そうき‐せつ〔サウキ‐〕【想起説】
読み方:そうきせつ
アナムネーシス (哲学)
想起説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 06:08 UTC 版)
本篇では、後の中期対話篇で頻出することになる、「何でも知っている、輪廻転生を繰り返す不滅の魂が、刺激を受けてその記憶を想起することで、事物に対する知識を生み出す」という「想起(アムネーシス)説」が、はじめて明確な形で打ち出されており、その例として、ソクラテスとメノンの召使による幾何学的問答が提示されている。 ただし、これは大真面目の事実として持ち出している話というわけではなく、「そのように考えた方が、知らないことに直面した際に、その探求を鼓舞し、怠惰になることを防ぐのに役立つ」というある種の方便として持ち出されていることが、本篇内では明記されていることに注意が必要。
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「想起説」の例文・使い方・用例・文例
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