ウォリック城とは? わかりやすく解説

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ウォリック‐じょう〔‐ジヤウ〕【ウォリック城】

読み方:うぉりっくじょう

Warwick Castle》⇒ウォーリック城


ウォリック城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/13 14:09 UTC 版)

東側から(エイヴォン川から)見たウォリック城
聖メアリー教会から見たウォリック城

ウォリック城(ウォリックじょう、Warwick Castle)は、イングランド中部ウォリックシャーウォリックにある中世の城。エイヴォン川に臨む崖の上に建っている。元はアングロ・サクソン人の砦(914年建築)があった場所(またはその近辺)に、1068年、ウィリアム征服王によって建築された[1]。17世紀初頭まで軍事拠点として使用された。

1088年以降、ウォリック伯に所有され、その権力の象徴となった。1153年にアンジュー伯アンリ(後のヘンリー2世)に接収され、囚人を閉じ込めるために使われた。例えば14世紀のポワティエの戦いにおける捕虜がここに収監された。“ウォリックのキングメイカーリチャード・ネヴィルの所有時代にはエドワード4世王を監禁するために使用された。ウォリック城は規模、費用、歴史的・社会的地位に関してウィンザー城とよく比較される[2]

11世紀に建築されて以来、この城は改築されつづけている。元来は木製だったモット・アンド・ベーリーは12世紀に石製のものに代えられた。百年戦争の期間には要塞として強化され、14世紀の典型的な軍事建造物となった。

17世紀には敷地に庭園が作られた。1978年、レジャー会社タッソー・グループ(The Tussauds Group)によって買収されて観光地となった。指定遺跡(Scheduled Ancient Monument[3]かつ第一級指定建築物(Listed building[4]として、英国政府から保護されている。

ギャラリー

出典

  1. ^ 水野久美『いつかは行きたいヨーロッパの世界でいちばん美しいお城』大和書房、2014年、196頁。ISBN 978-4-479-30489-0 
  2. ^ Brown, R. Allen ([2004] 1954). Allen Brown's English Castles. Woodbridge: The Boydell Press., p. 121.
  3. ^ Warwick Castle”. Pastscape.org.uk. 2008年6月19日閲覧。
  4. ^ Warwick Castle”. Images of England. 2008年6月19日閲覧。

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