あさかぜ東京駅 - 博多駅 寝台列車 20系客車 「はやぶさ」 東京駅 - 西鹿児島駅 寝台列車 20系客車 「さくら」 東京駅 - 長崎駅 寝台列車 20系客車 「みずほ」 東京駅 - 熊本駅 寝台列車 在来客車不定期列車実質毎日運転) 昼行急行列車 定期6往復 「べっぷ」 広島駅 - 別府駅 58系気動車山陽岡山駅 - 博多駅 58系気動車安芸東京駅 - 広島駅呉線経由) 「筑紫」・「ぶんご」 東京駅 - 博多駅大分駅 「さつま」 名古屋駅 - 鹿児島駅だいせん京都駅 - 大社駅京都駅 - 岡山駅間は「さつま」に併結) 「宮島大阪駅 - 広島駅呉線経由58系気動車 夜行急行列車 定期10往復不定期4往復霧島東京駅 - 鹿児島駅日向京都駅 - 都城駅ひのくに大阪駅 - 熊本駅 寝台列車雲仙」・「西海東京駅 - 長崎駅佐世保駅玄海京都駅 - 長崎駅天草京都駅 - 熊本駅筑豊本線経由) 「平戸大阪駅 - 佐世保駅阿蘇名古屋駅 - 熊本駅高千穂東京駅 - 西鹿児島駅日豊本線経由) 「音戸大阪駅 - 広島駅呉線経由寝台列車桜島東京駅 - 西鹿児島駅不定期) 「はやとも」 大阪駅 - 博多駅不定期) 「第2日向」 京都駅 - 南延岡駅不定期) 「第2玄海京都駅 - 長崎駅不定期準急列車 6往復吉備岡山駅 - 広島駅呉線経由気動車昼行長門広島駅 - 小倉駅 気動車昼行周防広島駅 - 小郡駅 気動車昼行 「にしき」 岡山駅 - 岩国駅 気動車昼行 「びんご」 大阪駅 - 三原駅 電車昼行ななうら京都駅 - 広島駅呉線経由客車夜行 1962年昭和37年4月 広島以西重点置いた時間帯設定であった周防」の利用率高かったことから、その増発兼ねて広島駅 - 下関駅間に準急「やしろ」新設。「周防」も2往復増発された。 6月 山陽本線広島駅まで電化完成東京駅 - 大阪駅間を運転していた特急「つばめ」2往復のうち1往復広島駅発着となり、代わりに「へいわ」が運転開始からわずか8ヶ月廃止となる。 「宮島」は東京駅 - 広島駅間(山陽本線経由変更)運転となる。さらに電車化されて2往復東海道区間昼行夜行が1往復ずつ)に増発される。なお、「宮島」は日本最長距離運転の定期電車急行 (894.8km) となり、以後、この記録破られることはなかった。 この両列車は、瀬野駅 - 八本松駅間の急勾配151電車153系電車では出力不足のため自力登ることができず、上り列車においてはEF61形などの補助機関車連結して登坂することになった。 「びんご」は2往復増発。「にしき」は呉線経由となる。 10月 以下のように変更「みずほ」定期列車格上げ。 「音戸」は下関駅まで運行区間延長。 「さつま」と「だいせん」はそれぞれ単独転に。「だいせん」は気動車化。 「安芸」は寝台列車化。 1963年昭和38年4月 岡山駅 - 広島駅間に、80系電車使用して準急「とも」2往復新設。「だいせん」は赤穂線経由変更6月 以下のように変更「みずほ」20系客車導入同時に大分駅発着編成連結するうになる広島駅 - 長崎駅間に気動車急行出島新設。(広島駅 - 小倉駅間は「べっぷ」と併結10月 大阪駅 - 西鹿児島駅間に、急行しろやま新設同列車は、九州の重要地である福岡市などを深夜通過するという、斬新なダイヤ組んだ1964年昭和39年3月 「べっぷ」と「出島」が分離され、「出島」は呉線呉駅発着となった

※この「新幹線開通以前の黄金時代」の解説は、「山陽本線優等列車沿革」の解説の一部です。
「新幹線開通以前の黄金時代」を含む「山陽本線優等列車沿革」の記事については、「山陽本線優等列車沿革」の概要を参照ください。

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