指名代打とは? わかりやすく解説

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指名打者

(指名代打 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 03:16 UTC 版)

指名打者(しめいだしゃ、: designated hitter)とは、アメリカ・メジャーリーグの公式ルール日本の公認野球規則(5.11)などにもとづき、野球の試合において攻撃時に投手に代わって打席に立つ、攻撃専門の選手のことをいう。DH(ディーエイチ、英称の頭文字をとった略)ともいう。


注釈

  1. ^ 指名選手の替わりに守備を行う選手をフレックスプレイヤー(FPFlex Playerの略)という。FPはどこの守備位置の選手でもよい。
  2. ^ 公認野球規則5.11ほか。各条文において野手とDHは明確に区別されている。
  3. ^ 2014年シーズン終了時点で、指名打者としての先発出場が通算で800試合以上であった日本人選手は、門田(1326試合)、山﨑(864試合)、石嶺(801試合)の3人しか存在していない。
  4. ^ 2022年5月2日以降、MLBでは野手登録の選手が投手を務めることは一定の試合状況下でのみ認められる。詳しくはロースター (MLB)#選手区分を参照。
  5. ^ この日の先発投手は松沼博久であったが、松沼は打席に立つ前に降板し、リリーフの渡辺久が1打席に立った。結果は一ゴロ。
  6. ^ 日本では2023年以降。
  7. ^ この日、大谷翔平もベンチ入りしていたが、翌日先発のため試合中に宿舎へと戻っており、呼び戻そうとしたが間に合わなかった。
  8. ^ 2013 - 2019・2021年はパリーグ主催試合、2020年は全試合。
  9. ^ その後、2021年、2022年はセリーグが勝ち越している。

出典

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