松隈内閣とは? わかりやすく解説

第2次松方内閣

(松隈内閣 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/12 20:31 UTC 版)

第2次松方内閣(だいにじ まつかたないかく)は、伯爵松方正義が第6代内閣総理大臣に任命され、1896年明治29年)9月18日から1898年(明治31年)1月12日まで続いた日本の内閣


注釈

  1. ^ a b 1896年(明治29年)9月22日まで外相、文相を兼任。
  2. ^ 1897年(明治30年)3月29日から外相、農商務相を兼任。
  3. ^ a b c 進歩党の政権離脱により辞任。
  4. ^ a b 1897年(明治30年)9月2日まで陸相、拓殖務相を兼任。
  5. ^ 1896年(明治29年)10月3日まで貴族院議長を兼任。
  6. ^ 林田亀太郎は「解散するなら政府は自分の所信を国民に披瀝するのでなければならず、松方の解散は行きがけの駄賃で、解散の意義を解さないもの」と評している[15]
  7. ^ 日本国憲法下では、総選挙後の首班指名前に内閣は総辞職するためあえて選挙前に総辞職する意味はない。また解散から首班指名までは解散した首相が首相として扱われるが、解散時に総辞職されてしまっては首班指名までの首相権限の行使者について深刻な問題が生じる。政党内閣の場合、総辞職した首相を与党党首として選挙が戦えるか、という問題も出る。

出典



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松隈内閣

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大隈重信」の記事における「松隈内閣」の解説

詳細は「第2次松方内閣」を参照 6月伊藤博文首相大隈松方入閣させて、実業家層の支持を得るとともに内務大臣となっていた板垣自由党勢力抑えることを考慮するようになった板垣反対したが、松方入閣際し大隈入閣条件とした。8月31日伊藤辞任し元老会議では山縣推薦されたが病気理由辞退した元老会議松方推薦し9月18日第2次松方内閣(「松隈内閣」と呼ばれる)が発足した9月22日松方との協議大隈外相就任したが、尾崎行雄回想によれば一時大隈怒って入閣流れそうになったこともあったという。進歩党員からの入閣はなかったが、内閣書記官長として進歩党高橋健三が、また内閣法制局長官進歩党に近い神鞭知常就任している。 「二十世紀事件」も参照 10月25日、小雑誌二十世紀』に伊藤土方久元宮内大臣批判する記事掲載された。『二十世紀』には高橋内閣書記官長関与している雑誌であり、閣議ではこの雑誌の発行禁止措置巡って議論起きた大隈発禁反対したが、閣議大勢発禁主張する声が高く結局二十世紀』は発禁となった明治30年1897年3月29日には足尾銅山鉱毒事件批判受けていた榎本武揚農商務大臣辞職し大隈は農商務相を兼ねることとなった大隈次官大石正巳就任させるなど進歩党員を農商務省送り込み、また古河鉱業に対して鉱害対策徹底求め一方で操業継続させた。10月松方首相地租増徴を図る方針をとると、大隈進歩党はこれに反対し、10月31日大隈辞表提出した松方内閣12月25日倒れ後継首相伊藤博文となった伊藤大隈農商務大臣板垣司法大臣地位提示して入閣求めたが、進歩党大隈内務大臣とし、更に重要大臣ポスト三つ要求するなど強気の対応を行った板垣入閣行われず第3次伊藤内閣政党支援得られないとなった

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