リウイ・パーティー
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「魔法戦士リウイ」の記事における「リウイ・パーティー」の解説
リウイ 声 - 小西克幸 本作の主人公。魔術師ギルドで育った少年。新王国暦521年時に18歳。屈強な肉体を持ち、野性味あふれる性格。様々な知識を必要とする魔法よりも、後先考えずなりふりかまわず本能的に拳を振り回す肉弾戦を好む。後に(セカンドシーズン『剣の国の魔法戦士』)オーファン国王リジャールの庶子であることが明らかになるが、アニメ版では不明。普段はやや間の抜けたところもあるが、苦境に陥るほどに活き活きとし、誰も想像もしないような型破りなやり方で次々と危機を乗り切っていくトリックスター。なぜかエルフに強い憧憬を抱いており、『呪縛の島の魔法戦士』では、ハイエルフであるディードリットにアプローチをかけ続けていた。頻繁にトラブルに巻き込まれるが、それはもはや特殊能力扱いされている。 冒険に出る前は自身の境遇に対しその適性が魔術師に不向きである事から来る将来への強い閉塞感等を覚え、それらを発散する為に夜な夜な歓楽街に繰り出しては酒と喧嘩と女で大暴れしていた。しかし見境無く暴れていた訳ではなく、弱い相手や女性に無理強いすると言った事は決してしない。 母親代わりともいえるジェニからは「父親に比べればずっと紳士的」と評されている。 また、豪放磊落なようでいて実際には強い責任感を持っており、自身の軽率な行動でアイラを指輪の虜囚にしてしまった事を痛烈に後悔し、それまでとは打って変わった情熱で不得意な魔術の修行に打ち込む姿が描かれている。 小説最終巻にて『ファーラムの剣』を手にし、魔精霊アトンに最終決戦を挑み倒した。 小説版では赤ん坊のリウイを預けて出奔した母親がハーフエルフらしく、それが本当なら彼自身はエルフとのクォーターになる(ソード・ワールドRPGの設定に準ずるならば、「クォーターエルフ」は存在しないため「単にエルフの血が流れている人間」となる)。リウイ自身には実の母親の記憶はないが、エルフに強い憧憬を抱く理由として匂わされている。 ミレル 声 - 川上とも子(ゲーム『ヒーローズファンタジア』では松岡由貴) 本作のヒロイン。盗賊ギルドに所属するシーフの少女。新王国暦521年時に16歳(『剣の国の魔法戦士』旧版のデータ・セクションによる。以下注釈がない場合同じ)。ギルドに買われた孤児で、幼少時は成長が遅く、見た目が良くなかったため、娼婦(兎)ではなくスリ(猫)や暗殺者(蛇)として教育され、優秀な盗賊(穴熊)となった。当初はリウイを嫌っていたが、後に彼を愛するようになる。恋敵となるアイラには、生まれ育ちや体型などの面でコンプレックスを抱いているが、同時に同じ相手を好きになった者として共感するものを持っている。 小説最終巻にて、最終決戦の後から急に成長し始めたらしく、リウイと再会した時には立派な女性になっていた。 アニメ版ではシーフというよりは何でも屋のフリーターとして描かれ、バイト先は魚屋・メイド・ショーダンサーと多彩すぎて、ミレルが熱を出して寝込んだとき代わりを引き受けたメリッサを悩ませた。 ジーニ 声 - 高山みなみ オーファンの北部、ヤスガルン山脈の小部族・アリド族の出身。頬を中心に墨で描かれた独特の紋様を持つ。新王国暦521年時に24歳。元傭兵で、大剣を扱う一流の女戦士。事あるごとにリウイを「素人」呼ばわりするが、やがて彼の成長を認めるようになる。 一見した印象や立ち居振る舞いは非常にクールで、現実的な判断を常に行う等、頼り甲斐のあるように見えるが、実際には非常に情が深く、特に男性に対して強く依存してしまう面があり、それが元で大きな失敗を重ねていた過去がある。 仲間の女性陣の中では唯一男性経験がある。 メリッサ 声 - 井上喜久子 戦の神マイリーの神官。新王国暦521年時に19歳。生家は隣国ラムリアースの貴族で、本名はメリサリム・ディブロー(ただし、実家を飛び出した際に姓は捨てている)。神の啓示を受け、不本意ながら「勇者リウイ」に仕えることになるが、次第に彼にも(自分の理想とはかけ離れたものではあるが)勇者の資質がある事を認めていく。 かつてアトンを封印したカストゥール最強の魔法戦士レパース(アレスタス)の末裔でもある。 アイラ 声 - 矢島晶子 リウイの同僚で幼馴染の女魔術師。リウイより2歳年上(ファーストシーズン時、20歳)。実家はオーファンでも有数の商家である「アウザール商会」。兄が一人いる。魔法の道具のコレクターで、知識も豊富だが、語りだしたら容易には止められないらしい。愛用している眼鏡も魔法の力を持っている。以前からリウイに恋心を抱き、ファーストシーズン終盤でミレルを交えた三角関係の末にリウイの婚約者になるが、小説最終巻で身を引いた。 ファーストシーズン最終巻で指輪に封印されてしまったが、セカンドシーズン最終巻にて復活を遂げた。 小説最終巻でリウイを助けるために大量の冒険者達に『アトンを見に行くだけで大金を払う』という法外な依頼を出したため、アウザール商会は破産してしまった。 だが、かなりの数の冒険者との繋がりを持てたため、最終決戦後には新しい事業を立ち上げると話していた。 ティカ ブルム族出身の竜司祭(ドラゴンプリースト)。セカンドシーズン『湖岸の国の魔法戦士』で、リウイが従えることになった幼竜の世話をしている。自らも竜になること目指しており、人間的な感情をあまり表に出さず、人里離れた場所では野性的な生活をしている。崇拝する竜を従えているリウイに対しても、尊敬し従属的な態度を見せる。 書下ろしである『煙火の島の魔法戦士』にて、リウイパーティーより離れ、成竜となったクリシュの新たな支配者となった。 小説最終巻にて、アイラの呼びかけにより最終決戦に馳せ参じた。 クリシュ リウイが竜の爪によって服従させ支配している幼竜。念話のような形でリウイと意思疎通できる。 竜司祭の部族の先代の族長で、竜魔法シェイプドラゴンによって変身竜として暴れて「邪竜」と呼ばれた。リジャール、カーウェス、ジェニの3人に退治され、転生の魔法で転生竜の卵になっていた。卵は部族の村で保管されていたが、卵から孵っても老竜(エルダードラゴン)に成長するまでは人間だった頃の記憶が戻らず食欲のままに同じ部族の村を襲う危険性があったため、リウイが竜の爪をクリシュに打ち込んで支配することになった。 幼竜(インファントドラゴン)から成竜(レッサードラゴン)に脱皮すると、埋め込まれた爪が取れるため再び爪を打ち込んで支配する必要がある。 『煙火の島の魔法戦士』にて、成竜となり爪が抜け落ちたが、ティカによって再び爪を打ち込まれて支配下に置かれた。 シャザーラ エレミアの初代国王が使ったというランプの魔人。言い伝えによれば、ファリス神とファラリス神によって人間の欲望と自制心を見定めるために作られたという。 3つの願いを叶えることで、ランプより封印が解かれるということだったが、3つ目の願いを叶えた瞬間、古代魔法時代の一人の魔術師が、無限の魔力の塔の魔力を利用して作った指輪に再封印されてしまっている。 現在その指輪はアイラが所有する事になり、アイラはその魔力と知識を利用することが可能になった。 この魔神の正体は知識の魔神(ナレッジ・デーモン)であり、非常に広範な知識を有している。ただし、必要な答えを得るには正しく質問しなければならない。 ただし、その知識を得るためには、質問をする対象の記憶を奪い取ってしまうという代償を払わなければならない。
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