新幹線開業による影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 17:14 UTC 版)
阿久根駅は日本国有鉄道・九州旅客鉄道時代には特急「つばめ」や寝台特急「なは」・「はやぶさ」、夜行列車「かいもん」・「ドリームつばめ」が停車するなど、停車本数の多い駅であった。転換後でも肥薩おれんじ鉄道の主要駅の一つであり、土日祝日には快速列車「オーシャンライナーさつま」がこの駅に停車し、普通列車の本数は転換前よりも倍増したものの、転換前の停車本数の半数以上が特急列車であったことから全体の列車本数は若干減少している。なお、鹿児島県が、九州新幹線の開業後1年して実施した調査では、利便性の悪化によって阿久根への観光客・ビジネス客の減少が見られること、また周辺住民が直接出水駅あるいは川内駅に向かうことになり阿久根の商店に打撃を与えていることが指摘されている。 同じような境遇となった例としては、北陸新幹線の一部先行開業により新幹線の駅が佐久平駅に移り、信越本線時代には特急「あさま」・「白山」が停車し、しなの鉄道への転換後は快速と普通列車のみの停車となった小諸駅や、東北新幹線八戸駅 - 新青森駅開業後に新幹線の駅が七戸十和田駅に設けられたため、東北本線から青い森鉄道の転換後は快速と普通列車のみの停車となった三沢駅・野辺地駅・浅虫温泉駅、そして北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間開業後に新幹線の駅が黒部宇奈月温泉駅に設けられたため、北陸本線からあいの風とやま鉄道の転換後はあいの風ライナーと普通列車のみの停車となった魚津駅や滑川駅などがある。
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新幹線開業による影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 13:39 UTC 版)
かつての信越本線時代は、特急「あさま」全列車が停車する長野県東部の拠点駅であった。しなの鉄道移行後は、長野方面へは当駅始発の「しなのサンライズ号」が設定されたものの、東京から乗り換えなしで小諸に至る公共交通機関は高速バスのみとなった。 北陸新幹線建設に際して、1988年(昭和63年)8月11日に運輸省(現・国土交通省)がミニ新幹線規格での整備を打ち出した。しかし、1989年(平成元年)1月17日に「政府・与党」がフル規格着工を申し合わせで決定し、1990年(平成2年)11月30日に長野県や長野県市長会などで作る「北陸新幹線建設促進県協議会」がフル規格新幹線建設の場合に並行在来線の経営分離を受け入れることを決議した。これを受けて、約1週間後の12月5日にミニ新幹線規格での早期着工を求める決議案を市議会で可決し、この動きに抵抗したが、1991年(平成3年)6月2日に小諸市議会の全員協議会でミニ新幹線要求の断念を決定すると共に市長が第3セクター化受け入れを表明することとなった。
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