文芸部メンバー
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「異能バトルは日常系のなかで」の記事における「文芸部メンバー」の解説
安藤 寿来(あんどう じゅらい) 声 - 宮野真守 / 岡本信彦 主人公。泉光高校二年一組。血液型O型(自称『王型』)。 異能バトルに憧れたり自分や他人の二つ名を考えたりが日常茶飯事の厨二病。文芸部内では厨二的言動や異能のスペックの差もあってか若干いじられキャラのような立場にある。だが成績は良く、国語においては92点と高得点を出すほどよい。学年順位は198人中38位。無駄にカッコつけたがったり調子に乗りやすいところなどもあるが仲間や友人のことを心底から考え行動できる優しさと誠実さの持ち主で、自覚は薄いものの他の文芸部メンバーからは好意を抱かれる。 自身が世間的に見て「厨二」であるという自覚はしっかりとあり、場の空気を読んでそのノリを自重することもできる。文芸部全員の異能の名称を考えたのも彼であり、自身は「ギルディア・シン・呪雷」を自称する。 異能はモノを燃やせないほど温度の低い攻撃力皆無の黒い炎を操る『黒焰(ダークアンドダーク)』。 この能力自体には第二段階が発現したことが明言されているものの、具体的にどのような能力なのかはアニメ版で先行して設定が明かされ、発動したら最後、自らを焼き尽くすまで消えない高熱の炎として描かれ11巻で同じ設定だと判明する。その炎は異能自体を奪われても消えることがなく本人の意思でも消えない。寿来がこの力を使った際には、千冬の異能で腕を切り落とし彩弓の異能にて腕を元に戻すという最悪の手段を用いた。 神崎 灯代(かんざき ともよ) 声 - 今井麻美 / 山崎はるか ヒロインの1人。泉光高校二年三組。血液型B型。 元(現在でも若干)厨二病気味な少女。サブカル的な知識も豊富で部内では主に寿来の厨二的言動へのツッコミ担当。成績は普通で198人中88位と寿来より劣っている。発育は同級生より遅いらしく、美玲からは千冬よりかろうじてマシな程度と指摘されている。 異能は時間を制御する『永遠(クローズドクロック)』。制御できるのは時間の「停止」、「遅延」、「加速」であり、疑似的な瞬間移動をすることもできる一方、時間を「逆行」することは出来ない。将来の夢であるラノベ作家を目指していることを知られ一時はバカにされると思ったが、それ以来自分の夢に対して寿来が本気で考えてくれるようになったため好意を抱くようになる。 櫛川 鳩子(くしかわ はとこ) 声 - 金元寿子 / 早見沙織 ヒロインの1人。泉光高校二年三組。血液型O型。 寿来の幼馴染。幼稚園の頃からずっと寿来と同じ学校を選んでいる。お笑い好きでありその方面のネタを物事の解釈に引用することも多い。成績は198人中32位と文芸部の中では2番目に良く、勉強においては教える係になっている。心優しくおおらかな性格ではあるが、単に文句を言わないだけでもあるため一旦ストレスが限界に達すると大変なことになる。いわゆるトランジスターグラマーで、脱ぐとすごいものが出てくる。 異能は風火水土光の五つの属性を自在に操る『五帝(オーバーエレメント)』。これらの能力は複数を組み合わせることでより強力かつ多彩な効果を発揮することも可能。 寿来のことは昔から大好きでとても大切に想っておりずっと隣に居たいと思っている。小学生時代には周囲から火災報知器は鳴らすべきものと教わった際、火事ではない時に鳴らしてしまい、途方に暮れている自分を寿来だけが探しに来てくれたことは今でも大切な思い出となっている。寿来の厨二病については長年に渡って聞かされてきたが全く理解できなかったうえに、鳩子自身も厨二的言動に全く興味がなくラノベも楽しめなかったため寿来と同じものを楽しめないことに悩んでいた。 寿来と灯代の関係進展を気にしており、特に灯代のラノベ執筆で二人の関係が急接近した際には自分だけで除け者扱いされているのではと疑心暗鬼に陥ってしまう。灯代のラノベ執筆を隠すため、寿来が曖昧な言葉を選んで灯代との打ち合わせをごまかした際は、寿来に対して本気で激昂、号泣しつつ凄まじい迫力で寿来を問い詰めた後に街へ飛び出してしまう。寿来を問い詰めてしまった罪悪感に囚われつつ厨二病や異能とはなんなのかと悩んでいた時、偶然逢った一に言われた言葉が心に残り、それ以来わからないことはわからないままでいいと思い、寿来の厨二病に対して何も言わないことにしている。 文芸部メンバーが寿来を意識していることに気付いてからは自分自身の気持ちを明確に宣言、灯代にもライバルとして宣戦布告した。 高梨 彩弓(たかなし さゆみ) 声 - 原由実 / 種田梨沙 ヒロインの1人。泉光高校三年二組。血液型A型。 文芸部部長。柔道と空手は黒帯レベル。一方で腐女子を示唆する場面も存在する。いちばん歳上ということもあり、文芸部においては誰よりも冷静に物事を見られる。成績は学年2位と文芸部の中ではいちばん良く、よく美玲と学年1位を争っている。 容姿端麗で妖艶な雰囲気をもつ美少女であるが、頑固で融通が利かず沸点も低いため即座に実力行使に移るため寿来にとっては畏怖の対象でもある。中学時代は現在よりも更に潔癖だったため生徒会長であるにも関わらず生徒会で孤立し辛い学生生活を送っていた。高校でも生徒会長となることで今度は失敗しないことを目標としていたが、異能に目覚め文芸部から離れることをためらったため立候補を断念した。後にこの事実を知った寿来との仲が急接近していく。 異能は触れた物を彼女の認識する『あるべき姿』に還す『始原(ルートオブオリジン)』。一度戻してしまえば効果は永続的に続くらしく器物破損のみならず人体の治癒などにも使える一方、彼女が『あるべき姿』と認識できない状態には還すことができない。「死者は蘇らせないこと」を寿来と約束している。最初は寿来のことは手のかかる弟のようだと思っていたが、自分のことを真剣に考えてくれる寿来に好意を抱いていく。文芸部メンバー同士で抜け駆けが発生しないよう寿来への誕生日プレゼントは皆で一緒に製作するなど策士としての一面も見せる。寿来の中での好感度的に自分は不人気ヒロインに属していることは理解しており、一時はコンタクトを外し眼鏡キャラで特徴を出そうとしたこともある。水着姿や抜群のスタイルで魅了しようと考えるなど迷走もしていたが、寿来への想いは正々堂々と伝えなければ意味がないと気づき立ち直る。 10巻で告白をしようとした。 姫木 千冬(ひめき ちふゆ) 声 - 釘宮理恵 / 山下七海 ヒロインの1人。横衣小学校四年一組。血液型AB型。 文芸部顧問の里見先生の姪で、放課後はいつも文芸部に入り浸っている。 機嫌が悪くなるとお気に入りのリスのぬいぐるみ「リッスン」を腹話術的に使って自分の言葉を代弁させる。 異能は万物を創造する『創世(ワールドクリエイト)(本人は酢豚(パイナップル)の方がお気に入り)』。八巻でもこのことを引きずっている。創造したモノは彼女の意志で任意に消すことも可能。 空間そのものなど彼女に作り方の知識がないものでも創造は可能だが「命は創らない」ことを寿来と約束している。 文芸部や寿来のことは大好きで、最初はそれがどういうものかわからなかったが、寿来と共にいることでその気持ちに気づいていく。
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