対アルタイル陣営
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 07:45 UTC 版)
「Re:CREATORS」の記事における「対アルタイル陣営」の解説
セレジア・ユピティリア 声 - 小松未可子 アニメ『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』のヒロイン。19歳。明るく世話焼きな性格。アルタイルとの戦闘でフォーゲルシュバリエを失ってからは、主にサーベル「ソード・リベリオン」を使用するが、「戦闘はフォーゲルシュバリエへの搭乗が前提」という物語の設定のために、他の被造物に後れを取ることが多い。後にアルタイルとの戦闘の中で、松原がまりねとともに考案した新設定をSNSにアップしたことで改変が行われ、一時的に炎を操ることができるようになる。 持ち前の正義感から、現界時よりアルタイルへの協力を拒否し、彼女が大崩潰を目論んでいることを知ってからは、明確に敵対する決意を固めると同時に、元の世界への帰還を望む。ボーダーワールド・コロッセオではアルタイル側についたカロンと敵対することとなり迷いが生じるが、ひかゆの説得を受け戦うことを決意。仲間たちにすべてを託してカロンを道連れに自爆、消息不明となる。 原作を書いている時は特にイメージはなく、デザインはキャラクター原案を描く段階で詰められた。 メテオラ・エスターライヒ 声 - 水瀬いのり、大原さやか(妄想) RPG『追憶のアヴァルケン』の登場人物。勇者(プレイヤー)を導く万理の探求者という設定であり、魔導書によっていち早く現実世界を把握し、被造物の設定改変や大崩潰の仮説に行き着いている。 戦闘では魔法陣を盾にして身を守るが、攻撃系の魔法は持ち合わせていないため、アルタイルとの初戦闘時は自衛隊の火器を強奪して使用。特別事態対策会議の保護下に入ってからは、許可を得た上で魔導書の力によって戦車や戦闘機の構造を把握し、再現している。 現界当初から自分の創造主に複雑な感情を抱いていたが、創造主の死を機に『追憶のアヴァルケン』をプレイして故人の作品への思いを悟り、自分の世界を改変せず守る決意を固め、対アルタイル陣営のブレーンとなる。 後に松原たちがエリミネーション・チャンバー・フェスに向けて改変を行ったことで承認力を観測する装置『イヴァリュエーション・トレーサー』を現出させ、装置を併用することで疑似的な森羅万象が使用可能となり、ボーダーワールド・コロッセオでは「鳥籠」形成の中核を担う立場として創造主たちとともに会場のCICに残り、陰からセレジアたちを援護する。フェス終了後は、ほかの被造物と異なり自分自身を元の世界に戻すことができず、魔力を失った状態で現実世界に残留。一人暮らしを営みながら、執筆活動を始める。 インターミッションである第13話では、褐色の肌とグラマラスなプロポーションをしたメテオラが彼女自身の妄想という形で登場した。 デザインでは、中世風ファンタジーとケルトのイメージが打ち出されている。 鹿屋 瑠偉(かのや るい) 声 - 雨宮天 ロボットアニメ『無限神機モノマギア』の主人公でギガスマキナのパイロット。16歳。現界後しばらくは、創造主の中乃鐘の地元の自宅で世話になっていた。現界当初は物語の設定ゆえに周囲に反発する苦悩の多い性格だったが、現実世界に馴染むに連れて明るい性格へと変化する。 特別事態対策会議の保護下に入ってからはセレジアたちと行動を共にするが、物語作中で望まぬ戦闘を強いられ続けたことから、始めは被造物の捜索には参加せず現実世界での生活を満喫していた。その後は性格の変化に伴い、仲間のピンチを知らされたときは迷わず駆けつけたり、苦悩する颯太を激励したりするなど、セレジアたちに積極的に協力するようになる。邂逅直後から弥勒寺の洞察力と生身での強さを羨んでおり、彼と意気投合している。 ボーダーワールド・コロッセオでは当初アリステリアと激突するふりをし、アルタイルを倒すため連携する。後に現れたカロンとの戦闘で両腕を負傷しつつも生還。ギガスマキナと土産を手に元の世界へ帰還する。 『わんもあ!』では弥勒寺よりも遅れて美晴たちと出会い、彼とともにアルタイルの目論見を美晴たちに話す。 広江によるとモデルは『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジが念頭に置かれており、キャラクター像は様々なロボットアニメの主人公のイメージを総合している。初期案ではパイロットスーツのほかに、ヘルメットも設定されていた。 弥勒寺 優夜(みろくじ ゆうや) 声 - 鈴村健一 漫画『閉鎖区underground-dark night-』のライバルキャラクター。原作では結社「荒塵」のリーダーで、粗暴かつ好戦的に描写されるが、現実世界では楽天家で知性的な一面を見せる。武器は衝撃波も出せる木刀「神木黒那岐丸(しんぼく・くろなぎまる)」。後にエリミネーション・チャンバー・フェスにて氷の攻撃が使用可能となる。 現界当初は自分の世界が気に入っているという理由からアルタイルと対立する姿勢を取る一方で、現実世界を満喫すると同時に現界時から因縁のあるブリッツと戦うためにセレジアたちとは別行動を取る。だが、真鍳の現界で起きた被造物同士の戦闘を機に「ブリッツとの再戦が望みやすくなる」との理由で自発的に特別事態対策会議の保護下に入り、セレジアたちと行動を共にする。ボーダーワールド・コロッセオでは翔と激突し、撃破後、視聴者へのネタバレを理解しつつも翔に親友と妹を殺した犯人が自分ではないことを明かす。アルタイルとの戦闘では隙を突かれて負傷するも生還。八頭司に感謝を告げて翔とともに帰還する。 『わんもあ!』では偶然出会った美晴の翔に対する熱愛ぶりに振り回されながらも彼女のことを信じ、その場にいた鹿屋以外の仲間には内密で協力を依頼する。フェス後、帰還前に翔とともに美晴の前に現れ彼女の決意を聞いたあと、美晴にエールを送って別れを告げる。 キャラクター原案では迷彩色のジャンパーを着用し、首には刺青があると設定されているが、アニメではそれらがカットされ、代わりに姿勢が猫背になるよう変更された。板額(はんがく) 弥勒寺が呪いと称する女性の姿をした甲冑武者型の星幽複体。武装は薙刀。真鍳に一時的に奪われ、ボーダーワールド・コロッセオでは彼女が能力を使う形で返還される。 元ネタは女性武将・板額御前。 星河 ひかゆ(ほしかわ ひかゆ) 声 - 夏川椎菜 美少女ゲーム『ほしぞら☆ミルキーウェイ』のヒロイン。17歳。気弱な性格だが、『ほしぞら☆ミルキーウェイ』の主人公まさゆきを一途に慕い、カロンの出現に戸惑うセレジアを説得するなど、芯は強い。 普通の女子高生という設定のため戦闘能力は皆無だったが、ボーダーワールド・コロッセオでは大西が製作したファンディスクによって、戦闘形態「エクストリームファイナルレジェンドマーシャルアーティストひかゆ」への変身能力を獲得し、翔やフォーゲルシュバリエを圧倒する力を発揮。終盤にアルタイルの森羅万象第十三楽章「摘要淵源」でステータスを初期状態に戻され戦う術を失うものの生還。フェス後、まさゆきとの出会いを大西に感謝して元の世界に帰還する。 デザインは「ギャルゲーのヒロイン」を模索しながら行われており、変身時の姿は露出を多めにすることが念頭に置かれている。 エリナ・トーカー 声 - 石見舞菜香 漫画『code・Babylon』の登場人物でブリッツの娘。 物語では生体連結炉の動力に組み込まれたところをブリッツに処分され死亡しているが、エリミネーション・チャンバー・フェスに向けて駿河が製作した「死亡したエリナをメテオラが蘇生させる」という内容のスピンオフによって現界。駿河を襲撃したブリッツの前に現れ、自分を撃ち全てを終わらせてくれた父に感謝していることを伝える。フェス終了後は、父と共に元の世界に帰還する。 シリウス ボーダーワールド・コロッセオ終盤に、対アルタイル専用の鏡像としてメテオラたちが生み出した被造物。アルタイルと瓜二つの容姿をもち、森羅万象も使用できる。 森羅万象第六十六楽章「実存相変移」によってアルタイルそのものに置き換わるも、情報の密度が足りなかったことで承認力を稼げず、アルタイルに乗っ取り返される。 デザインは原案協力の山本碧によるものであり、アルタイルと対になるような未来風のデザインが意識された。
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