ワシントン【George Washington】
【ジョージ・ワシントン】(じょーじ・わしんとん)
George Washington(1732年生~1799年没)
アメリカの軍人・政治家。
当初、英国の植民地であったアメリカ東部13州の独立運動で指導的な役割を果たし、1776年に13州が英国から独立した折には、連邦政府の初代大統領職を務めた。
その功績をたたえ、後述の通りアメリカ海軍の艦船名として何度か使用されている。
- USS George Washington(SSBN-598)
1959年に就役したアメリカ海軍の弾道ミサイル原潜。
同型艦に「パトリック・ヘンリー」「セオドア・ルーズベルト」「ロバート・E・リー」「エイブラハム・リンカーン」の4隻があった。
世界初の戦略潜水艦でもあった本艦及びその姉妹艦は、後継のイーサン・アレン級、ラファイエット級とともに「自由のための41隻(41 for Freedom)」と呼ばれた弾道ミサイル潜水艦隊の主力を構成し、冷戦下の水中核戦力におけるアメリカの優位の維持に寄与した。
船体はスキップジャック級攻撃原潜のものを流用しており、既に建造の進んでいた船体を切断して、新たにミサイル区画を挿入する方法で建造された。
そのため、建造当初は「スコーピオン(USS Scorpion SSN-589)」という艦名が与えられていたが、戦略潜水艦への改造・種別変更にともなってこの艦名に改められている。
なお、本艦及びパトリック・ヘンリー、ロバート・E・リーの3隻は、第二次戦略兵器制限交渉(SALT II)の発効により攻撃原潜へと種別変更されている。
本艦は1981年、九州西方の東シナ海で浮上した際、付近を航行していた日本の貨物船「日昇丸」と衝突して沈没させてしまう事故を起こしている。
このとき、(戦略哨戒任務についていることを秘匿するためか)本艦の乗員は日昇丸の乗員を救助せず現場を去った(なおかつ、アメリカ軍・政府が不誠実な対応を行った)ため、一時期日米関係を緊張させる事件ともなった。
【スペックデータ】
排水量
(水上/水中)5,959t/6,709t 全長 116.3m 全幅 10.1m 喫水 8.1m 予備浮力 12.6% 機関 原子力ギアードタービン 1軸推進(出力15,000shp)
ウェスティングハウス S5W加圧水型原子炉×1基
タービン×2基蓄電池 ガピーI型×126個 1群 最大速力
(水上/水中)16kt/22kt 潜行深度 213m 乗員 112名(士官12名、先任兵曹(CPO)12名、下士官・兵88名) 武装 ポラリスSLBM発射筒×16門
(UGM-27A(初期型)、UGM-27Cを搭載。)
Mk.59 水圧式533mm魚雷発射管×6門(魚雷12発)射撃指揮装置 Mk.80ミサイル用射撃指揮装置
Mk.84ミサイル用射撃指揮装置(改装後)
Mk.112水中射撃指揮装置(改装後はMk.112 Mod2)ソナー BQS-4、BQR-2B 電子戦装備 SS-2A、WLR-1
【同型艦】
艦番号 艦名 主造船所 起工 進水 就役 退役 SSN-589
→SSBN-598
→SSN-598スコーピオン
(USS Scorpion)
→ジョージ・ワシントン
(USS George Washington)エレクトリック
・ボート1958.11.1 1959.6.9 1959.12.30 1985.1.24 SSBN-599
→SSN-599パトリック・ヘンリー
(USS Patrick Henry)エレクトリック
・ボート1958.5.27 1959.9.22 1960.4.11 1984.5.25 SSBN-600 セオドア・ルーズベルト
(USS Theodore Roosevelt)メア・アイランド
海軍造船所1958.5.20 1959.10.3 1961.2.13 1982.12.1 SSBN-601
→SSN-601ロバート・E・リー
(USS Robert E. Lee)ニューポート
・ニューズ1958.8.25 1959.12.18 1960.9.16 1983.12.1 SSBN-602 エイブラハム・リンカーン
(USS Abraham Lincoln)ポーツマス
海軍造船所1958.11.1 1960.5.14 1961.3.11 1981.2.28 - USS George Washington(CVN-73)
ニミッツ級原子力空母の6番艦。1992年就役。
就役当時は、バージニア州ノーフォークを母港にしていたが、現在は太平洋艦隊に属し、前任のキティホーク(CV-63)に代わって日本の横須賀を母港としている。
艦の詳細なスペックはニミッツの項を参照されたい。
- USS George Washington
1798年にアメリカ海軍が購入したスループ船。
- SS George Washington
アメリカの外航客船。
第一次世界大戦及び第二次世界大戦の際には軍に徴用され、輸送艦として用いられた。
ジョージワシントン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/23 02:38 UTC 版)
ジョージワシントン (George Washington) とはアイルランドの競走馬、種牡馬である。2006年の2000ギニーやクイーンエリザベス2世ステークスなどに優勝した。世界の競馬界でゴドルフィンと肩を並べる勢力を持つクールモアの所有馬。生産者はケンタッキーダービー馬バーバロと同じ。
- ^ “The 2006 World Thoroughbred Racehorse Rankings”. IFHA. 2022年2月4日閲覧。
- ^ “The 2007 World Thoroughbred Racehorse Rankings”. IFHA. 2022年2月4日閲覧。
- ^ “BCクラシック、3歳馬カーリンがV”. netkeiba.com (2007年10月28日). 2011年9月5日閲覧。
- 1 ジョージワシントンとは
- 2 ジョージワシントンの概要
- 3 血統表
ジョージ・ワシントン
ジョージ・ワシントン(George Washington)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 09:25 UTC 版)
「デイ・オブ・ザ・テンタクル」の記事における「ジョージ・ワシントン(George Washington)」の解説
アメリカ合衆国建国の父の一人で初代大統領。桜の木を切った逸話が有名だがその動機には理由が…
※この「ジョージ・ワシントン(George Washington)」の解説は、「デイ・オブ・ザ・テンタクル」の解説の一部です。
「ジョージ・ワシントン(George Washington)」を含む「デイ・オブ・ザ・テンタクル」の記事については、「デイ・オブ・ザ・テンタクル」の概要を参照ください。
ジョージ・ワシントン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 08:38 UTC 版)
「元帥 (アメリカ合衆国)」の記事における「ジョージ・ワシントン」の解説
すでに述べたように、ワシントンは生前、中将に叙されていた。アメリカ建国200年に際し、アメリカ議会は、ワシントンに軍の最高階級として、陸軍大元帥の称号を贈ることを議決し、大統領に対し1976年7月4日付での昇進を求めた。1978年にアメリカ陸軍省はワシントンをその階級に叙している。また、同時にワシントンを序列最高位の軍人として扱う大統領布告がなされている。 陸軍大元帥(1919年制定、六つ星元帥)氏名・任官時の階級任官年月日任官時ジョン・パーシング大将 1919年9月8日 ヨーロッパ派遣軍総司令官 ジョージ・ワシントン中将 1976年7月4日 1799年死去
※この「ジョージ・ワシントン」の解説は、「元帥 (アメリカ合衆国)」の解説の一部です。
「ジョージ・ワシントン」を含む「元帥 (アメリカ合衆国)」の記事については、「元帥 (アメリカ合衆国)」の概要を参照ください。
「ジョージワシントン」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
アメリカ合衆国の大統領 | Ronald Reagan ジェラルド・R・フォード ジョージ・ワシントン グロバー・クリーブランド ジョン・クィンシー・アダムズ |
アメリカ合衆国憲法署名者 | ナサニエル・ゴーラム ジェームズ・マディスン ジョージ・ワシントン ジョン・ブレア ピアス・バトラー |
サラブレッド | グレイソヴリン スノーフェアリー ジョージワシントン フライングアップル ラッキーソブリン |
アイルランド生産の競走馬 | シーキングザベスト スノーフェアリー ジョージワシントン アザムール マスタークラフツマン |
2003年生 (競走馬) | コイウタ サデックス ジョージワシントン ドリームパスポート テイエムトッパズレ |
アイルランド調教の競走馬 | イェーツ ラフクエスト ジョージワシントン アザムール マスタークラフツマン |
アメリカ陸軍の軍人 | ジェシー・リー・リノ ジョン・A・ローガン ジョージ・ワシントン ジェームス・B・ランパート ウィリアム・ミッチェル |
「ジョージ ワシントン」に関係したコラム
-
FXやCFDなどの取引が行われている市場の休場日は、その国の祝日や土曜日、日曜日になります。しかし、その国が祝日であっても他の国々では祝日ではないことが多いので取引は行われます。例えば、2012年9月...
- ジョージ ワシントンのページへのリンク