遊佐家の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 13:28 UTC 版)
「家族ゲーム (漫画)」の記事における「遊佐家の人々」の解説
遊佐真言(ゆさ まこと) 声 - 早見沙織 遊佐家の長女。典型的なやりこみゲーマーで主にSRPGやSLGを中心にプレイする。 初登場時:中学1年→2014年4月現在:専業主婦。 ゲームをやりこもうとするあまりしばしば徹夜プレイをするが、その後壊れた言動をしてしまうことが多々ある(「週の半分はこんな感じ」らしい)。中学2年までは葵と同じ部屋だったが、受験を期に征爾とゆきえのゲーム保管部屋を潰してそちらを自室とすることになった。 後に母の影響でネットゲーム(MMORPG)にも手を出すようになり、偶然知り合った由寿や陽良子のキャラと共にパーティーを組んでプレイしている。 発育はあまり良くなく、葵よりも胸がないことを気にしている(作者によれば、頻繁に徹夜をするため成長ホルモンの分泌が不足しているのが原因)。 父や祖父からの教育の影響で恋愛に全く興味がないために、西浦に想いを寄せられているものの全く気が付いておらず、また自身が西浦を意識していることも気付いていなかった。西浦のアプローチをことごとくスルーした上、西浦のメンツのためにと思って「肩書きだけの恋人」を志願するなど、数々の言動で数年にわたって西浦を(あくまでも天然で、または善意で)翻弄し続けてしまっていた。 そんな中、2009年のバレンタインに西浦に告白され、その時は告白の返事をしなかったが、数ヵ月後に自身が西浦に対して恋愛感情を抱いていることを自覚する。 自覚した後も自分からすぐには告白せず、西浦には大学合格時にご褒美が欲しいとだけ告げる。そして合格発表当日、無事合格した真言が西浦に要求したご褒美として、西浦から自身に対してのプロポーズを要求。 結婚を前提とした交際を開始してからは、西浦から部屋の合鍵を貰い、早朝彼の部屋へ行って朝食を作ったりしていた。 成人後はお酒を嗜むようになったが、酔うと言動が徹夜後と同じく壊れることが明らかになった。 2013年の春より、西浦が遊佐家に引っ越してきたことで結婚準備段階となっていたが、6月に良明と晴れて入籍を果たした。 大学卒業後に関しては、漠然と母と同じライターの道を考えていたものの、あえなく撃沈。母のすすめにより専業主婦となる。 本編中はその性格と嗜好からちゃんと母親になれるか心配されていたが、後に無事一児の母になったらしく、『CLUB ゲーム倶楽部』の単行本おまけ4コマで赤ん坊を連れている姿が確認できる。 遊佐良明(ゆさ よしあき) 声 - 寺島拓篤 旧姓:西浦。尚武の同学年で征爾の教え子、生粋のギャルゲーマー。真言の夫。 初登場時(2004年夏):曽新大学1年 2013年4月現在:曽新大学准教授。 現実の女性に対してはほとんど興味を持たなかったが、大学1年の夏休みに偶然真言と出会い一目ぼれ。想いを抱え込んでいたが、真言が高校受験を控えた際に「安上がりで女性に興味がないから」という理由で征爾から真言の家庭教師を依頼される。真言を合格に導いた後もたまに会ったり話をしたりといったか細い縁がつながり、想いを暖め続けることとなる。 家庭教師としての能力は真言からは好評だが、初期にとっていた態度のせいで「西浦は三次元にまったく興味がない」という認識が真言の中に焼きついてしまい、肝心の想いの方はあまり伝わっていなかった。数年にわたり真言の言動に翻弄され続けていたが、初対面の4年半後のバレンタインにおいてついに告白。しかし、そのときに真言がとった態度(「ごめんなさい」とだけ言って逃げるように立ち去る)のせいで完全にフラれたと認識してしまい(真言としては「気付かなくてゴメンなさい」の意味)、その後も真言の親しげな態度を恋愛とは無関係のもの(いわゆる「そんなつもりじゃなかったんです、お友達でいましょう」といったもの)と考えてしまっていた。 しかし真言から大学合格祝いに要求されたご褒美が「自身へのプロポーズ」であると言われてようやく誤解が解け、改めて真言に自らの想いを伝えた。 その後は真言に自分の部屋の合鍵を渡す仲にまで発展。征爾には「結婚は当分許さない」と言われていたものの、彼氏としては認められており、ゆきえには婿見習いとして応援されていた。 葵が悟と同居するのと入れ替わりで西浦も遊佐家に引越し、6月に真言と入籍し夫婦となる(葵・悟と同時)。征爾と同じく入婿。 名前の由来は某掲示板におけるデフォルトネームから。また、旧姓の西浦はその某掲示板から取っている。 遊佐ゆきえ(ゆさ ゆきえ) 声 - 雪野五月 遊佐家の主婦であり、遊佐家のヒエラルキーの頂点に立つ存在。 初登場時31歳。 家事の傍らゲーム雑誌のコラムニスト「ささめゆきえ」として活動する兼業主婦。 MMORPGをメインにプレイしており、現在は義父、義母や近所の人々とパーティーを組んで活動することが多い。パーティーでの挨拶は「今日の下着の色」であり、ゆきえ本人のストックが切れてしまうため、時々娘たちの下着の色を(場合によっては実力行使で)使うことがある。 夫である征爾とは中学時代の家庭教師として出会い、恋愛の末に18歳で結婚。現在も娘達からは「熟年バカップル」と呼ばれるほど。征爾が女性からちやほやされるとむくれ、対抗しようとする一面があるほか、実の娘たちに対して夫婦愛の深さで勝負を仕掛けるほど。 性格はMMORPGのパーティーメンバーによると「ナチュラルに外道」。娘達の成長に伴って出費が増えると夫の小遣いや食費を削りまくる反面、自分のゲーム代は削らない。 また、取材用として最新ハードを家族用と別に所持しており、初期型PS3にいたっては2台以上を箱入りで持っている。 遊佐家で一番のスタイルを誇り、アラフォーになってもその体型を維持している。かつてTGSにティファのコスプレで乗り込み、その場にいたコンパニオンの女性(後の占野百利恵)を圧倒したらしい。 遊佐征爾(ゆさ せいじ) 声 - 桐本琢也 遊佐家の大黒柱で曽新大学教授(専門分野:総合情報学)。 初登場時43歳(ゆきえより12歳年上)。 美少女ゲーム等いわゆるギャルゲーをメインにプレイしており、自室に置ききれないゲームや関連商品はゆきえの積みゲーとともに別の部屋に保管している(以前の保管部屋は真言の部屋にされたため、現在は別の場所に保管しているらしい)。昔はまともなゲーマーだったようで、高校の文化祭で出展されていたパソコン部自作ゲームを10分そこらですべてクリアしている。 妻のゆきえにより小遣いや食費を削られまくっているため、ゲームを買うために通勤は自宅から徒歩(片道1時間20分)、昼飯は缶コーラ一本分(150円)だけ(12話から愛妻弁当+150円、15話からは弁当のみ)という生活を余儀なくされているが、妻や娘への愛情は深い。 なお、徒歩通勤と半赤貧生活の成果によって中年とは思えないほどの体脂肪率(6%)を誇っている。そのおかげか、学祭におけるコスプレでも非常に受けが良い。 真言と葵の恋愛・結婚については、真言は当時ゆきえが忙しかったために自分が子育て担当していたせいもあり、溺愛して育てた(お父さんのお嫁さんエンディングを目指すほど)ことと、無害と思われた西浦が真言と結ばれたことから複雑な思いを抱いていたが、最終的には二人の仲を認めることとなった。一方、葵はゆきえが主に育てていたこと、悟とはお隣さん同士であり家族ぐるみで見知った仲であったことから、特に抵抗なく二人を受け入れている。
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