ミメーシス【(ギリシャ)mīmēsis】
ミメーシス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/29 17:09 UTC 版)
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ミメーシス(英語: Mimesis [mɪˈmiːsɪs, mə-, maɪ-, -əs][1]、古代ギリシャ語: μίμησις、mīmēsis)とは西洋哲学の概念の一つ。直訳すれば「模倣」という意味であり、人・物の言葉・動作・形態の特徴を模倣することによってその対象を如実に表現しようとする行為。ミーメーシス、ミメシス[2]とも。
プラトン・アリストテレス
プラトン(『国家』第10巻)やアリストテレス(『詩学』)によって、この概念は創作芸術(詩作)の本質を表すものとして認知されるようになった。
プラトンが、詩人たちが行う「模倣」としての「詩作」を、「弁論術」や「ソフィストの術(詭弁術)」と同じように、対象についての知識・技術を持ち合わせないまま、大衆の感覚・感情・快楽に訴えて誘導することを目的としたものとして批判的に捉え、あるべき国家からは追放することが望ましいとすら主張した(詩人追放論)[3]。
一方で、アリストテレスは「模倣」は人間の本性に根ざした自然な行為だとして肯定的に捉えた[4]。
なお、プラトンの場合、自然界の個物はデミウルゴスによってイデアの「模造」として作られたという主張を『ティマイオス』で行なっているが、この場合は詩人の場合と違って批判的な意味でこの語を用いてはいない。
アウエルバッハ
ミメーシスに関する近現代の研究の一つが、ドイツのエーリヒ・アウエルバッハによる『ミメーシス―ヨーロッパ文学における現実描写』(1946年)である。本書は、ホメロスの『オデュッセイア』における表現と旧約聖書における表現を比較する有名な論考から始まる。アウエルバッハはこの二つの画期的な文献から出発し、当時執筆されていた20世紀のモダニズム小説を含む西洋文学史全体を論じている。
関連項目
脚注
外部リンク
「ミメーシス」の例文・使い方・用例・文例
- ミメーシスという修辞技法
- ミメーシスのページへのリンク
