ハウスの部下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 01:56 UTC 版)
放送開始からハウスの部下であったが、シーズン3後半のフォアマンの辞職の流れで、最終的に全員ハウスの下を去った。その後、シーズン4でフォアマンは復職し、残りの2人も部下では無いがレギュラーではある。シーズン6ではまたこの3人がハウスの部下として活躍する。 エリック・フォアマン (Eric Foreman) 演 - オマー・エップス、日本語吹替 - 勝沼紀義 解析医療部門医師、神経内科医師 ハウスの部下。アフリカ系アメリカ人。ジョンズ・ホプキンス大学を首席卒業した優秀な医師。医学・医療的観点からよくハウスに反対意見を述べる。とくに人種差別的な言動をする人物に嫌悪感を抱くなど倫理観は人一倍があるが、一方で皮肉屋で、時に度が過ぎることがある。また、狡猾でキャメロンの論文を盗んだこともあった。 出自は貧民層で、10代の頃は盗みなどの犯罪行為に手を染めていた。あるきっかけによって猛勉強し、大学合格を勝ち取って才能を開花させた経緯を持つ。そのため、大学に入る前の自分を嫌い、そのことに触れられることを嫌がる。 患者の命を守るためなら手段を問わないハウスと衝突することが少なくないが、ハウスの医者としての能力は認めている。しかし自分がハウスのような人間になることを恐れている。シーズン3では、ある子供に対して独断的な治療を行い、その事実から、いよいよ自分がハウスに成り掛けていることを嫌悪しプレインズボロ病院を去る。その後、ニューヨークの病院に就職したが、そこで独断的な治療をしてしまう。結果として患者の命は救えたが、許されない行為だとして、クビを宣告され、再びプレインズボロに戻ってくる。その後は、ハウスの部下という立場だが、前とは違い新しい部下の面々よりは上の立場で、ハウス不在時の代理的な役割を務めている。 最終シーズンでプレインズボロ教育病院の院長となりハウスの上司になる。最終話において、死んだはずのハウスが生きていることに気づき優しく笑みを浮かべる。 アリソン・キャメロン (Allison Cameron) 演 - ジェニファー・モリソン、日本語吹替 - 藤本教子 解析医療部門医師、免疫学医師 ハウスの部下。倫理的な面や女性的観点からハウスとよく衝突する。人道主義者的な性格により、精神的、社会的に孤立されている者に惹かれやすく、余命幾許もない男性と結婚した経験がある。また患者に対してもそれは同様であり、身寄りのない末期患者と親しくなることをウィルソンに制止された際、「善良な人間の死は無視されるべきでない」と反論していた。同じく社会的に孤立しているハウスに惹かれ一時付き合いかけるが、ハウスにもそのことを指摘され、上司と部下の関係にとどまる。その後、チェイスと身体の関係のみを求め、チェイスもそれに応じるものの、恋愛関係としての付き合いにしようとした彼を拒否した。 フォアマン辞職の一件でチェイスがクビになり、自身も辞職した。その後は、プレインズボロ教育病院の救命救急(ER)に勤めている。ハウスとの直接の関係は無いが、彼によくちょっかいを出され、シーズン5では院長代理に指名されるなど、何らかの形で関わる。また、チェイスとは本格的に付き合うようになり、同棲するようになる。そしてシーズン5の最終話で彼と結婚するが、シーズン6でチェイスの患者殺しを知り別の土地へ行ってやり直すことを提案。しかし、チェイスがハウスのもとに残ることを選択したため別居後離婚する。 最終話ではシカゴのER部長になっていることが語られ、結婚して子供をもうけている。 ロバート・チェイス (Robert Chase) 演 - ジェシー・スペンサー、日本語吹替 - 興津和幸 解析医療部門医師、集中治療医師、外科医師 ハウスの部下。オーストラリア出身でオーストラリア訛りで話す。医者としての能力は他の部下2人と比べるとやや低く、基本的にハウスには肯定的で、他の2人と比べて反対をしない。だがハウス並みのひらめきで事態を好転させることがあり、シリーズを重ねるごとに成長していった。シーズン2の2話の時点で30歳。父は著名な医者で裕福な家庭で育ち、神学校に通った経験もある。幼い頃に両親が離婚し、母に引き取られるも10代の頃にアルコール中毒で死亡。そのことで父と確執があったが、後に父が会いに来たときに彼が末期癌であることに気付かず、悩んだこともあった。 シーズン2においてキャメロンと肉体のみの関係として付き合うようになるが、彼女に好意を持つようになり後に結婚。しかし、シーズン6である患者を意図的に見殺しにした事により苦悩し、キャメロンと共に別の土地へ行くか留まって成長するかの選択を迫られ診断科(解析医療部門)に残ることを選ぶ。 フォアマン辞職の一件で、自身には何の不手際も無かったが、ハウスより唐突にクビを言い渡される。その後は、プレインズボロ教育病院の外科医になる。ハウスの部下だった時とは違い、自己を確立し反対意見も述べるようになる。また、裏からチームを支えるようになる。後に外科医の腕は病院一となり診断能力もチームを率いられるほどに成長。最終話ではハウスの跡を継ぎ解析医療部門部長となる。
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