ハウスで金字塔
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1975年、日本クラウンに移籍。芸名を「松原愛」とし、『雪の朝』でソロデビュー。その後“CM界の黒澤”こと大林宣彦が演出を手がけたTOTOホーローバスのCMに出演し、3代目“おさかなちゃん”となる。続いて1976年11月、大林が数年前から温めていた企画『HOUSE ハウス』のラジオ番組に生出演、翌1977年には大林の初監督作となる東宝映画『HOUSE ハウス』にて、七人の少女(ハウスガールズ)の一人“ガリ”に抜擢され、主役デビューを果たす。 大林と組んだこの松原の初主演作は併映作で当時絶頂だった百友映画『泥だらけの純情』を喰うほどの長蛇の列を生み出し、そのアヴァンギャルドな作風は製作背景やメディアミックス手法も手伝い極端な賛否両論を生むカルト的人気を博し、その後の自主映画人に多大な影響を及ぼした。続いて『瞳の中の訪問者』『ねらわれた学園』と出演し、初期大林映画の象徴的存在となる。松原の才は現代劇に留まらず、1980年、アメリカNBCテレビドラマ『将軍 SHŌGUN』で三船敏郎と共演、同年の黒澤明監督『影武者』にも出演し、実質映画三本目にして第33回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した。
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