スターバックス ロゴマークと訴訟

スターバックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/17 03:31 UTC 版)

ロゴマークと訴訟

スターバックスがかつて使用していた「緑の二重円」のロゴタイプ(ロゴ)については、世界各国で類似の商標が登場しており、訴訟に発展しているものも少なくない。

日本ではドトールコーヒー系の「エクセルシオール カフェ」が、1999年の誕生当初にスターバックスによく似たロゴを使用していたため、2000年にスターバックス側が不正競争防止法に基づきロゴの使用差し止めを求める仮処分申請を申し立てた。同年8月に両社の間で和解が成立し、エクセルシオールカフェ側がロゴの外側の円の色を青に変更している。

韓国では地元コーヒーチェーン企業であるエルプレヤが2003年8月に商標登録した「スタープレヤ」のロゴに対して、スターバックス側が商標侵害だとして、特許裁判所に類似商標訴訟を起こした。裁判所は2006年10月11日、「侵害の事実は認められない」として訴えを退けた。スターバックス側は判決を不服とし大法院(最高裁判所)に上告したが、大法院は2007年1月にスターバックス側敗訴の確定判決を下した[41]

同様の裁判は上海でも行われている。スターバックスは同社の中国語名「星巴克」やロゴなどを真似たとして、上海でコーヒー店を展開していた地元業者を商標権の侵害で告訴した。スターバックスは2005年12月に下級審で勝訴したものの、地元業者はこれを不服とし上海市高級人民法院(最高裁判所)に上訴。高級人民法院は2006年12月に、商標権侵害を認め、スターバックス側の勝訴が確定した[42]

スターバックスでは2011年1月に、外側の帯および社名の文字表記を廃し、もともと内側にあった女性像を拡大した新たなロゴマークを発表。同年3月から順次導入を始めている。これは「今後スターバックスの名前でコーヒー以外の商品を提供していく可能性がある」ことがおもな理由だが、古くからのファンからは批判も出た[43]


注釈

  1. ^ a b ピーツ・コーヒー&ティーにも携わった[要出典]
  2. ^ 後世ではセイレーンの下半身は魚の姿で描かれることが多く、スターバックスのロゴマークでも、二又に分かれたが確認できる[要出典]

出典

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