油・脂とは? わかりやすく解説

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ゆ‐し【油脂】

読み方:ゆし

脂肪酸のグリセリンエステル。溶けずアルコールなどに溶ける常温液体のものを脂肪油・油(あぶら)、固体のものを脂肪という。脂肪酸としてはステアリン酸パルミチン酸オレイン酸リノール酸などが多い。動植物界に広く分布植物性大豆油オリーブ油ごま油木蝋(もくろう)、動物性牛脂豚脂魚油などがある。


油 脂

・油脂とは常温液状を油(oil)、固形状を脂肪(fat)という。洋菓子用い天然油脂はバタ-、牛脂(タロ-)、豚脂(ラ-ド)、綿実油コ-ンサフラワー油大豆油パ-ム油、ヤシ油カカオ脂がある。 これらの油脂の役割は    
クッキ-: 口に入れたときのモロさ、砕けやすさ(ショートネス)。
バタクリ-ム 滑らかさ。  
スポンジケ-キ: 乳化性。
パイ生地 展性
チョコレ-ト : 滑らかさトロリ溶ける食感・・・

油脂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/11 12:57 UTC 版)

油脂(ゆし、Oil)とは、脂質の一種で、天然由来の脂肪酸グリセリンとのエステル化合物を指す。大部分はトリグリセリド(トリ-O-アシルグリセリン)である。単一の化合物の意味では通常は使われず、複数のトリグリセリド化合物の混合物である。狭義のと同じ意味であるが、油は石油など通常油脂には含めないものも含める場合がある。

概要

一般に物性や原料の差で分類される。

温度:常温液体のものを脂肪油固体のものを脂肪と呼ぶ。脂肪油は、さらに酸化を受けて固まりやすい順に乾性油半乾性油不乾性油と分けられる。

原料:動物油脂植物油脂。それぞれがさらに脂肪油と脂肪に分けられる。

物性の差は不飽和脂肪酸が多いと常温で液状、飽和脂肪酸が多いと固体となるためである[1]。食用、工業用など様々な用途で利用されている。

歴史

日本では戦時色が強くなった1941年6月から食用油の配給制度が始まった。配給される油種はゴマ油大豆油で、2-3人の世帯で3合(3ヶ月分)とされていた[2]

食用油脂

オリーブオイル
ラード

植物性脂肪油(常温で液体)

動物性脂肪油(常温で液体)

植物性脂肪(常温で固体)

動物性脂肪(常温で固体)

工業用油脂

脚注

  1. ^ kotobank - 世界大百科事典 「植物油」
  2. ^ 「食用油も切符で配給」『朝日新聞』1941年(昭和16年)5月29日(『昭和ニュース事典第7巻 昭和14年-昭和16年』p121 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)

関連項目


油脂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 04:07 UTC 版)

煙幕」の記事における「油脂」の解説

油煙通常発煙装置によって作られる。 ここで作られる「煙」は、微小なサイズ油滴であり、より正確に表現するならば「煙」でなく「」である。フォッグ・オイル燃焼させた場合よりも、フォッグ・オイル空気中で加熱する、あるいは加熱したフォッグ・オイル空気接触させるほうがより多くの煙を発生させることができる。 煙を赤外線に対して不透明にするためにフォッグ・オイル黒鉛添加することもある。 これによって熱線感知レーザー測距に対して遮蔽効果を得ることができる。 航空ショーでは切削油エンジン排気の熱で加熱して気化させ、空中急冷させることでスモーク発生させる方式主流である。

※この「油脂」の解説は、「煙幕」の解説の一部です。
「油脂」を含む「煙幕」の記事については、「煙幕」の概要を参照ください。

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油脂

出典:『Wiktionary』 (2021/09/17 16:26 UTC 版)

この単語漢字

第三学年

常用漢字
音読み 音読み

発音

名詞

(ゆし)

  1. 脂肪酸グリセリンとのエステル化合物脂肪

「油 脂」の例文・使い方・用例・文例

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