主な「場違いな工芸品」
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「ゼロの使い魔の用語一覧」の記事における「主な「場違いな工芸品」」の解説
破壊の杖 アメリカ製の携帯式対戦車ロケットランチャー、M72 LAW。才人がハルケギニアに召喚される30年ほど前、オスマンがワイバーンに襲われた際に地球から召喚された兵士がこれを使用してワイバーンを吹き飛ばしオスマンの窮地を救うが、既に重傷を負っており程なく死亡。オスマンは彼が使用したLAWを彼の墓に副葬品として埋葬し、未使用のもう1本を「破壊の杖」と名付けてトリステイン魔法学院の宝物庫に保管した。誰もその使用法も効能も知らなかったが、第1巻で存在を聞きつけたフーケに盗まれ、才人がフーケのゴーレムを破壊するのに使用した。発射機は取り戻したが、LAWは使い捨てのため使用不能である。 第13巻で上記の兵士も「虚無」の呪文「世界扉」によって召喚されたらしい事が明らかになった。 竜の羽衣 第二次世界大戦直前に大日本帝国海軍で開発されたレシプロエンジン式艦上戦闘機、ゼロ戦。シエスタとジェシカの曾祖父でもある佐々木武雄海軍少尉が飛行中、ハルケギニアの聖地付近に召喚され、そのまま燃料切れになるまで西に向かって飛び続けてタルブ村近くの平原に着陸した。ハルケギニアを訪れて間もない頃に佐々木少尉が貴族に依頼して「固定化」の魔法を施したため、当時の状態のまま佐々木少尉が建てた神社風の格納庫に眠っていた。「竜の羽衣」と呼ばれていたが、燃料のガソリンが切れていた為に飛ばすことはできず、才人が召喚されるまでは「インチキ」扱いされていたが、才人とコルベールによって「錬金」魔法で石炭からガソリンを生成することが可能になったため、再び飛べるようになった。本来は単座(1人乗り)だが、通信する相手がいないため使用しない無線機を廃棄するなどして、才人とルイズが出撃する際は無理矢理2人乗りしている。 タルブ村での初戦闘においては、アルビオン軍の竜騎士隊を全滅させる戦果を挙げた。その際弾切れを起こしているが、ハルケギニアには機銃弾を量産する技術が無いため、コルベールの発明品である「空飛ぶ蛇くん」を複数装備して戦力を補っている。 アニメ版でもタルブ村での戦闘で戦果を挙げたが、中破して不時着、その後はトリステイン魔法学院の広場に置かれることとなった。原作同様、この時に機銃は弾切れを起こしているのだが、第二期のアルビオン戦時でも機銃を使用している。 イギリス製の小銃 木製銃床から箱型の弾倉が突き出ており、遊底に"ENGLAND ROF"(ROF=Royal Ordnance Factoryの略)と刻印が刻まれている。それらの事からリー・エンフィールドシリーズと推測される。 AK47小銃 旧ソ連製のアサルトライフル(AK-47)。ロマリアのカタコンベに保存されていたもので、才人はデルフリンガーのアドバイスを受け、ガンダールヴの「槍」としてこの銃を携行した。アニメ版では登場しない。 タイガー戦車 第二次世界大戦中にナチス・ドイツが開発した重戦車で、防御力・攻撃力共に当時の連合国(米英ソ)の戦車部隊にとっては脅威的、というより恐怖の存在であった。第13巻のイラストでは鉄十字マークと車体番号はともに砲塔にあるのに対し、本文中の記述では鉄十字マークは車体で、車体番号は砲塔になっており、矛盾が生じている。 ジュリオはロマリアにてこれを才人に譲る際、車に大砲を乗せるという発想と精巧なカラクリに感嘆するかのようなセリフを言っている。ハルケギニアの技術力ではこの戦車砲に用いる砲弾(徹甲弾や榴弾)や補修用の各部品は製造できない。 第14巻にて才人はコルベールたちの協力を得て使用。88mm砲の火力にものを言わせてヨルムンガントを全滅させた。88mm砲の火力が鎧にかけられた「カウンター」の想定限界を軽く超越していたため、ヨルムンガントの鎧にかけられた「カウンター」で砲弾が弾かれなかった。なお徹甲弾を鉄鋼弾と誤植されている。 その後はオストラント号に搭載され、主砲として使われる。 アニメ版では虎街道の戦いがカットされた為、登場しない。 大いなる槍 アニメ3期最終回でヨルムンガントを倒すのに使用した大砲。 原作と異なり、この口径の砲弾でも「カウンター」を貫けなかった為、ルイズの「ディスペル」を砲弾にかけることで貫いた。 使用している砲弾は弾頭が黒色なことから徹甲弾(榴弾は黄色)。 Fでも飛空艇に搭載されて対エンシェントドラゴン戦で使用されている。 自動拳銃 ロマリアのカタコンベに保存されていたシグ社製で装弾数15発の拳銃。才人はAK小銃の他にこの拳銃も密かに携行していた。第15巻でこの銃を使い、シェフィールドとの戦闘を制した。アニメ版FではSIG SAUER P220で、ジュリオから直接渡された。 無銘の刀 デルフリンガーを失った才人が代わりに使う日本刀。無銘だが、強力な硬化と固定化の魔法がかかっており、切れ味は鋭い。 デルフリンガーの刀身が砕け散った際、この刀に乗り移ったことで、デルフリンガーの新たな器になった。何重もの地金の折りたたみにより、器としてはかなり扱いにくいらしい。 アニメ版では登場していない。 原子力潜水艦 竜の巣近海に沈んでいるロシア製の原子力潜水艦。既に錆だらけで核燃料も損失している為、原潜そのものは使い物にならないが、東西冷戦の遺物である核兵器が搭載されている。発射システムは使えないが、安全装置の除去などの問題をクリアすれば核そのものの使用は手動でならば可能。教皇はこれを地球侵略に用いようとしており、あわや核戦争寸前の所だった。 ノートパソコン 正確には「場違いな工芸品」とは異なるが、便宜上ここに記す。 才人が召喚された時に一緒にハルケギニアに持ち込まれた物。第1巻で才人がルイズに対し、自分が異世界人であることの証明として使ったが、それ以降バッテリー切れもあり長らく放置されていた。第13巻でコルベールに預けられ、「錬金」を応用することで電気の供給が可能になり、再び起動させることができた。 インターネットへの接続が可能で、そこには才人の母親や友人から送られた電子メールが届いていて、才人が地球では既に1年以上の間、行方不明扱いになっていることが判明している。 アニメ版では召喚の時に地球に取り残されたため登場していない。
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