独立行政法人港湾空港技術研究所とは? わかりやすく解説

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港湾空港技術研究所

(独立行政法人港湾空港技術研究所 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/31 09:03 UTC 版)

港湾空港技術研究所
正式名称 港湾空港技術研究所
英語名称 Port and Airport Research Institute
略称 PARI
組織形態 国立研究開発法人の一部門
本所所在地 日本
神奈川県横須賀市長瀬3-1-1
法人番号 3021005008148
人数 101
所長 河合弘泰
上位組織 海上・港湾・航空技術研究所
所管 国土交通省
ウェブサイト https://www.pari.go.jp/
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港湾空港技術研究所(こうわんくうこうぎじゅつけんきゅうじょ、英語表記:Port and Airport Research Institute、略称:PARI)は、国土交通省所管の国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所を構成する研究所である。港湾及び空港の整備等に関する調査、研究及び技術の開発を行っている。

概要

所在

所在地は神奈川県横須賀市長瀬3-1-1。もとは海軍横須賀鎮守府)、海上自衛隊横須賀地方隊)の用地であり、旧海軍対潜学校海上自衛隊艦艇装備研究所を経て現在に至る。

主要事業

  • 以下の事項についての基礎的な調査、研究及び技術の開発
    1. 港湾の整備、利用及び保全に関すること。
    2. 航路の整備及び保全に関すること。
    3. 港湾内の公有水面の埋立て及び干拓に関すること。
    4. 港湾内の海岸の整備、利用及び保全に関すること。
    5. 飛行場の整備及び保全に関すること。

研究組織

6つの研究領域で研究を行っている。

  • 海洋研究領域
  • 海洋水理研究領域
  • 地盤研究領域
  • 構造研究領域
  • インフラDX研究領域
  • 海洋環境制御システム研究領域

また5つのセンターを有する。

  • 国際沿岸防災センター
  • ライフサイクルマネジメント支援センター
  • 海洋インフラ・洋上風力技術センター
  • 港湾空港生産性向上技術センター
  • 港湾空港イノベーション推進センター

沿革

主な研究施設

  • デュアルフェースサーペント水槽
  • 大規模水理模型実験水槽
  • 大型実験水路
  • 35m二次元水路
  • 海底流動実験水槽
  • 環境インテリジェント水槽
  • 油回収実海域再現水槽
  • 海底探査水槽
  • 水中作業環境再現水槽(水中ロボット水槽)
  • 長期暴露試験施設

大規模波動地盤総合水路

津波の実験施設である。 水路の大きさは、長さ184m、幅3.5m、深さ12mで、深さ4mの砂地盤層を持っている。 世界最大の3.5mの波を起こすことができる。ほぼ実規模の実験を行うことができるため、地盤の動きや構造破壊を再現することが可能である。

一般公開

年に1回、夏に一般公開が行われ、1,000人以上の来場者がある。施設の見学の他に、下記のような体験ができるため、家族連れが多い。 一般公開とは別に10名から30名程度の団体に対する施設見学を行っている。

  • 巨大津波を体感しよう
  • 水中TVカメラロボット操縦体験

ジャンボジェット機のタイヤを見よう

  • コンクリートを作ろう
  • フライトシミュレーターで学ぼう

出典

  1. ^ 昭和25年法律第48号NDLJP:2963508/24
  2. ^ 昭和37年法律第56号
  3. ^ 平成12年政令第255号

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