ガーディアン
英語:The Guardian
イギリスのロンドンに本拠を置くガーディアン・メディア・グループ社(Guardian Media Group)が発行している日刊新聞紙。1821年創刊。フィナンシャル・タイムズやインデペンデント、デイリー・テレグラフ、タイムズと並ぶ高級紙として知られている。
ガーディアンは日曜日が休刊となっており、休刊日には姉妹紙のオブザーバー(The Observer)が発行されている。また、ガーディアン・メディア・グループ社では、ガーディアンのダイジェスト版としてガーディアン・ウィークリー(The Guardian Weekly)を週刊で発行している。
関連サイト:
The Guardian - (英語)
guardian
「guardian」とは、「保護者」や「守護者」「監視者」といった場所や人を守る役割を持つ人や法的な意味での後見人のことを意味する英語表現である。
「guardian」とは・「guardian」の意味
「guardian」とは、保護者、守護者、監視者、後見人などの意味で用いられる名詞である。また、動物の飼い主という意味でも使われている。そのほか、イギリスの大手新聞社の名前でもある。「guardian」の語源・由来
「guardian」の語源とは、「守る・保護する」という意味のゲルマン祖語の「wardana」である。ゲルマン祖語の「wardana」が、「守る」という意味のフランク語の「wardon」、「守る」という意味のラテン語の「wardo」、「守る・見張る」という意味の古期フランス語の「guarder」を経由し、「guardian」になった。「guardian」を含む英熟語・英語表現
「guardian of guardians」とは
「guardian of guardians」とは、他の保護者を監視または保護する責任を負う個人または団体を意味する英語表現である。法廷によって指名された保護者は、「guardian of guardians」と呼ばれる人物によって監視されることがある。この「guardian of guardians」は、指名された保護者が適切に職務を果たしているかどうかを確認する役割を担う。
「guardian angel」とは
「guardian angel」とは、守護天使という意味で用いられる英熟語である。個人的な信仰やスピリチュアルなことに言及する際に用いられることが多い。「I always feel like my Guardian Angel is watching over me.(いつも守護天使が見守ってくれているような気がする)」など、自分の守護天使について話す時に使用される。
「sea guardian」とは
「sea guardian」とは、海の守護者という意味の英語表現である。環境保護活動や海洋保全の分野では、海洋生態系を守り、環境を保全するために活動している団体や個人や、海洋の環境保全や海洋資源の持続的な利用を促進するための研究や教育活動を行っている人々が「sea guardian」と呼ばれている。「I'm proud to be a Sea Guardian and contribute to protecting our oceans.(海の守護者として海を守ることに貢献できることを誇りに思う)」など、個人的な活動に言及する場合に使用されることがある。
「legal guardian」とは
「legal guardian」とは、法廷後見人という意味の英語表現である。未成年者や成年後見対象者など、法的に保護が必要な人々を保護するために任命される人物を指す。法的な文書や契約において用いられることが多い。
「Guardians(野球チーム)」とは
「Guardians(野球チーム)」とは、オハイオ州クリーブランドに本拠を置くメジャーリーグベースボール (MLB) チームである。以前はクリーブランド・インディアンズとして知られていたが、2022年シーズンの開始前に名前をガーディアンズに変更した。ガーディアンズには長い歴史があり、1901年にアメリカンリーグのチャーターメンバーの1つとして設立された。1920年と1948年の2回のワールドシリーズチャンピオンシップを獲得し、その歴史の中で殿堂入り選手を含む多くの著名な選手を輩出している。「Guardian(新聞)」とは
「Guardian(新聞)」とは、1821年に創刊されたUK(英国)の日刊紙である。英国で最も広く読まれ、尊敬されている新聞の1つであり、進歩的な編集姿勢と調査ジャーナリズムで知られている。ピューリッツァー賞やジョージ ポーク賞など、そのジャーナリズムで数々の賞を受賞している新聞である。「guardian」の使い方・例文
・The guardian of the castle stood watch all night.(城の守護者は一晩中見張りをしていた)・The parents appointed their closest friend as the guardian of their children.(両親は親友を子供たちの保護者に指名した)
・The museum hired a guardian to ensure the safety of the valuable artifacts.(博物館は貴重な遺物の安全を確保するために守衛を雇った。)
・The guardian angel is believed to protect and guide individuals throughout their lives.(守護天使は人々の人生を守り導くと信じられている)
・The guardian of the forest ensures that no illegal logging takes place.(森林の管理人は不法伐採が行われないように確認している)
・As a guardian of public safety, it's important for police officers to remain vigilant.(公共の安全の管理者として、警察官は用心深くなることが重要である)
・The elderly woman was grateful for her guardian who helped her with daily tasks.(その高齢女性は、日常のタスクを手伝ってくれる後見人に感謝していた)
・It's a good idea to name a guardian for your children in case of unexpected events.(思いがけない事態に備えて、子供の後見人を指名するのは良い考えである)
ガーディアン【The Guardian】
ガーディアン
ガーディアン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/27 15:23 UTC 版)
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種別 | 日刊紙 |
---|---|
判型 | タブロイド |
所有者 | ガーディアン・メディア・グループ |
編集長 | キャサリン・ヴァイナー(2015年より) |
設立 | 1821年 |
政治的傾向 | 中道左派[1] |
言語 | 英語 |
本社所在地 | ロンドン、イズリントン区 キングス・プレイス |
発行数 | 105,134 (2021年7月現在) |
姉妹紙 | オブザーバー The Guardian Weekly |
ISSN | 0261-3077 |
OCLC | 60623878 |
ウェブサイト | www |
ガーディアン(The Guardian)は、イギリスの大手一般新聞である。旧題号は『マンチェスター・ガーディアン』(The Manchester Guardian ; 1821年 - 1959年[2])。
編集方針は中道左派・リベラル寄りとされ、読者の多くは労働党か自由民主党の支持者である。伝統的に労働党を支持しているが、2010年イギリス総選挙では自由民主党を支持。
紙媒体の発行部数は約14万部(2018年現在)[3]、紙媒体と電子版と合わせた定期購読者の数は50万人以上である[4]。日曜日は休刊日だが、日曜版の『オブザーヴァー』(The Observer)を発行している。また、国際版雑誌の『ガーディアン・ウィークリー』(en:The Guardian Weekly)も発行している。
概要
『マンチェスター・ガーディアン』は1821年5月5日、ジョン・エドワード・テイラーらによって非国教会系の新聞としてマンチェスターで創刊された。テイラーらは「ピータールーの虐殺」事件を目撃しており、事件後に『マンチェスター・オブザーヴァー』紙が警察によって閉鎖されたことをきっかけとして、この新聞を立ち上げた。
1855年に日刊に移行し、1872年から1927年まで57年間にわたり編集長を務めたチャールズ・プレスウィッチ・スコット(Charles Prestwich Scott、1846年 - 1932年)の手で有力紙に成長した。スコットは1907年に社を創業家から買いとり社主を兼務した。スコット没後の1936年、息子のジョン・スコットが設立したスコット・トラスト社(現:スコット・トラスト有限会社)に新聞社の所有権を移し、法人化した。
伝統的に自由党(今のイギリス自由民主党)と友好関係にあり、スペイン内戦時の論調が国際的評価を集め、左派・リベラル勢力からの信頼を得た。
1959年、題号を現在の『ガーディアン』に変更し、1964年に本社をマンチェスターからロンドンに移転したが、1970年代に経営不振に陥り、一時、『タイムズ』との合併交渉も行われた。
1986年には同じリベラル系の一般紙『インデペンデント』が創刊され、新聞各紙間の部数競争が激化する中、1988年に紙面のデザインを変更した。1993年に『タイムズ』が皮切りとなった価格競争には加わらず、アメリカのアフガニスタン侵攻やイラク戦争時には反戦の立場を取る市民から支持されたほか、アメリカ合衆国でも読者を増やした。
判型は長年にわたりブロードシート判(375×600 mm)であったが、2000年代に進んだ一般紙の小型化においてはベルリナー判(470×315 mm)を採用し、2005年9月12日に移行した。またタブロイド判であった『ガーディアン・ウィークリー』も2007年に本紙の半裁にあたるハーフ・ベルリナー判に移行した。2013年6月から、元CIA職員のエドワード・スノーデンから託されたNSAの機密資料に基づき多数の記事を掲載している。2014年4月14日、ガーディアンのアメリカ合衆国ウェブ部門は、NSAの極秘情報収集活動「PRISM」の調査報道が評価され、ピューリッツァー賞の公益部門金賞を受賞した[5]。
2018年1月より、経費削減のため判型をタブロイドに変更した。
2020年1月、ガーディアンは気候変動対策の一環で化石燃料会社からの広告を禁止した[6]。
Ofcomやピュー研究所などの調査で、ガーディアンは最も信頼されているイギリスの新聞であるとの結果が出ている[7][8]。
脚注
- ^ Wells, Matt (2004年10月16日). “World writes to undecided voters”. ガーディアン 2024年8月19日閲覧。
- ^ 『ガーディアン』 - コトバンク
- ^ https://www.abc.org.uk/product/2451
- ^ "Guardian reaches milestone of 500,000 regular paying supporters" (Press release). ガーディアン. 26 October 2017. 2024年8月19日閲覧。
- ^ 佐藤由紀子 (2014年4月15日). “NSA報道のGuardianとWashington Postにピューリッツァー賞”. ITmedia 2014年4月16日閲覧。
- ^ Anna Bateson & Hamish Nicklin (2020年1月29日). “Why the Guardian will no longer accept fossil fuel advertising”. ガーディアン 2024年8月19日閲覧。
- ^ Sweney, Mark (2020年8月13日). “The Guardian is most trusted by its readers among UK newspapers, finds Ofcom”. ガーディアン 2024年8月19日閲覧。
- ^ Katerina Eva Matsa, Laura Silver, Elisa Shearer & Mason Walker (2018年10月30日). “Despite overall doubts about the news media, younger Europeans continue to trust specific outlets”. ピュー研究所. 2024年8月19日閲覧。
関連項目
外部リンク
ガーディアン (B. GUARDIAN)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/27 08:19 UTC 版)
「グリーンコロナタス」の記事における「ガーディアン (B. GUARDIAN)」の解説
PCエンジン版『スーパーダライアスII』のゾーンBに登場するヨウジウオモチーフのボス。 頭部から弾を吐く他、頭部パーツをブーメランのように飛ばして攻撃してくる。頭部はヨウジウオだが、飛ばした後はチンアナゴになる。剥き出しになったチンアナゴ形態の頭部が弱点。
※この「ガーディアン (B. GUARDIAN)」の解説は、「グリーンコロナタス」の解説の一部です。
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「ガーディアン」の例文・使い方・用例・文例
- 金のゴーレムは宝を守るためのガーディアンです。
- 民間非営利団体の日本ガーディアン・エンジェルスは,広島県警と協力して「ダイヤルV」制度を開始すると発表した。
- 電話は匿(とく)名(めい)でガーディアン・エンジェルスの中国地区本部にかけられ,その情報は広島県警に送られる。
- ガーディアン・エンジェルスは23年前にニューヨークで誕生した。
- ガーディアン・エンジェルスのアジア地域代表,小田啓(けい)二(じ)さんは「人々に,治安は自分たちで守るという意識をもってほしい。」と話している。
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