SPドラマ・運勢編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 10:08 UTC 版)
「コンフィデンスマンJP」の記事における「SPドラマ・運勢編」の解説
★は主要ゲスト・「オサカナ」 阿久津晃(あくつ あきら)★ 演 - 北村一輝 自称投資家。だがその実態は闇金そのものであり、苦しんでいる経営者に「稼がせてやる」と別荘で賭けポーカーを持ち掛け、相手の金を根こそぎ奪っていき、さらにその借金を返済させるため保険金をかけて自殺させたり女性を裏業界に落とすなど黒い噂が絶えない。落花生が好きで、殻を粉々に潰すのが癖。 自身は負け知らずの一方、出会った人物はその後転落の一途を辿ることが多いから「強運の持ち主」「運を吸い取る男」と呼ばれるが、幼少期は壮絶な人生を送っており「ツイてない」「運が無い」が口癖だった事も。そんな中で出合った人(若葉)から「やるべきことをやる」と教えられたことから、情報収集と人脈の構築を行い、ポーカーでも時にイカサマを利用、別荘にも警察から逃れられる秘密の通路を用意するなど用意周到を心掛けている。そのことから運や占いを信用していない。 おでん屋(店主:演 - ケンドーコバヤシ)でダー子と仲が良かったネジ屋の社長(演 - 小林隆)が引っかかり工場を取られたことからダー子の発案で「金庫の中身3億円」をターゲットにされる。当初はマネーロンダリング用の資金提供のために5000万円を提供。ダー子たちの自腹で5000万を乗せた1億を受け取るが、2度目には乗らず、さらに知人が過去にダー子によって騙されたことから正体を看破。ダー子達の5000万円を逆に奪う事に成功する。 その後、うどん屋の社長に扮しポーカーの常連客(藪医者:演 - 高杉亘)と人脈を作り上げた五十嵐の手引きでダー子とポーカー対決をすることに。五十嵐によるイカサマを見破り拘束して資金を没収。ダー子とお互い1億をかけた勝負を行い、一旦はダー子に敗れ1億を奪われるも、自分は1円の損もしていない事を明かして挑発。今度はお互いの2億円をかけて勝負をすることとなる。ダー子がイカサマでフルハウスを作り上げ、自身もイカサマを使おうとしたところで自力でロイヤルストレートフラッシュを作り上げ勝利。イカサマも見破っていたと伝え、警察(刑事:演 - 山中崇史)が迫る中秘密の通路を使って逃れる。 だが、そのロイヤルストレートフラッシュこそダー子が仕掛けた「逆イカサマ」であり、ダー子達から巻き上げた金もあることから「ツイてる」と信念が崩壊。若葉からの儲け話に対し5億円を提供、ラーメン屋の土地の持ち主に扮したモナコに支払ってしまい、諸経費を除いても当初奪った5000万・ポーカーで巻き上げた1億・そして金庫の中身3億円全てを奪われる完敗を喫する。 その後は若葉たちと共に何も埋まっていないラーメン屋の庭をほじくり返すも危うく生き埋めになりかけ、結局元の弱気な人間になってしまった。 渡辺若葉(わたなべ わかば)★ 演 - 中山美穂 遺品整理会社「おもかげ」の社長。人数が少ない会社ながら身寄りのない社員を「家族」と呼ぶフレンドリーな会社にしている。 しかし実際は暴力団関係者であり、社員(大口:演 - 大谷亮介、公太:演 - 西銘駿)もその筋の人間。古美術の目利きを悪用し、遺品の価値を遺族(演 - 花王おさむ、小篠恵奈)に偽って高級品は買取業者(演 - 山根和馬)に不当売買。家電製品などは山に不法投棄している。そのことをダー子から離れ入社したボクちゃんが知り、チョビ髭と共に「不当に引き渡した人に対する弁済として1000万円」を目標にターゲットとにされる。 戦前の財閥関係者の遺品整理をしていたところ、鍵のかかった文机から古文書を発見。落ちていた2枚を回収し解読したことで隠し財産の茶器や首飾りを発見。文机を引き取ろうとするも、遺族に扮したチョビ髭から1000万円と吹っ掛けられたため拒否。その夜にガラス破りをして強引に盗み出す。ボクちゃんが止めようとするも「遺族はこのことを知らない」と高をくくり、ボクちゃんが茶器と首飾りを取り返そうとした所を大口に襲わせる。 だが、全てはかつての阿久津の愛人という関係性を利用したダー子の策略であり、金塊200kgが埋まっているというラーメン屋の土地を偵察後、確実に得るためその土地の持ち主をリチャードから教えられ、ラーメン屋の土地の持ち主に扮したモナコから6億円を吹っ掛けられたため阿久津に相談。阿久津が資金を用意できるなど「ツイている」と信念が揺らいだ結果1億円を支払ってしまった。 その後は阿久津たちと共に何も埋まっていないラーメン屋の庭をほじくり返すも危うく生き埋めとなり散々な目に遭う事となった。また、奪った1億円はボクちゃんによって不当に遺品を買い取られた遺族に正当な金額が返金された。 韮山波子(にらやま なみこ)★ 演 - 広末涼子 海沿いのラーメン屋「みなと食堂」を1人で切り盛りする女性。リチャードがダー子から離れ余生を楽しんでいる時に出会う。かつては夫(演 - 西泰平)ともに食堂を経営していたが、夫に先立たれた上、地元の有力者である田島(演 - 小木茂光)から5000万円の借金があることが発覚。それに嫌気がさし息子も家を飛び出したまま音信不通となる。田島からは借金の帳消しと引き換えに自分の女になるよう迫られており、事情を知ったリチャードは「元有名中華料理店のシェフ・陳」という経歴を明かし、子猫ちゃんたちをサクラに使いつつ担々麺で店を繁盛させようと奮闘する。 だが、それでも返済の目途が立たないことから田島に下ることを決意。必死に引き留めようとするリチャードが5000万円を用意し2人で返しに行こうとするも、翌朝5000万円を持ってすがたを消してしまう。 実は未亡人詐欺をする「プロのハニートラッパー」であり、ラーメン屋をやって不幸な女性を装いおじさんを中心に金を巻き上げており、以前はネジ屋の社長からも500万円を巻き上げていた。また田島も自分の部下であった。 しかし、それすらも全てはダー子の策略の一つであり、波子がラーメン屋から出て行くのを利用し阿久津と若葉がラーメン屋の土地を購入することに繋げた。また、渡された5000万円は中身がほぼ白紙の30万円しかなかったが、リチャードから手紙で「ラーメン屋を頑張ってほしい」「夫と息子の話は信じる」と伝えられラーメン屋に戻り、阿久津と若葉の手伝いをしていた息子の公太と再会することができた。 劇場版の「プリンセス編」「英雄編」にも登場。実質的にはリチャードのビジネスパートナーとなっている。 高橋清志(たかはし きよし) 演 - 佐伯新 民自党立候補者。ダー子らに金で票を買わされかけるが、ダー子を背中を押してくれた元妻と重ね合わせたことで反省し騙されることは無かった。 松崎美津留(まつざき みつる) 演 - 船越英一郎 IT企業社長。スペースインフィニット社が企画する世界初の月旅行の第一号に選ばれようとするがあまり、日本人エンジニアに扮したダー子らに騙され200万ドルを支払う。 しかし、実際に第一号に選ばれ、ダー子らに更に100万ドルを報酬として支払った。 ホー・ナムシェン 演 - 生瀬勝久 東南アジアの悪徳芸能プロモーター。劇場版の「ロマンス編」、「プリンセス編」、「英雄編」にも登場。
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