8戦目での2階級制覇達成・世界ボクシング界の年間MVP獲得とは? わかりやすく解説

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8戦目での2階級制覇達成・世界ボクシング界の年間MVP獲得

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:01 UTC 版)

井上尚弥」の記事における「8戦目での2階級制覇達成・世界ボクシング界の年間MVP獲得」の解説

1階上のフライ級でも減量厳しいため、一気2階上のスーパーフライ級への転向視野入れつつ、12月30日予定している大橋ジムフジテレビ主催興行での世界王座挑戦目指し陣営交渉が行われた。まず、WBA世界スーパーフライ級王者河野公平への挑戦正式に申し入れしたが、河野試合指名試合になる可能性がある事に加え河野所属するワタナベボクシングジム2011年以来毎年12月31日テレビ東京放送の元で大晦日興行開催しており、河野も既に大晦日防衛戦を行う事が内定していたため、断られた。 その後大橋ジムからマッチメイク依頼されジョー小泉が、WBA世界フライ級王者ファン・カルロス・レベコアルゼンチン)との対戦交渉したが、レベコは10月31日暫定王者ヨーッモンコン・ウォー・センテープとの統一戦が決まっており、年末向けて本格的な交渉始めるにはこの試合怪我を負うことなく防衛することが条件であり、年末まで残された時間も短い状況だった。その際、レベコのマネージャーが同じアルゼンチン人(オズワルト・リベロOR・プロモーションズCEO)であるWBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエスマネージャー兼任していたため、両者どちらかへの挑戦見据えて交渉行い、レベコが左腕上腕筋肉裂傷してヨーッモンコンとの統一戦が延期された事が決定打となり、ナルバエスへの挑戦決定した2014年11月6日スーパーフライ級転向するためにWBC世界ライトフライ級王座返上発表した2014年11月24日、元世界5階級制覇王者ノニト・ドネアフィリピン)からナルバエス対策アドバイス受けた2014年12月21日トレーナーである父・真吾2014年エディ・タウンゼント賞受賞した2014年12月30日東京体育館WBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエスアルゼンチン)に挑戦ナルバエスフライ級世界王座16連続防衛WBO世界スーパーフライ級王座11連続防衛中でプロ・アマ通じて20年以上150戦超のキャリア一度ダウン喫した事はなく、唯一のプロでの敗戦1階上のバンタム級ノニト・ドネア判定負けしたのみスーパーフライ級以下では14年無敗王者であり、井上自身試合前には「観客からのブーイング覚悟KO捨てて判定でもいいから勝ちにいかない勝負ならない相手」とコメントしていた。しかし、試合序盤から井上攻勢出て初回から2度ダウンを奪う一方的な展開となり、2回も井上攻勢続き、この試合4度目ダウンナルバエスが立ち上がることが出来ず、2回3分1秒KO勝ちを収め当時世界最速となる8戦目での飛び級での2階制覇(現在はワシル・ロマチェンコの7戦目)を達成しそれまで世界最速だったポール・ウェアーの9戦目での2階制覇20年ぶりに塗り替えた試合直後リング上でナルバエス陣営グローブに鉛を仕込んでいるのではないか?とクレームをつけた。大橋秀行会長井上尚弥グローブその場外して相手確認させるとナルバエストレーナーは、苦笑い浮かべてグレートなニューチャンプだ!」と一言返したとのこと試合放送したアルゼンチンテレビも「ナルバエスこれまでのキャリア食らったパンチよりも深いダメージ井上との2ラウンド被ってしまった」と解説し試合終了瞬間進行役が「イノイエ!」と絶叫したほどだった。試合後、ナルバエスは「私のコンディション良かったし、調整きちんとしていたが、1ラウンド一発目から効いてしまい、パンチ力驚いた本当にストロングパンチだった。もっと上の階級パンチ力だったし、パンチが速過ぎて見えなかった。気力ではなく体が限界だった。井上ノニト・ドネアよりも強かった。私を負かし驚かせた。彼はまだ21歳大きな未来待っている歴史的なチャンピオンになれると思う」とコメントした。 この試合井上は右拳を痛めてしまい、4月予定されていた初防衛戦ではオプションによって再戦を持つナルバエスとの再戦内定していたが、治療専念するために延期した2014年12月31日井上は、ボクシング・シーン・ドットコムとコンド・アウト・ドットコムに2014年年間MVP選出され2015年1月1日にファイトニュース・ドットコムの2014年年間MVP選出された。 2015年1月6日後楽園飯店行われた2014年年間表彰選手選考に於いて井上2014年最優秀選手賞KO賞に選出され上述ナルバエス戦が年間最高試合選出されるなど3冠達成した1月10日WBO2015年1月月間MVP選出された。 2015年3月前年12月ナルバエス戦で痛めた右拳が脱臼していたことが判明した為、手術行った2015年12月1日、弟・拓真とともに大手芸能プロダクションホリプロ専属マネジメント契約締結した2015年12月29日有明コロシアムWBO世界スーパーフライ級1位のワーリト・パレナスフィリピン)と対戦。パレナスはかつて日本勝又ボクシングジム所属しウォーズ・カツマタリングネーム活動していた。試合は2回にパレナスのガードの上から右フック叩き込んでダウンを奪う衝撃的な破壊力発揮するなど、2度ダウン奪って1分20TKO勝ちを収め初防衛成功した。この一戦評した世界スーパーフライ級チャンピオン佐藤洋太は、パレナスとのスパーリング中に自分ダウン喫した逸話紹介してパレナスの強さ称えつつ、そのパレナスを圧倒した井上高く評価している。 2016年5月8日有明コロシアムWBO世界スーパーフライ級1位の指名挑戦者デビッド・カルモナ(メキシコ)と対戦初回から圧倒していたが、2回に右ストレートカルモナこめかみヒットさせた際に古傷である右拳を負傷。それでも井上怪我セコンド伝えず左手一本戦い続け、5回開始前になってセコンド怪我のことを伝えて指示を受けながら戦うが、8回頃に今度は左拳までも負傷してしまった。しかし、それでも巧み試合運び主導権握り続け最終12回にはKO狙って痛みに耐えながら猛攻仕掛けてダウンを奪うなどKO寸前まで追い込み123-0(2者が118-109、116-111)の判定勝ちを収め2度目の防衛成功した2016年9月4日スカイアリーナ座間WBO世界スーパーフライ級1位でABCOコンチネンタル王者ペッバーンボーン・ゴーキャットジムタイ)と対戦当初オプションによる再戦を持つWBO世界スーパーフライ級1位の前王オマール・ナルバエスとの再戦予定されていたがナルバエスバンタム級転向理由対戦辞退続いて英国メディアに対して井上との対戦希望する発言繰り返していた元IBF世界スーパーフライ級王者WBO世界スーパーフライ級2位ゾラニ・テテオファーしたものの、テテバンタム級転向理由対戦拒否したため、WBO世界スーパーフライ級3位のペッバーンボーンとの対戦となり、試合時にはペッバーンボーンはWBO世界スーパーフライ級1位となっていた。序盤ジャブ丁寧に突きながら試合組み立てるが、後半になると試合2、3週間前に患ったという腰痛さらには右拳を痛めた影響出て不用意なパンチをもらうようになる。それでも相手ポイント与えず打ち合いの中で10回にダウン奪い10回3分3秒KO勝ちを収め3度目の防衛成功した試合後のリング上で大橋ジム大橋秀行会長6日後に井上との対戦期待されるローマン・ゴンサレスWBC世界スーパーフライ級王者カルロス・クアドラス挑戦する試合井上と共にアメリカで現地観戦し来年ゴンサレス戦を実現させるべく交渉することを宣言した一夜明け会見大橋会長井上次期防衛戦について、4日前に河野公平勝利しWBA世界スーパーフライ級王者になったルイス・コンセプシオンパナマ)に統一戦のオファー出したことを明らかにした。10月10日WBOは、井上WBO2016年10月度の月間MVP選出した2016年12月30日有明コロシアムで元WBA世界スーパーフライ級王者WBO世界スーパーフライ級10位の河野公平ワタナベ)と対戦し、6回1分1秒TKO勝ちを収め4度目の防衛成功した2017年5月21日有明コロシアムWBO世界スーパーフライ級2位WBOラテンアメリカ王者リカルド・ロドリゲスアメリカ)と対戦し3回1分08秒でTKO勝ちを収め5度目の防衛成功した2017年9月9日カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センター・テニスコートで行われたSUPER FLY」にてローマン・ゴンザレスvsシーサケット・ソー・ルンヴィサイ第二戦前座WBO世界スーパーフライ級7位で元NABO北米バンタム級王者のアントニオ・ニエベス(アメリカ)と対戦しニエベスが6回終了時棄権した為、6度目の防衛成功しアメリカデビュー戦を飾った。この試合井上182,500ドル(約2000万円)、ニエベス35,000ドル(約400万円)のファイトマネー稼いだ。またこの試合米国ではHBOボクシング中継番組ボクシングアフターダーク』で中継された。 2017年12月30日横浜文化体育館WBO世界スーパーフライ級6位で元フランスバンタム級王者のヨアン・ボワイヨ(フランス)と対戦し3回1分40TKO勝ちを収め7度目の防衛成功した

※この「8戦目での2階級制覇達成・世界ボクシング界の年間MVP獲得」の解説は、「井上尚弥」の解説の一部です。
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