10での主な新要素・変更点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 07:27 UTC 版)
「パワプロクンポケット10」の記事における「10での主な新要素・変更点」の解説
アクション野球 アクション野球で実況が搭載された(前述を参照)。 アクション野球で選手など全てが完全3Dポリゴンとなった。三振した時などの表情、ボールの回転、ユニフォームなど細部にわたって表現されている。 選手の投打のフォームはそれぞれ5種類しかなかったが、3Dポリゴン化により同じフォームでも細かいモーションが追加されて種類が格段に増えた。それに合わせ、それぞれのモーションがナンバリングされている。ただし、はがね投法・一本足打法・振り子打法・神主打法のモーションは1種類のみである。 本作のみ、コンピュータの強さの「パワフル」を超えたレベル「ヘル」が追加。 タッチスクリーン部分の画面表示が変更された。投手と打者の選手名と作動中の特殊能力、ランナーの選手名と走力ランクが表示されるなど情報量が増え利便性が高まった。スピードアップのコマンド表示が一つ減ってしまったが、ボタン連打でも同じようにスピードアップできるようになった。 守備シフトがこれまで守備オートの時は自動になっていたが、守備オートでも手動で変更可能になった(投球オート時は従来通り自動のまま)。 ストライクゾーンが前作より小さくなったほか、変化球の変化量が減少して強く変化しなくなった。 カード野球 攻撃時、点数のリードが大きくなるほどスロットに不利な内容が早く追加されるようになった。 コースが重なっていない時の結果に『凡打』が追加され、三振が出にくくなった(ただし、今作から追加された投手用の特殊能力「球持ち」があれば、三振が取りやすくなる)。 COMの強さが「弱い」になっている時におすすめのカードが表示されるようになった。 アクション野球と同様に本作のみ、コンピュータの強さの「パワフル」を超えたレベル「ヘル」が追加。 Wi-Fi対戦及びダウンロード対戦 Wi-Fiコネクションに接続して国内のプレイヤーと対戦できる(友達コードを使えば友人との対戦も可能で、友達コードは最大30人まで登録できる)。 野球はアクション野球のみで、イニングは3イニングと9イニングの2種類が選択可能。ルールは大幅に限定されており(例えばパ・リーグチーム同士と対戦の場合でも指名打者制が採用されていない)、Wi-Fi対戦独自の投球時間やタイム不可のルールが搭載されている。投球と打撃以外はオートである。 Wi-Fi対戦を行うには事前にアレンジチームを作成しないとプレイできない。使用できるチームはアレンジで作ったWi-Fi専用のプロ野球12球団に限定されているが、3人まで今作で作ったサクセス選手と入れ替えることが可能。不適切な選手とオリジナル変化球の名前があると利用できない機能が入っている。 また、カートリッジ1本で対戦できるDSダウンロードプレイにも対応している。 全国ランキング 全国の対戦成績を確認することもできるモード。Wi-Fi対戦での成績を見て、全国のプレイヤーの成績を見ることができる。ランキングは自分用と上位用の2種類ある。表示される人数はそれぞれ最大10人まで表示される。 友達コード 友達コードの登録・削除が出来るモード。友達コードを互いに登録すれば友達同士の対戦が可能。自分のコードを確認したり、名前の変更や主人公以外のキャラクターのアイコンを変更可能。 Wi-Fi設定 Wi-Fiコネクションの設定をするモード。内容は全Wi-Fi対応ソフトと共通。 ダウンロード対戦 DSダウンロードプレイをして野球を対戦するモード。ソフトを持っていないプレイヤーと一緒に1本で対戦ができる。対戦はWi-Fi対戦と同じく、アクション野球のみ。使用できるチームや球場などの制限がなく、通常の通信対戦とほぼ同じように遊べるが、ダウンロードされたプレイヤーは球団とオプション設定が選べず、BGMと実況は流れない。 パワポケ用語辞典 サクセス中や試合中などで球種や特殊能力などをいつでも確認することができるモード。項目はパワポケ用語、基本能力、投手特殊能力、野手特殊能力、球種、野球ルールの6つの項目が選べる。 サクセス サクセス開始時の名前入力にタッチスクリーンでの手書き操作が追加されて入力しやすくなり、オプション設定で投法・打法にモーションタイプとアクション野球のかけごえシステムの選択が追加された。また、サクセス中や俺ペナに「セーブして続行する」機能が追加され、セーブ後に再びデータをロードし直さなければならなかった従来の煩雑さが解消された。セーブをせずに電源を切る・リセットするなどした場合に警告画面が表示されるのは従来通りだが、今回はここでCOMの強さを「ふつう」から「よわい」に変更することができ、また裏サクセスでは攻略の情報を聞く事ができる。 表サクセスである程度アルバムやプロフィールを埋めた段階で5回リセットすると、セーブデータ消去の警告と共にサクセスの登場人物などに関する会話が行われる。裏サクセスではリセットをするとペナルティを受けるが、裏サクセスのアドバイスがもらえる。 能力 変化球の合計レベルが20までになった。 変化球の「Sスライダー」が「スラーブ」に変更された(前作Sスライダーの持った投手をパスワードで登録するとスラーブに変化する)。新しいカーブ系の変化球に「ナックルカーブ」が追加された。 『パワポケ3』を最後に見ることができなかった実在プロ選手のマイナス特殊能力が表示されるようになった。 マイナス特殊能力はこれまで×印であったが、△印に変更された(『パワプロ』の「チャンス4」などの5段階表記にあわせるため)。 ジャイロボールなどの新しい特殊能力が多数追加された。 一部を除いたプラス特殊能力が絶不調の時に発動しなくなる要素が追加された。 ミートカーソルが従来の7段階から15段階に変わって、A〜Gのランクが付くようになった。しつもんコ~ナ~(公式FAQ)によると、「(当時の)パワプロ、プロスピ(プロ野球スピリッツ)シリーズの規格に統一された」と回答している。 『パワポケ9』以前の作品(『パワポケ甲子園』『あつまれ!パワプロクンのDS甲子園』含め)で作成した選手のパスワードを入力すると、一部能力が下がったり特殊能力が減ることがある。また、ミートカーソルの数値が「(選手作成当時の数値の倍)-(1 or 能力下方補正値の高い方)」となる。公式FAQによると、「過去の作品で強い選手を作ってそれがそのまま持ってこれてしまうと、今作で強い選手を作る意欲が薄れるという意見が多かったため」と回答している。 その他 選手オーダーが簡易化され、試合開始前に特殊能力を確認できるようになった。また、投手のスタミナ量が常に表示されるようになった。 ペナント、俺ペナのルールは現実と同様のクライマックスシリーズを導入。 キャンプモードに走塁練習が追加された。 歴代『パワポケ』のサクセスに登場した選手があらかじめ「おためし選手」としてランダムに3人登録されている。パスワード出力も可能である。「おためし選手」は、自分が育成した選手という扱いで、俺ペナ、Wi-Fi対戦にも使用可能。 モードセレクトの説明表示が追加された。 選べるアレンジチームが13チーム→15チームになり、Wi-Fi対戦用のデータが追加。 今作からの裏サクセスはポイントを使わず最初から遊べるようになった。
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