新幹線駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 09:13 UTC 版)
1993年(平成5年)10月の当駅設置決定の際には「新黒部駅」の名が仮称として使われ、最終的な駅名の決定権は事業者(当駅の場合はJR西日本)に委ねられるとされたが、所在地の黒部市では「駅設置市として、周辺市町民の意見を反映させた駅名候補の選定」を目的に、地元行政側から提案する駅名をとりまとめるべく、黒部市をはじめ魚津市、滑川市、入善町、朝日町の県東部5市町の行政・経済関係者からなる「北陸新幹線新駅駅名候補選定委員会」を2012年(平成24年)7月1日に発足させた。同年7月5日に開催された第1回委員会において駅名候補の募集方法や選考基準などを決定、そして8月1日から9月28日にかけて約2か月間にわたり、県東部5市町を中心に駅名候補の募集。全国から応募総数1608件、有効応募件数1558件・543種類の候補が寄せられ、読み仮名と表記方法ごとに集計した結果「黒部宇奈月温泉駅」の286件が最多となり、次いで「新黒部駅」194件、「黒部駅」85件、「新川黒部駅」「名水黒部駅」がそれぞれ56件、「越中黒部駅」「黒部峡谷駅」がそれぞれ33件などとなった。これを受け、10月30日の第2回委員会において、応募件数や県東部地域にとって相応しい名称であるか等を基準として「北アルプス黒部駅」「黒部駅」「黒部宇奈月温泉駅」「新黒部駅」「にいかわ黒部駅」の5つが最終候補として選定・市に答申された。市はこれを基にJR西日本金沢支社に要望書を提出した。JR西日本と東日本旅客鉄道(JR東日本)は2013年(平成25年)6月7日、北陸新幹線開通と同時に開業する3つの新駅の駅名を発表し、当駅の名称は「黒部宇奈月温泉駅」に決定した。 「黒部宇奈月温泉」の文字数は7文字でフル規格新幹線の駅名としては当駅の開業時点において最多文字数であったが、2016年(平成28年)に北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅が開業したため現在は「最多タイ」である。なおいわゆるミニ新幹線を含めると、当駅開業以前から営業していた「山形新幹線」区間上のかみのやま温泉駅、さくらんぼ東根駅が7文字で最多タイである。読み仮名の「くろべうなづきおんせん」は11文字であり、新幹線駅においては単独での最長となる。 開業当時、フル規格の新幹線駅で駅名に「温泉」を含むのは当駅が唯一であったが、2022年秋に開業予定の九州新幹線・長崎ルートには武雄温泉駅(既設駅)と嬉野温泉駅(新駅)が設置される予定となっている。
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新幹線駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:48 UTC 版)
2005年6月に建設が開始され、2009年2月にホーム800メートル分が完成した。主要駅にも関わらず通過線や待避線のない島式ホーム1面2線の構造で、新幹線のホームとしては全国的にも珍しいものとなっている(ほかには通過線があるが三島駅など。当初と構造が異なる理由は、えちぜん鉄道の項を参照)。ホーム長は312mで、12両編成のE7系・W7系が停車できる構造となっている。「2面4線にすべき」との声も挙がっているが、用地不足やえちぜん鉄道の高架化の関係で実現できないとされる。そのため、利便性(構造上の問題を解決するための特例等)に関する要望が出された。 新幹線駅デザインは市内産の笏谷石を使用して「和」を演出し、外観に関しては一乗谷朝倉氏遺跡や永平寺の唐門がモデルとなっている。ホームの天井・床も木調にする。外観は2021年8月にほぼ完成した状態となっており、駅舎は2022年夏に完成する予定である。また、新幹線駅の開業に合わせ、東口を「一乗谷口」、西口を「福井城址口」となることが発表された。
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