対アラブ社会との貿易用貨幣の発行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 15:20 UTC 版)
「アルフォンソ8世 (カスティーリャ王)」の記事における「対アラブ社会との貿易用貨幣の発行」の解説
著名な貨幣学者のマイケル・ミッチナー氏の著作「イスラーム社会」(1977年英国)の114ページには、ムワッヒド朝のディルハム角型銀貨に酷似したミラレス角型銀貨をアルフォンソ8世が発行したことが記載されている。この銀貨は、対アラブ社会との貿易用貨幣として発行された。銘文内容はディルハム角型銀貨と同様であるが、流麗なアラブ書道での銘文に比較して、流麗とは言い難い書体での銘文であり、アラブ社会からは受け取りを余り好まれなかったとされる。ミラレス角型銀貨の発行は、後にローマ教皇により禁止された。
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