復興軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 12:44 UTC 版)
狗根国から九洲を取り戻し、耶麻大国を復活させることを目的としている。 亜衣(あい) 声:伊藤美紀 宗像の三姉妹の長女で、方術使い。復興軍の軍師でもある。頭のよく切れる人物であるが、いかんせん、九峪の智謀の前にその才が隠れてしまっている節がある。しかし九峪の真意にいち早く気づき兵を動かすなど、立派に軍師の役目を果たしている。 戦闘に参加することもあり、その時は主に方術による攻撃や飛行カラクリ「飛空挺」による上空攻撃を行う。遠方がよく見える遠眼鏡なるメガネを掛けている。九峪のことを「いい男」と思っているが、彼女の好みは基本的にゲテモノである(九峪が格好悪いという訳ではないが)。 衣緒(いお) 声:井上喜久子 宗像の三姉妹の次女で、怪力を誇る。飛空挺に乗ることもできる。世話焼きな性格で、九峪の面倒もあれこれ見ている。九洲で九峪が着ている服(ブレザー)を真似て作ったりするなど手先が器用。普段は落ち着いた美女だが、切れると恐い。また、怪力だけでありながらフィットした青いボディスーツ着ている。 羽江(うえ) 声:豊嶋真千子 宗像の三姉妹の三女で、発明家。彼女や姉方、星華が乗る飛空挺は彼女の発明品であり、その他にも色々な役に立つ道具、そうでない道具を作っている。ただし幼さもあいまって、彼女が発明家だとはあまり信じてもらえない。とにかくうるさく、何でもかんでも(自分の活躍や人の活躍)話したがる。内容を掴むには通常の三倍時間がかかる。 音羽(おとわ) 声:高乃麗 屈強な女性戦士。父親が邪馬台国将軍であったため、復興軍に身を投じる。部隊の先陣を切ることも多く頼れる存在。青銅製の鎧を身に纏い、豪槍を振り回し敵と渡り合う。 重然 石川島を根城にしている、宗像系ではない海人集団の長。屈強な海の男であり、後に復興軍に参加してからは、第一艦隊の隊長を務める。織部とは古くの知り合いでお嬢と呼んでいる。一流の海人。 愛宕(あたご) 声:矢島晶子 重然の部下の海人で相撲好きな娘。「っす」という語尾の独特なしゃべり方をする。珠洲を可愛いと称する珍しい人物(珠洲も驚いている)。相撲に目がなく織部とはライバル関係。 上乃(あがの) 声:岡村明美 伊万里の仲間の山人。伊万里とは乳兄弟の関係。山人出身であるため、復興軍の幹部である自分の立場に違和感を覚えている。剣の腕は一流。 仁清 伊万里の仲間の山人。伊万里や上乃とは姉弟のような仲。非常に耳がよく、遠くの足音でも聞くことができる。弓の名手。 閑谷 藤那の配下。藤那の乳兄弟である綾那の弟。藤那によく虐められる男の子。腕のいい方術士である。自分のことを美少年と疑っておらず、事実その通りである。藤那のことが大好きであり、彼女に忠実だが、結構助平でよく風呂を覗いたり、おもむろに抱きついたりしている。その度に藤那に殴られているが、あまり気にしていない様子。さらっと藤那の悪口をいうことも(暴力女、猪突猛進、独断が先行など)。 忌瀬 医術士であり、復興軍の幹部である女性。だが、その実態は狗根国の天目の友人である。定まった故国を持たない漂泊の民。飄々としており、九峪に対しても親しげな態度を取る。 天目に復興軍の手助けをするように言われてやってきた。復興軍の面々(特に九峪)を気に入っており、彼女なりの限界まで尽くしている。どんな魔人にでも致死性をもつ毒を造ることが人生を掛けてやる価値のある研究らしい。 真姉胡 忌瀬と同じく天目に復興軍の手助けをするように言われてやってきた女性。忌瀬の舎弟で、山人ということになっている。実際は一流の乱破。天目の目的が解らないため、九峪たちにどこまでのレベルで手助けするか迷っていたが、九峪の笑顔、その性格に惹かれ、「何も教えてくれない天目様が悪い」と開き直った。全力で復興軍の手助けをしている。 紅玉(こうぎょく) 声:深見梨加 香蘭の母親で、耶麻台国の王族を夫に持つ女性。非常に腕が立ち、その強さは香蘭以上。また頭も切れ、日本語の不自由な香蘭のサポートをしている。覇璃扇(ハリセン)なる鋼鉄製の扇のような武器を持っており、魔人の腕を叩き折ったことも。この覇璃扇はよく香蘭の頭に飛ぶが、香蘭は平気な様子。 珠洲(すず) 声:夏樹リオ 志野の配下で、妹のような存在。志野を絶対的に信頼している代わりに、それ以外の人間を馬鹿にしている。九峪のことも「唯のすけべぇ」と言っており(これは志野が頻りに褒める九峪への嫉妬の場合も多い)、志野の頭を悩ませている。彼女が志野に抱く好意はどちらかと言うと恋愛感情に近い。一流の傀儡士であり戦闘でも人形を操って戦うが、その操作に使う糸は強靭であり、それ自体が武器でもある。 織部(おりべ) 声:新山志保 志野の一座の旅芸人。重然の海人集団の前の頭であった播磨親分の娘であり、重然とは幼馴染。愛宕とはよく相撲をするライバル関係。珠洲ともよく言いあいをしている。性格はそのまま姉御といった感じ。 伊部 只深の保護者的な役割を担っている男。只深を実の娘のように可愛がっており、彼女を傷つけようとする者には容赦しない。人魔といわれる存在で、驚異的な戦闘能力を誇る。普段はふざけた感じを崩さず、只深に付いている。 兎華乃 魔兎族と呼ばれる高位魔人。兎のような耳を持っている。三姉妹の長女であるが、背丈は一番低く見た目も子供そのもの。 だが、三姉妹の中で間違いなく最強である。その理由は兎華乃の特殊な体質にあり、相手の強さに合わせて戦闘能力が向上するというもの。しかも向上した戦闘能力は相手を必ず上回る。そのため幾人もの魔人が相手であろうと(妹二人がかりであろうとも)絶対的な強さを見せる。ただし死人や敵意を見せぬ者に対しては戦闘能力は上がらない。飛虎の「無境隠心」(敵意を見せぬ攻撃)に吹き飛ばされたことも。普段は只深から貰ったセーラー服を着ている。 兎音 魔兎族三姉妹の次女。武人気質で侮辱されるのは嫌い。金髪の美女で、復興軍の中で一番胸が大きく星華に衝撃を与えた。円状の剣を振り回し敵を攻撃する。ハイレグのバニー服のような戦闘服を着ている。 兎奈美 魔兎族三姉妹の三女。性格が一番幼い。が、軽々しく「ぶっ殺しちゃってい〜い?」と発言するなど魔人らしい恐ろしさを見せる。胸の大きさは兎音に負けず劣らず。そのまんまバニー服のようなものを着ている。Z状の剣を振り回し攻撃する。 土羅久琉 高位魔人である兎音と兎奈美の2人を相手にしても、余裕を見せる程の強力な力を持つ吸血鬼系の魔人。九峪が時折見せる不思議な力によって再生能力を奪われ敗北。ゲーム版では土羅久流という名前だった。同ゲームでは更に上位の武羅土という吸血鬼の魔人が登場する。
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