宿曜経とは? わかりやすく解説

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すくよう‐きょう〔スクエウキヤウ〕【宿曜経】

読み方:すくようきょう

仏典2巻。唐の不空訳。七曜十二宮二十八宿の関係によって一生の運命や一日の吉凶判断する方法説いたもの。しゅくようきょう。


しゅくようぎょう 【宿曜経】

仏典宿曜スクヨウとも。詳しく文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経二巻。唐の不空訳。七曜十二宮二十七宿などにより吉凶を占う法を説いた経。インド瞿曇仙人案出し暦法に、中国の暦法を調和させたもの。これによって行う占いの術を宿曜道という。→ 星供

文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経

(宿曜経 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/27 05:58 UTC 版)

文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経』(もんじゅしりぼさつきゅうしょせんしょせつきっきょうじじつぜんあくすくようきょう)は、宿曜道の所依の教典の一つ。一般には『宿曜経』(すくようきょう、しゅくようきょう)と略称される。上下二巻。

文殊菩薩リシたちが、二十七宿十二宮七曜などの天体の動きや曜日の巡りをもとに、日や方角等の吉凶を読み解く方法を説き明かした物であるとされる。ただしこれは伝説に過ぎず、実際にはインド占星術の入門書とも言うべき内容である。

不空金剛759年に中国で訳出したとされる。ただし、原典があったかについては疑わしく、恐らく不空が自分の知っているインド占星術の知識を、弟子の史瑶や楊景風に口述筆記させた物と思われる。 一説には、下巻が史瑶による初訳本、上巻が楊景風による改定修注版であるともいい、実際、下巻の方がより元のインド占星術に近い内容である。

日本では空海がこの経をもたらし、曜日が知られるようになった。

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