もうえつ‐じ〔モウヱツ‐〕【毛越寺】
読み方:もうえつじ
⇒もうつうじ(毛越寺)
もうつう‐じ【毛越寺】
読み方:もうつうじ
岩手県西磐井(にしいわい)郡平泉町にある天台宗の別格本山。山号は、医王山。嘉祥3年(850)円仁の創建と伝える。長治2年(1105)藤原清衡・基衡が再興したが、数度火災にあい、現在の本坊は明治32年(1899)に再建されたもの。大泉池は平安時代の庭園遺構。平成23年(2011)「平泉−仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺産群−」の一つとして世界遺産(文化遺産)に登録された。もうつじ。もうえつじ。→平泉
もうつ‐じ【毛越寺】
読み方:もうつじ
⇒もうつうじ(毛越寺)
もうつじ 【毛越寺】
毛越寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 13:33 UTC 版)
毛越寺(もうつうじ)は、岩手県西磐井郡平泉町(創建時は陸奥国磐井郡平泉)に所在する、天台宗の寺院。現在の本尊は[* 1]薬師如来立像(平安時代後期の作。脇侍は日光菩薩・月光菩薩)。建築は平安様式。
注釈
出典
- ^ 毛越寺境内 附 鎮守社跡(1922年〈大正11年〉10月12日指定、1952年〈昭和27年〉11月22日特別史跡、史跡)、国指定文化財等データベース(文化庁) 2014年7月11日閲覧。2005年(平成17年)7月14日、追加指定および名称変更。
- ^ 毛越寺庭園(1957年〈昭和32年〉11月12日指定、1959年〈昭和34年〉5月23日特別史跡、史跡)、国指定文化財等データベース(文化庁) 2014年7月11日閲覧。
- ^ “Barbados enters World Heritage List with Bridgetown and its Garrison; Hiraizumi(Japan) and Germany's Beech Forests also inscribed” (英語). UNESCO News Archive. ユネスコ (2011年6月25日). 2011年6月26日閲覧。
- ^ 『図説日本の史跡 5 古代2』、同朋舎出版、1991、pp.28 - 29
- ^ 毛越寺の延年(1977年〈昭和52年〉5月17日指定、重要無形民俗文化財)、国指定文化財等データベース(文化庁) 2014年7月11日閲覧。
- ^ 毛越寺の延年(1970年〈昭和45年〉6月8日指定、記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財)、国指定文化財等データベース(文化庁) 2014年7月11日閲覧。
- ^ a b 町内交通機関のご案内(平泉観光協会)
毛越寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 08:09 UTC 版)
詳細は「毛越寺」を参照 毛越寺(もうつうじ)は平泉町の寺院である。1226年の火災で多くの伽藍が失われ、1573年に完全に焼失した。そのため、当時の本堂は残っていないが、浄土式庭園は特別名勝に、境内は特別史跡に指定されている。特別史跡と特別名勝の二重指定は、国内には8例しかない。世界遺産登録IDは 1277rev-002 (Môtsû-ji) である。 開山は円仁と伝えられるが、再興したのは藤原基衡で、当時としては最大級の規模を誇る寺院であった。『吾妻鏡』の「寺塔已下注文」によれば、中尊寺が「寺塔四十余宇、禅坊三百余宇」に対し、毛越寺は「堂塔四十余宇、禅房五百余宇」とされていた。 現在残る浄土式庭園は平安時代の様式をそのまま残すもので、特に遣水の遺構は平安時代の様式を伝える唯一のものであり、その規模の大きさとともに特筆されている。 常行堂(じょうぎょうどう)は当時のものではなく、1732年に再建された宝形造の堂宇だが、そこで毎年1月20日に行われる「延年の舞」(えんねんのまい)は重要無形民俗文化財となっている。世界遺産推薦に当たっても、当時の浄土思想を伝える無形文化財としての価値に触れられていた。
※この「毛越寺」の解説は、「平泉」の解説の一部です。
「毛越寺」を含む「平泉」の記事については、「平泉」の概要を参照ください。
毛越寺と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 毛越寺のページへのリンク