区間準急
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 18:19 UTC 版)
2006年3月21日のダイヤ変更で新たに追加された列車種別で、日中と深夜の近鉄奈良方面行きで運転されており、1時間あたり3本を基本に運転されているが、時間帯により前後する。大阪難波駅 - 大和西大寺駅間での運転が基本で、一部近鉄奈良駅発着も設定されているほか、平日の午前中と土休日の深夜の一部は尼崎行きが設定されている。停車駅は、大阪難波駅 - 東花園駅間は準急と同じだが、東花園駅 - 近鉄奈良駅間では各駅停車となる。 この種別の登場により、日中の東生駒駅折り返しの普通(後述する、1992年まで瓢箪山駅で折り返していた普通)が東花園駅折り返しとなり、瓢箪山駅・枚岡駅・額田駅では普通6本から区間準急3本・普通3本に変更された。ただし、これらの駅のホーム有効長の都合で、6両編成で運行している。また阪神なんば線の開業後は一部列車が尼崎駅まで直通している。朝ラッシュ時や夕方から夜間にかけてと大阪難波ゆきの深夜は従来どおり準急を運転している。 日中は、下りは基本的に布施駅で近鉄奈良行き快速急行を待避した後に石切駅で近鉄奈良行き急行と連絡し、上りは基本的に瓢箪山駅で快速急行を待避する。ただし、一部の列車は、これらの駅以外で特急などを待避するものもある。また、平日・土休日ともにすべての列車が東花園駅発着の普通と接続を行う。 2012年3月20日のダイヤ変更以前は平日の日中、大阪難波駅折り返しで運行されていたが、前述のように快速急行が平日日中も阪神なんば線内で通過運転を行うことになったことに伴い、千鳥橋・伝法・福・出来島・大物の各駅におけるその代替として大阪難波駅発着の区間準急が尼崎駅発着に変更された。なお、2012年3月20日のダイヤ変更では大阪線にも区間準急が新設されている。 2016年3月19日のダイヤ変更で、平日日中の上り列車は尼崎駅に乗り入れず、大阪難波駅で折り返すようになり、その時間帯の阪神電鉄線に乗り入れる上り列車は普通と快速急行だけになっている。 近鉄の駅設置の時刻表では、南大阪線の区間急行やかつて大阪線で運行されていた区間快速急行と急行・快速急行を区別するのと同様に、時刻の数字が斜字で表記され、区間準急は区間急行と同様に時刻の上に「(区)」マークをつけて表記されている。ただし、駅配布の紙製の時刻表では区間準急をオリーブ色で表記して区別している。
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区間準急
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 05:51 UTC 版)
運行中の区間準急運行事業者運行線区英語表記備考通過駅あり各駅に停車東武鉄道 伊勢崎線 日光線 Section Semi Express 最初に「区間準急」を用いた事業者。運行時期により、停車駅・運行区間の設定に差違が生じている。1997年の登場時は、北千住駅発着で、北千住駅 - 新越谷駅間 2003年より営団(→東京メトロ)半蔵門線及び東急田園都市線直通で曳舟駅 - 新越谷駅間、または線内完結運用かつ北千住駅 - 新越谷駅。 2006年より浅草駅・北千住駅(つまり東武線内)発着で北千住駅 - 新越谷駅間 近畿日本鉄道 奈良線 難波線 Suburban Semi-Express 阪神なんば線の区間準急が直通乗り入れしている。日中と深夜(土休日の上りはない)運転 大阪線 Suburban Semi-Express 日中と早朝の上りに運転 阪神電気鉄道 阪神なんば線 Suburban Semi-Express 近鉄奈良線の区間準急が直通乗り入れしている。なお、阪神電鉄線内は各駅に停車する。日中と深夜(土休日の上りはない)運転。 廃止された区間準急運行事業者運行線区英語表記備考通過駅あり各駅に停車西武鉄道 池袋線 1998年3月26日改正から2003年3月12日改正まで設定されていた。この列車は池袋 - 練馬間のみ準急運転し、練馬 - 石神井公園間を各駅に停車していた。廃止後も行先表示器の字幕自体は新タイプを含めそのまま存在している。なお、ダイヤが乱れている等で池袋線と有楽町線・副都心線との直通運転を中止した時に、練馬 - 石神井公園間に停車する列車が激減することを救済する目的で準急が練馬以降各駅停車となる場合には、池袋駅で『区間準急』と案内されることがある。 小田急電鉄 小田原線 多摩線 Section Semi Express 小田原線複々線化工事に伴う東北沢駅待避設備撤去により、新宿から複々線区間の入口である梅ヶ丘駅までの間を上位種別の列車から逃げ切り運転することを目的に、普通列車を格上げする形で新設された。設定された事情が他社の同種別とは異なるため、全運転区間に対する通過運転区間の割合が非常に短い点が特徴で、新宿駅における発着ホームや使用車両など旅客案内上、運用上は各駅停車と同様に扱われていた。2016年3月のダイヤ改正をもって廃止された。
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区間準急
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 16:03 UTC 版)
区間準急は主に浅草駅 - 東武動物公園駅間で運行され、一部は久喜駅発着、館林駅発着、日光線南栗橋駅発着で運行されている。また運用の関係で北千住駅発着(始発は土休日のみ)、北越谷駅着、北春日部駅発着もある。急行線を走行する北千住駅 - 新越谷駅間の停車駅は急行と同じであるが、それ以外の区間では各駅に停車する。2013年までは日中にも運転されていたが、現在は朝ラッシュ時と夕ラッシュ時に運転されている北越谷駅発着の普通を補完する形で朝と夕方以降に運転されている。(朝は少ない)また、土休日運行の久喜駅行きは東武動物公園駅で後発の南栗橋駅行きとの接続を行う。基本的に6両編成であるが8両編成で運転される場合もある。なお、2013年3月15日までは平日朝の区間急行の折り返しと夜間の北千住駅発北春日部駅行きの1本のみは10両編成で運転されていた。 路線図上のシンボルカラーは黄緑■で、英文表記はSECTION SEMI EXPRESSもしくはSECTION SEMI EXP.。車両の種別表示では緑色で表示される。 当種別は1997年3月25日より運行開始。北千住駅 - 南栗橋駅間で30分おきに運転され、浅草発北春日部行き(北千住駅までは各駅に停車)の列車も深夜に1本のみ設定された。2003年3月19日から日中の北千住駅発着列車を延長・増発して曳舟駅 - 北千住駅間ノンストップの押上・半蔵門線方面直通列車(現在の準急)が設定されたが、朝夕を中心に北千住駅発着と浅草駅発北春日部駅行きも残存した。準急の節で述べた停車駅の違いによる問題から、2006年3月18日のダイヤ改正から、押上・半蔵門線方面への区間準急が準急に名称変更され、浅草駅・北千住駅発着専用の種別となった。同時に運転区間も浅草駅 - 北千住駅間、東武動物公園駅 - 太田駅間に延長され浅草駅発着が主となった。北千住駅発着は朝夕に限定され、2009年6月6日に北千住行きが、2013年3月16日に北千住始発が廃止された。その後、北千住行きは2013年に、北千住始発は2017年4月21日にそれぞれ復活した。昼間時間帯の浅草駅 - 久喜駅間は廃止となり浅草駅 - 竹ノ塚駅間の普通列車に格下げされた。区間急行同様に北千住駅発着も「区間準急」であり「準急」とはならない。2020年6月6日のダイヤ改正で伊勢崎線太田駅発着が廃止され、館林駅発着に短縮となった。 平日朝の下りに、前記の区間急行の折り返しとして地下鉄半蔵門線直通車両(30000系の直通対応車または50050型)が使用される列車が1本存在したが、2013年3月16日のダイヤ改正で急行となりこの運用は廃止された。
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区間準急
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 18:30 UTC 版)
2004年12月11日ダイヤ改正で快速急行とともに新設された種別。種別色は水色。 代々木上原駅 - 梅ヶ丘駅間の複々線化に伴う東北沢駅の地下化工事の過程における待避設備の撤去によりすでに下り緩行線が完成している複々線区間の東端である梅ヶ丘駅まで速達列車の待避ができなくなったことから、新宿駅 - 梅ヶ丘駅間で優等列車より先行して一列車あたりの線路占有時間拡大を抑え、梅ヶ丘駅以西の各停本数を維持する目的で設定された。そのため各停を追い抜くことはなかった。 元々は、東北沢駅で急行・多摩急行の待避を行っていた各停の時刻で、日中の列車における新宿駅 - 代々木上原駅間の時刻は、かつて1時間に2本運転されていた新宿駅発着の準急(2000年12月ダイヤ改正で千代田線直通となり、2002年3月ダイヤ改正で多摩急行に格上げ)から転用している。このため、代々木上原駅で新宿駅には直通しない多摩急行と連絡することで、多摩線方面から新宿方面への需要を確保するとともに快速急行の新設に伴い新宿駅 - 新百合ヶ丘駅間で減便となった急行の需要をカバーする役割も担っていた。主に新宿駅 - 唐木田駅間での運行だったが、一部は成城学園前駅・向ヶ丘遊園駅・本厚木駅・伊勢原駅・新松田駅発着の列車も存在した。なお、元々が各停の時刻であり停車駅も急行より各停に近い性格だったこともあってほとんどの列車が各停用の8両編成での運転であり、新宿駅では各停が使用する地下ホームからの発着であった。 2016年3月26日のダイヤ改正にて全廃となった。 停車駅新宿駅・代々木上原駅・下北沢駅・梅ヶ丘駅以遠の各駅
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区間準急
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:25 UTC 版)
1998年から2003年まで運行。 池袋駅 - 練馬駅間のみを通過運転する種別で、平日の朝の上下列車に設定された。1998年3月26日のダイヤ改正で、有楽町線直通列車設定に伴い池袋駅への直通列車が大幅に減少した中村橋駅・富士見台駅・練馬高野台駅から池袋駅への利便を図るために設定されたが、2003年3月12日のダイヤ改正で消滅した。 運転区間は池袋駅 - 所沢駅・小手指駅・飯能駅(下り1本のみ)・西武秩父駅間(シーズン時下りのみ)で基本的に10両で運転していたが、西武秩父駅行きのみ小手指駅で前の2両を切り離していた。 種別表示色は、旧字幕では「区間」が黄色地に黒文字、「準急」が緑色地に白文字であった。また、3色LED表示機では、無点灯の地に緑色の文字で、「快速」や「準急」と同じであった。なお、新2000系などで交換された新しい字幕でも「区間準急」は削除されず、旧幕時代にはなかった石神井公園行きや保谷行きなどの表示が追加されている。新しい表示は黄緑色地に白文字、英文種別表記は「S.SEMI EXP.」となっている。また表示できるスペースが限られるとき、「区準」と略していた。なお3000系には区準幕が装備されておらず運用に入ることはなかったが、2008年の幕交換時に空コマ部分に追加された。 現在でもダイヤが乱れて池袋線と西武有楽町線の直通を中止したときに、中村橋駅・富士見台駅・練馬高野台駅に停車する列車の本数が激減することを救済する目的で「準急」が練馬駅から「各停」に変更されたり、上りの地下鉄直通「各停」が練馬駅から池袋駅行き「準急」に変更されたりすることがあるが、基本的に「区間準急」としては案内されない。 なお、池袋駅・練馬駅の発車案内標で、「区準」と表示され、『区間準急池袋行きが10両編成でまいります』などと自動放送が流れることもあるが、車両側には表示されない。
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