復調期〜現在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 14:46 UTC 版)
新商品に失敗した同社は、インターネットに着目した。1990年代後半にホッピーの非公式ファンサイトが誕生しており、また「ホッピーはどこで買えるのか」「ホッピーはどこで飲めるのか」という問い合わせがあり、ホッピーの潜在的需要があると感じ、低予算で効果が高い方法としてインターネットを活用した広告戦略を展開。1999年(平成11年)に、当時としては先進的なコーポレートサイト、ホッピービバレッジ公式サイトを開設した。これが『ワールドビジネスサテライト』や『タモリ倶楽部』で紹介され、さらに宣伝効果をあげた[19]。 また創業者の3代目である石渡美奈(ホッピーミーナ)が、副社長に就任以降(2010年(平成22年)に社長に就任)、1990年代後半〜2000年代初盤に社内改革を行い、成果が出てきたこと、道路交通法改正による飲酒運転の厳罰化により、ノンアルコールビールが見直されたこと、低カロリー・低糖質・プリン体ゼロであることが健康志向に見合ったこと、2004年(平成18年)以降のレトロブーム、トラックの車体全体にホッピーの広告を表示した「ホピトラ」を、運送も兼ねて都心に走らせる広告戦略、ホッピーに対して新しいイメージが形成されたこと、などの要因や背景もあってホッピーの売上は回復、更に上昇し2003年(平成15年)以降、4年連続で過去最高の売上高を更新している。また、それまで東京近辺に留まっていた需要も、東京に赴任してホッピーに馴染んだ人やインターネットでの口コミ情報によって、近畿地方などその他の地方にも拡大しつつある。BS-TBSの番組『吉田類の酒場放浪記』では、吉田類がホッピーを飲む光景がしばしば放映されている。
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