飲酒運転の厳罰化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:11 UTC 版)
「危険運転致死傷罪#経緯・経過」も参照 飲酒運転とそれによる交通事故は、過失事犯ではなく故意の犯罪類型として認識されている。また、規範意識の欠如の一因としてアルコール依存症が指摘されている(後述)。 都市部と比べ、公共交通機関の整備が不十分な地域の方のが飲酒運転の発生頻度が高い 傾向が見られる。そうした地域を中心に、飲酒運転の厳罰化・取り締まり強化とともに運転代行サービスが普及した。 1999年(平成11年)の東名高速飲酒運転事故、翌2000年(平成12年)の小池大橋飲酒運転事故を契機に、飲酒運転に対する社会の問題認識が高まり、2001年(平成13年)に危険運転致死傷罪が制定された。しかし2006年(平成18年)には福岡海の中道大橋飲酒運転事故が発生し、翌2007年(平成19年)に自動車運転過失致死傷罪が新設された。 北海道では、2014年(平成26年)7月13日に小樽市銭函で発生した飲酒運転による死亡ひき逃げ事故を受け、2015年12月から「北海道飲酒運転の根絶に関する条例」が施行されている。同時に7月13日を北海道では「飲酒運転根絶の日」と定めた。北海道警察は2015年に飲酒運転の情報提供サイト「飲酒運転ゼロボックス」を開設し、開設から約3週間で100件以上の情報が寄せられ、酒気帯び運転の検挙にもつながっている。
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