アルタイル陣営
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 07:45 UTC 版)
「Re:CREATORS」の記事における「アルタイル陣営」の解説
アルタイル 声 - 豊崎愛生 本作の黒幕。セレジアを始めとする被造物たちを現界させた張本人。当初は素性が分からず軍服の姫君と仮称されていたが、後に『悠久大戦メガロスフィア』の登場人物「シロツメクサ」を元にセツナが制作した二次創作動画『World Étude』の登場人物であることが判明する。セツナに触発された第三者が制作し、多くの人々によって承認された二次創作の設定を使用する「森羅万象(ホロプシコン)」という能力をもつ。これによって楽章と称される複数の能力を有し、ステータスをアップデートし続けることができるが、世界の修復力によって現実から弾き飛ばされる可能性があるため、自由に使えずにいる。 自分の創造主であるセツナを排斥した世界を憎み、同士の被造物たちと現実ではありえない事象を起こすことで大崩潰を目論む。ボーダーワールド・コロッセオでは承認力を味方につけることで圧倒的な力を獲得し、森羅万象で自身に敵対する全ての被造物たちを戦闘不能に追い込み、隠し玉であるシリウスをも退ける。しかし現界したセツナとの対話を経て、最終的に彼女のための世界を創るべく、森羅万象でセツナとともに別世界へ旅立つ。 原作執筆時からデザインは軍服と決められており、最初は旧ドイツ軍のようなヘルメットを被せていたが後にロシア軍の騎兵帽に落ち着いたという。また、シリウスを乗っ取り返した姿は、当初はシリウスを黒くしただけのデザインだったが、シナリオ会議の中でアニメ本編のような姿に変更された。 アリステリア・フェブラリィ 声 - 日笠陽子 漫画『緋色のアリステリア』の主人公。神聖ウルターシュタイン王国の姫君で、大仰な言葉使いが特徴。戦闘では聖槍と、王家に伝わるゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンの篭手を使用する。移動手段として、空を飛べる白馬グルファクシを現出させる。 荒廃した物語世界の中で自分が信じてきたものが虚構で、現実世界では娯楽に過ぎなかったことに怒りを覚え、アルタイルの世界改変の話に賛同する。最後まで自分の信念を貫き通そうとする性格の持ち主で、敵対者の意見を全く聞こうとしない。 まみかからは「アリスちゃん」と呼ばれ、互いの信念を尊重し合う良好な仲を築くが、それが原因で、彼女の消滅後は真鍳の歪められた伝言を信じてメテオラを仇として狙う。しかし、メテオラを庇った颯太の説得を受けて、創造主の高良田から創作に対する姿勢を聞き、アルタイルに反旗を翻すために解放、真鍳に単独で接触し協力を申し出る。ボーダーワールド・コロッセオにて対アルタイル陣営の被造物と結託し、高良田たちが行った改変で新たな能力が付加された篭手を手にした後、まみかの仇を取るためにアルタイルと対立する。しかし、アルタイルの森羅万象第十四楽章「因果転変」によって攻撃の因果を自身に変換されたことで致命傷を負い消滅する。 キャラクター原案では、アニメ本編よりも甲冑が細かく描かれている。 煌樹 まみか(きらめき まみか) 声 - 村川梨衣 アニメ『マジカルスレイヤー・まみか』の主人公。必殺技の「マジカル・スプラッシュ・フレアー」を始めとする強力な魔法を使用する。そのため、ネット上では「魔法(物理)」と言われている。 自分の世界で困っている人を助けられるという理由からアルタイルの世界改変の話に賛同し、セレジアたちと敵対する。しかし、自分の魔法が現実世界では周囲に甚大な被害を及ぼすと悟ってからは戦闘を避けて話し合いで解決しようとする姿勢を取る。同時に主人公としての存在意義も考えるようになり、颯太との邂逅の末に、自らの意志で『マジカルスレイヤー・まみか』になることを決意。アルタイルの怒りや哀しみを受け止めるべく説得を試みるも、彼女の攻撃を受ける。瀕死になりながらも居合わせた真鍳にアリステリアへの言伝を頼み、駆けつけたアリステリアの前で死亡、消滅する。 変身時の姿はお菓子がモチーフになっている。横文字の名前が苦手なのか、セレジアたちはもちろんアリステリアの名前も言えなかったため「アリスちゃん」と呼んでいる。また、2017年6月10日、11日にはアキバCOギャラリーにて『煌樹まみかお別れの会』が開催された。 ブリッツ・トーカー 声 - 斧アツシ 漫画『code・Babylon』の登場人物。主人公である「カンナギ リュウスケ」(声 - 江口拓也)の相棒を務める元刑事の賞金稼ぎ。戦闘ではリボルバーを使い、切り札として重力弾という義体用の銃弾を使用する。腕時計に仕込まれた重力制御デバイスを起動することで、反重力を操り飛行できる。冷静さや客観的な分析力に富み、弥勒寺からはその姿勢を「ムカつく」と言われ一方的に敵視されている。物語内で自らエリナを処分した過去から、アリステリアからは自分の世界への憧憬が感じられないと評されている。アルタイルの目論見には気付いているが、精神的に脆い部分が娘に似ているという理由から敢えて彼女に与する。 ボーダーワールド・コロッセオでは全面衝突に参加せず、娘を死に追いやる展開を描いた駿河を襲撃するが、そこで自ら手を下したはずの娘と再会。人の心を操るようなやり方で自分を味方につけようとする駿河に憤慨しつつも娘のためにアルタイルと対立する。全てが終わった後は無事生還し、娘とともに元の世界へ帰還する。 『わんもあ!』では翔に協力を依頼する美晴を脅し、事態に関わらないように警告する。 デザインは「ナイスミドルなおっさん」が意識されており、キャラ原案ではべっ甲タイプの眼鏡をかけている。 白亜 翔(はくあ しょう) 声 - 岡本信彦 漫画『閉鎖区underground-dark night-』の主人公。武器は三節棍。ひかゆと同時期に現界し、親友の荒木六角(あらき ろっかく)と妹の此処果(ここのか)の仇として追っていた弥勒寺と決着をつけるためにアルタイル陣営につき、ボーダーワールド・コロッセオで彼と激突する。しかし乱入したひかゆに敗北し、彼女と弥勒寺から物語の黒幕とアルタイルの目論見を知らされたことで彼らに協力する。アルタイルとの戦闘では三節棍とバイヤールを失い負傷するも生還。フェス後は元の世界で真の敵を倒すことを決意し、八頭司に不信感を表しつつも感謝を告げて帰還する。 『わんもあ!』ではブリッツとの初対面後に自身を追ってきた美晴と出会い、彼女から協力を依頼されるが仇討ちを優先して拒否する。フェス後、帰還前に弥勒寺とともに美晴に別れを告げるため彼女の前に現れる。そこで美晴に告白されると同時に「一人前の作家を目指す」と決意を聞く。 視聴者が引かないように、少年漫画の主人公のようなデザインが行われた。バイヤール 翔が召喚するケンタウルス型の星幽複体。反射物を駆使して多方向から攻撃する戦法をとる。また、攻撃の際に反射物の色に応じた属性(黒煙、炎、風、雷など)の攻撃を発生させる。アルタイルの森羅万象第九楽章「因果還元」で設定を無かったことにされ、消滅する。 カロン・セイガ 声 - 小野大輔 アニメ『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』の主人公。物語世界での過酷な戦いで疲弊しており、創造主の力で自分の世界を救い、セレジアを連れ戻そうとアルタイルに与する。 ボーダーワールド・コロッセオにてアルタイルに助太刀する形で黒いフォーゲルシュバリエとともに現れ、セレジアや鹿屋を圧倒するが、自分と戦うことを決意したセレジアの自爆に巻き込まれ消滅する。 広江はハンサムな主役を書いた経験がなく、また敵役でもあることから、バランス面でデザインに苦労したとしている。
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