ハウスこども名作劇場とは? わかりやすく解説

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ハウスこども劇場

(ハウスこども名作劇場 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/15 06:06 UTC 版)

ハウスこども劇場(ハウスこどもげきじょう)は、1978年10月 - 1983年2月にかけて、テレビ朝日系列に断続的に設けられていた、ハウス食品工業(現:ハウス食品)1社提供による子供向けテレビドラマ枠。

放送時間は、1978年10月から1980年3月までは毎週日曜9:30 - 10:00、1980年9月から1983年2月までは毎週火曜19:30 - 20:00(いずれもJST)。

概要

便宜上、項目名は『ハウスこども劇場』としているが、後述の通り放送期間中に度々枠名が変更されており、放送末期に複数社提供体制に移行[1]してからは、ハウスの名を除いた『こども傑作シリーズ』とされた。

ハウス食品が「家のマーク」(現在は「h」マーク)を社紋にしていた1980年までは、番組開始時にオープニングキャッチが設けられていた。内容は丘の上にある一件の家が映され、その家が「家のマーク」に変わるアニメーションに、「この番組は、家のマークでお馴染みのハウス食品工業の提供でお送り致します。」というナレーションを合わせたもので、マーク変更後はナレーションも「楽しい家庭料理で世界を広げるハウス食品の提供でお送りします。」へと変更された。このオープニングキャッチは『こども名作劇場』への改題に伴って廃止され、以降はオープニングの終了後に提供クレジットが表示される形式に移行した。

放送された主な作品

ハウス子供おはなし劇場

1980年9月2日 - 1981年3月24日

放送再開に際し、枠名をそれまでの「ハウスこども劇場」より改題。BBCが制作した、「世界の名作」を中心に放送された。

進行役として、当時ハウス食品のCMに出演していた西城秀樹河合奈保子が進行役として起用された。西城と河合は本編のオープニングとエンディングに顔出し出演。エンディングでは「ナーイナイ」がキャッチフレーズだった。

ハウスこども名作劇場

1981年4月7日 - 1982年3月9日

  • アンデルセンの人魚姫(1981年4月7日)
  • 眠り姫(4月14日)
  • バラになったお姫様(4月28日)
  • 子どもの日スペシャル・ヘレン・ケラー物語・愛と光の天使(5月5日)
  • クラムの魔法使いと凍ったお城(5月12日)
  • 魔法の透明マント(5月19日)
  • 女王様のロボット(5月26日)
  • お姫様とハリネズミ(6月2日)
  • 不思議な魔法の薬(6月9日)
  • まぬけな魔法使い(6月23日)
  • ずるい王様と大きなマント(6月30日)
  • ソロモン王の指輪(7月7日)
  • 王様と不思議なゴリラ(7月14日)
  • 北風に消えたバラ姫(7月21日)
  • ピーターとガチョウの金の卵(7月28日)
  • 王様と泥棒の知恵比べ(8月4日)
  • 恐竜の城とお姫様(8月11日)
  • 子象と幸せのねずみ(8月18日)
  • 悲しい鼻のお姫様(8月25日)
  • 魔法の音楽パズル(9月8日)
  • ひげの乞食とわがままなお姫様(9月22日)
  • 笑いを忘れたお姫様(10月6日)
  • 王女様と人形姫(10月20日)
  • 双子の王子と悪魔の囁き(10月27日・11月3日・11月10日・11月17日)
  • 若葉の天使キジー(11月24日・12月1日・12月8日)
  • マッチ売りの少女(12月15日)
  • アニメスペシャル・愛のクリスマスプレゼント・小さなラブレター・まり子とねむの木の子供たち(12月22日。20:54までの90分番組として放送)
  • 黒馬物語(1982年1月5日・1月12日・1月19日・1月26日・2月2日・2月9日・2月16日・2月23日・3月3日・3月9日)

こども傑作シリーズ

1982年3月16日 - 1983年2月22日

現代創作児童文学を原作とした、1話完結の作品を中心に放送。ドラマ制作を東映が手がけていたことから、東映東京撮影所周辺でのロケも多く見られ、『チョコレート戦争』では大泉学園に実在する洋菓子店のナカタヤ(中田家)が、店名もそのままに登場している。

この時期にはストーリーテラーとして、木内みどり(肩書は「おはなし」…「薫は少女」では結婚式に臨む姉・幸子の着付けを担当する役など、本編のオープニングとエンディングに顔出し出演。エンディングでは右腕を頭の後ろに回して「さよなら~」と手の平を動かす独特の挨拶をしていた)が1982年9月まで起用され、木内の降板後には岸田今日子(肩書は「語り手」…顔出し出演なし)が後任を務めた。

  • 3月16日 「宿題引き受け株式会社」原作:古田足日 脚本:秋田佐知子 監督:山際永三
  • 3月23日 「チョコレート戦争」原作:大石真
  • 3月30日 「東京から来た女の子」原作:長崎源之助
  • 4月6日 「行け!少年探偵団」原作:砂田弘
  • 4月13日 「この犬を探してください」
  • 5月4日 「キャプテンはつらいぜ」原作:後藤竜二
  • 5月11日 「四年三組のはた」原作:宮川ひろ
  • 5月18日 「それ行け!ズッコケ三人組」原作:那須正幹 
  • 5月25日 「太った君とやせた僕」
  • 6月1日 「おかあさんのつうしんぼ」原作:宮川ひろ 脚本:田口成光 
    • 夕子 水沢眞子
    • 小学校教員をしている母 岩倉高子
    • 自閉症の美佐 菊地寛子
  • 6月15日 「水色のジュン 怒りの変身の女」原作:中島信子 脚本:鷺山京子 監督:山際永三
    • ジュン 牛崎照美
    • ジュンの母 真屋順子
    • 無口で暗い少年・洋 堀田秀康
  • 6月22日 「ガキ大将行進曲」 原作:塩沢清 
    • 田舎から来た転校生・幸太 大谷輝彦
    • 影が薄くなったガキ大将 杉本浩一
  • 6月29日 「UFOに乗ってきた女の子」原作:さねとうあきら 脚本:横田与志 監督:小山幹夫
    • 養護施設に入園したミミ 井沢明子
    • マコト 浜田研一郎
  • 7月6日 「泣き虫魔女先生」(前編)原作:浅川じゅん 脚本:中島信昭 監督:小山幹夫
    • 新卒の女性教諭・永野先生 斉藤とも子
    • ヤチ 谷村隆之
    • 足が不自由なテツヤ 玉木潤
  • 7月13日 「泣き虫魔女先生」(後編)
  • 7月20日 「5年2組の宿題戦争」原作:浜野卓也 脚本:田口成光 監督:小山幹夫
  • 7月27日 「人魚がくれたさくら貝」原作:長崎源之助 脚本:秋田佐知子 監督:山際永三
    • サチコ 黒木しのぶ
    • テツジ 吉野広昭
    • シンキチ 池田進
    • 母スズエ 北林早苗
    • 祖母タケ 三戸部スエ
  • 8月3日 「ズッコケ心霊学入門・探検お化け屋敷」原作:那須正幹 脚本:中島信昭 監督:山際永三
    • ハチベエ 橋満耕司 
    • 年下の転校生・浩介 塩見健治
    • 心霊研究家 仲谷昇
  • 8月10日「行け 少年探偵団Ⅱ・消えた父親を探せ」原作:砂田弘
    • カオル 牛崎照美
    • 健 鈴木敏基
    • 京二 剣弘紀
    • いじめられっ子・雪子 山岡まゆ子
  • 8月17日「キャプテン らしく行こうぜ」原作:後藤竜二
    • エース吉野 柿原栄一
    • キャプテン ユー君 長田恒義
    • ツッパリ秀治 大集清史
  • 8月24日「わたしのママはしずかさん」原作:角野栄子
  • 8月31日「おじさんは原始人だった」原作:大原興三郎
  • 9月7日「薫は少女・おてんば娘は正義感編」原作:中島信子 
  • 9月14日「薫は少女・燃え尽きた18年編」
  • 9月21日「算数病院事件」 原作:後藤竜二
    • 成績優秀な秀夫 上野郁巳
    • 勉強が出来ない鉄二 大小原繁
    • 秀夫の母 西川ひかる
  • 9月28日「ぼくのおやじ 消えた子ども部屋」原作:吉田とし 
  • 11月2日「ズッコケマル秘大作戦」原作:那須正幹 
    • ハチベエ 橋満耕司
    • ハカセ 伊藤彰憲
    • 美少女マコ 塩月徳子
  • 11月9日「おとうさんのつうしんぼ」原作:宮川ひろ
  • 11月16日「キャプテンがんばる ボロ猫・優勝かも!?」原作:後藤竜二
    • 最下位野球チームキャプテン・ユーくん 長田恒義
    • ニカちゃん 塩見憲治
    • 洋太 藤森政義
  • 11月23日「おにのような女の子・家出はつらいよ」
  • 11月30日「僕は小さなカメラマン」原作:久保喬
  • 12月7日「もしもし、こちらオオカミ」原作:上野瞭[2]
  • 12月14日「星から来た大泥棒・発明塾バンザイ」原作:手島悠介
    • ノボ 三須志雄
    • 絵字村先生 朝比奈尚行
  • 12月21日「行け!少年探偵団Ⅲ・盗まれた答案用紙」原作:砂田弘
    • 健 鈴木敏基
    • 京二 剣弘紀
    • 野村先生 平井一幸
    • 守 富井克則
    • カオル 牛崎照美
    • 和夫 畔上親
  • 1983年1月11日「さようなら うみねこ」
    • 修一 谷村隆之
    • 転校生・海野ミネ子 菊地寛子
  • 1月18日「先生しごいたる!モヤシ先公の変身」原作:肥田美代子
    • 徳川先生 古代一平
    • 徳川先生の母 東恵美子
    • 公平 吉田英樹
  • 1月25日「あんぱん110番・お父さんの味は日本一」原作:槻野けい
    • 転校生ルミ 中村和泉
    • テツオ 末吉巧
    • パン屋の父 はせさん治
  • 2月8日「バレンタインの贈り物・父と子の涙」
  • 2月15日「ぼくのとんちんかん・熊撃ちじいさんの夢」
  • 2月22日「お母さんの生まれた家・母と子の再会」


主題歌

『こども名作劇場』時代
  • 「夕陽のメロディー」
作詞 - 竜真知子 / 作曲 - 馬飼野康二 / 歌 - かおりくみこ
日本コロムビアから発売。当時のジャケットに書かれている題名には、「ハウス」の冠は省かれていた。
『こども傑作シリーズ』時代
  • 「ぼく・ボール」
作詞 - 保冨康午 / 作曲 - タケカワユキヒデ / 歌 - 日高美子&ザ・ジョイフル
これもコロムビアから発売。

脚注

  1. ^ 本番組の放送期間中に、ハウス食品が『The・かぼちゃワイン」を一社提供した絡みによるもの。
  2. ^ もしもし、こちらオオカミ”. テレビドラマデータベース. 2019年11月25日閲覧。
テレビ朝日系列 日曜 9:30 - 10:00
前番組 番組名 次番組
ハウス世界名作劇場
(1978年10月 - 1980年3月)
  • ※本番組よりテレビ朝日制作
ドラえもん
(1980年4月 - 1981年9月)
  • ※1時間繰り下げ
テレビ朝日系列 火曜 19:30 - 20:00
夏休み人気アニメ大行進
(1980年7月 - 8月)
  • ※19:00 - 20:00
ハウス子供おはなし劇場
(1980年9月 - 1981年3月)

ハウスこども名作劇場
(1981年4月 - 1982年3月)

こども傑作シリーズ
(1982年3月 - 1983年2月)
愛してナイト
(1983年3月 - 1984年1月)

ハウスこども名作劇場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 20:52 UTC 版)

ハウスこども劇場」の記事における「ハウスこども名作劇場」の解説

1981年4月7日 - 1982年3月9日 この時期には進行役として、当時ハウス食品CM出演していた西城秀樹河合奈保子本編オープニングとエンディング顔出し出演エンディングでは「ナイナイ」で終了)が起用された。 アンデルセン人形姫(1981年4月7日眠り姫4月14日バラになったお姫様4月28日子どもの日スペシャル・ヘレン・ケラー物語・愛と光の天使5月5日クラム魔法使い凍ったお城5月12日魔法透明マント5月19日女王様ロボット5月26日お姫様ハリネズミ6月2日不思議な魔法の薬6月9日まぬけな魔法使い6月23日) ずるい王様大きなマント6月30日ソロモン王指輪7月7日王様不思議なゴリラ7月14日北風消えたバラ姫(7月21日ピーターガチョウ金の卵7月28日王様泥棒知恵比べ8月4日恐竜の城とお姫様8月11日) 子象と幸せのねずみ8月18日) 悲しい鼻のお姫様8月25日魔法音楽パズル9月8日) ひげの乞食とわがままなお姫様9月22日笑い忘れたお姫様10月6日王女様と人形姫(10月20日双子の王子悪魔の囁き10月27日11月3日11月10日11月17日若葉天使キジー11月24日12月1日12月8日マッチ売りの少女12月15日アニメスペシャル・愛のクリスマスプレゼント小さなラブレターまり子ねむの木の子供たち(12月22日20:54までの90分番組として放送黒馬物語1982年1月5日1月12日1月19日1月26日2月2日2月9日2月16日2月23日3月3日3月9日

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