拷問官
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拷問官(英: tormentor)とは、刑事事件の被疑者に対して拷問による取調べを行うことを職務とする公務員である。「拷問吏」と呼ばれることもある。
フランスではフランソワ・プリュドム (François Prudhomme) やジュール・トロンソン (Jules Tronçon) など、拷問官から死刑執行人に転職した人物もいる。
拷問官という職業は裏方であり、忌み嫌われていた上に職務が非公開であったため、どのような人物が行っていたのか記録が乏しい。フランス公文書館に保管されている公文書から当時、働いていた拷問官の名前や給与が読み取れるぐらいしかない。比較的詳細な人物像がわかっているのは死刑執行人の頭領ムッシュ・ド・パリの一族であるサンソン家の文献『サンソン回想録』[1]に登場するフランソワ・プリュドムとジュール・トロンソンぐらいである。
彼らは拷問の廃止に伴い公務員としての職を失った。フランスにおける拷問官は被差別階級に属する人間であり、再就職が満足に出来なかったと言われている。その多くは失職時に国からわずかな年金の支給を受けていたので細々と食いつないでいたという。
後世への影響
地下牢」を意味し、城などの地下に造られた監獄や地下室を指し、拷問等行われたりした場所をダンジョンと呼ぶ。
- ロンドン・ダンジョン (ロンドン)
- ブラックプールタワー・ダンジョン (ブラックプール)
- ウォリック・ダンジョン (ウォリック)
- ヨーク・ダンジョン (ヨーク)
- ベルリン・ダンジョン (ベルリン)
- ハンブルク・ダンジョン (ハンブルク)
- アムステルダム・ダンジョン (アムステルダム)
- サンフランシスコ・ダンジョン (サンフランシスコ)
- 恐怖の部屋 (ロンドンのマダム・タッソー館にあった展示室)
- 恐怖の館 (ハンガリーの歴史博物館)
- 中世犯罪博物館 (ドイツ)
脚注
- ^ 『サンソン回想録』には、四代目当主シャルル=アンリ・サンソンの友人オノレ・ド・バルザックによる著書 (日本語版『サンソン回想録:フランス革命を生きた死刑執行人の物語』安達正勝訳 国書刊行会2020年ISBN 978-4336066510)と、サンソン家6代目当主アンリ=クレマン・サンソンの著書版がある
関連項目
拷問官
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「姫様“拷問”の時間です」の記事における「拷問官」の解説
ダターマ 拷問官補佐官。トーチャーをはじめとした拷問官達の“拷問”をサポートする。 容姿こそ禍々しい存在感を放っているが、姫様が“拷問”に屈した後には一緒に遊んだりはしゃいでいることも多々。右目の星の形をしたフェイスペイントは、毎朝自分で描いている。台詞を発する場面が無いが、ただ喋っていないだけで喋れないわけではない。 陽鬼&陰鬼 中級拷問官。快活でボーイッシュな陽鬼と、物腰の控え目な陰鬼の二人組。仲の良い双子の姉妹に見られがちだが、従姉妹同士である。 陽鬼はショートヘアに露出が高い服装、陰鬼は左目が前髪で隠れたロングヘアに厚着(どんな服装でも手が露出する場面が無い)と、外見も対照的。陰鬼には弟が二人いることがキャラクタープロフィールにて明かされており、その内の下の弟である陰助は3巻収録の拷問33より登場している。 レクリエーションやパーティーゲームといった「楽しさ」を利用し、巧みなコンビネーションで秘密を聞き出す“拷問”を得意とする。それぞれが単独で“拷問”を行う際には、陽鬼はスポーツ、陰鬼は映画、といった自らの趣味を用いている。 距離感が近く、姫様とも初対面ですぐに友達となり、気軽かつ頻繁に魔王城外へ遊びに連れ出している。 3巻収録の拷問36にて、姫様の助言をもとに、マオマオちゃんを加えた三人で上級拷問官への昇級試験である「魔王への“拷問”」に成功し、上級拷問官に(マオマオちゃんは『究極ハイパー伝説みならい拷問官』に)昇進する。 クロル 一級戦闘員兼上級拷問官。ギャル然とした容姿で、語尾に「☆」が付く半獣の女の子。 魔物使いであると同時に重度の動物愛好家でもある。動物の毛触りを素肌で感じたいがために露出を多くしており、ビキニとショートパンツにマントを羽織った出で立ちをしている。 様々な魔獣の「愛くるしさ」を利用した“拷問”を得意とする。魔獣の狼・マッドウルフ、白熊の赤ちゃんのキュイ、猫のシロ&ミケ、イルカのキュキュといった配下やペットを連れてくるが、彼女の嗜好がニッチすぎるあまりに姫様に理解されず、その良さをわからせようとムキになることもしばしば。毎度なんだかんだで動物の魅力に虜になる姫様と意気投合し、仲良しとなっている。 マオマオちゃん 魔王の一人娘にして、"ハイパー上級見習い"拷問官。幼稚園に通っている子どもであり、周囲からは「マオマオちゃん様」と呼ばれる。額の瞳は父親譲り。親子ともども白目が黒いのが特徴。 可愛らしい容姿もさることながら、その性格も純真無垢さの塊であり、姫様をたちまちメロメロにしてしまっている。初めて姫様の前現れた際は、それまで一度も“拷問”を成功させたことがなく己を卑下してしまっていたが、姫様に励まされ初めて成功し、以降は姫様をまるで親戚のお姉さんのように慕い懐いている。 “拷問”の手法自体は姫様に全く響かないものばかりだが、圧倒的な「いじらしさ」や「可愛らしさ」により、秘密を聞き出すことに尽く成功している。 魔王の溺愛ゆえか、見習いながらも最高位拷問官であるトーチャーより階級が上であり、さらに話が進むごとに「伝説」「究極」等、肩書がアップデートされていっている。 ジャイアント 四級戦闘員兼初級拷問官。名前の通り姫様の倍近い体躯と長身を持つオトナの女性。 常に笑みを湛えた柔和な雰囲気と母性に溢れた底抜けの包容力を持ち、周囲からの慕われ度は絶大。彼女が戦闘や拷問をしているところを誰も見たことが無く、普段は風呂場のメンテナンスに勤しんでいる。 温泉やサウナ、マッサージ、リフレッシュ術等のリラクゼーションに精通しており、“拷問”そっちのけで彼女がもたらす「安らぎ」や「癒し」が、結果的に秘密を話してしまうような状況を作り上げている。姫様からは「ママ師匠」と呼ばれ慕われている。 ギルガ 武器職人兼初級拷問官。一本気で職人気質の女性。トーチャーとはプライベートで仲良しで、お互い「トルちゃん」「ギルガちゃん」と呼び合う。 エクスへの“拷問”のために拷問官の資格を取っている。職人としての腕は確かであり、その絶妙なメンテナンスの手腕によってエクスを忽ち屈服させる。 魔剣をコレクションしているが、“拷問”の際にガスコンロ代わりに用いるなど、扱いはぞんざい。 バニラ・ベシュッツ 上級拷問官。吸血鬼として名を轟かせるベシュッツ一族本家の一人娘。容姿は姫様や陽鬼たちよりも幼い。直接血を吸うことはなく、鉄分の多い食べ物から栄養を得ている。 根は素直な良い子だが、本人は高貴な身分であることを自負するあまりになにかと空回りしがち。両親からは溺愛されており「家の名に縛られずに自由に生きな」と諭されている。 プライドが邪魔をして友達が作れずにいたが、彼女の前ではなぜか(本人は意図せずに)男前な面を見せる姫様に忽ち心を開き、遂にはじめての友達ができた。 サクラ・ハートロック 国王軍とは別の国家、ローニシ帝国の帝王直属暗殺部隊に所属する暗殺者。魔王暗殺のため、魔王城に侵入するも捕らえられ、トーチャーの“拷問”(生姜焼き)に屈し、上記の身分を明かす。過去に姫様暗殺の任を与えられ、身分を偽って姫様に接近し、親しくなるが、本当に情が芽生えてしまい、躊躇により返り討ちに合ってしまう。それにより立場を失い、実質的な死刑宣告として魔王暗殺の任に就けられた。 その境遇を聞いた魔王の計らいで、トーチャーの下で試験採用として魔王軍に入隊。以後はトーチャーを「先輩」と呼び親しんでいる。 彼女自身の登場は7巻からだが、実は1巻収録の拷問7における姫様の回想シーンにて登場していた「姫様が友だと思っていたが裏切られた」人物が彼女であった。 拷問126にて姫様と再会。曲芸の“拷問”で姫様の気持ちを聞き出し夜遅くまで語り合った。
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