実験の詳細とは? わかりやすく解説

実験の詳細

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 02:45 UTC 版)

プラムボブ作戦」の記事における「実験の詳細」の解説

プラムボブ作戦おこなわれた各実験の詳細を以下に示す。 プラムボブ作戦詳細実験名実施日 (GMT)実施場所核出力備考ボルツマン (Boltzmann)1957年05月28日11:55 NTS エリア7c 12キロトン 塔上(152m)での実験 フランクリン (Franklin)1957年06月0211:55 NTS エリア3 0.14キロトン 塔上(91m)での実験(不完全核爆発) ラッセン (Lassen)1957年6月5日11:45 NTS エリア9a 0.5キロトン 気球(152m)による実験 ウィルソン (Wilson)1957年6月18日11:45 NTS エリア9a 10キロトン 気球(152m)による実験 プリシラ (Priscilla)1957年6月24日13:30 NTS エリア5 37キロトン 気球(213m)による実験 コロムA (Coulomb-A)1957年7月1日17:30 NTS エリア3h 0 地表(0m)での実験(安全性の検証実験) フード (Hood)1957年7月5日11:40 NTS エリア9a 74キロトン 気球(457m)による実験米国内実施され最大大気爆発で、単段階核爆弾ではなく2段階の熱核爆弾実験だった。 ディアブロ (Diablo)1957年7月15日11:30 NTS エリア2b 17キロトン 塔上(152m)での実験 ジョン (John)1957年7月19日14:00 NTS エリア10 2キロトン AIR-2 空対空ミサイル(5,600m)を使用した実験 ケプラー (Kepler)1957年7月24日11:50 NTS エリア4 10キロトン 塔上(152m)での実験 オゥンズ (Owens)1957年7月25日13:30 NTS エリア9b 9.7キロトン 気球(152m)による実験 パスカルA (Pascal-A)1957年7月26日08:00 NTS エリア3j ごく少し 地下(-147m)での実験(安全性検証のための実験) ストークス (Stokes)1957年8月7日12:25 NTS エリア7b 19キロトン 気球(457m)による実験 サターン (Saturn)1957年8月10日01:00 NTS エリア12c 0 地下(-30m)での実験(安全性検証のための実験) シャスタ (Shasta)1957年8月18日12:00 NTS エリア2a 17キロトン 塔上(152m)での実験 ドップラー (Doppler)1957年8月23日12:30 NTS エリア7 11キロトン 気球(457m)による実験 パスカルB (Pascal-B)1957年8月27日22:35 NTS エリア3c ごく少し 地下(-152m)での実験(安全性検証のための実験) フランクリン・プライム (Franklin Prime)1957年8月30日12:40 NTS エリア7b 4.7キロトン 気球(228m)による実験 スモーキー (Smoky)1957年8月31日12:30 NTS エリア8 44キロトン 塔上(213m)での実験 ガリレオ (Galileo)1957年9月2日12:40 NTS エリア1 11キロトン 塔上(152m)での実験 ホイーラー (Wheeler)1957年9月6日12:45 NTS エリア9a 0.197キロトン 気球(152m)による実験 コロムB (Coulomb-B)1957年9月6日20:50 NTS エリア3g 0.30キロトン 地表(0m)での実験(安全性検証のための実験) ラプレース (Laplace)1957年9月8日13:00 NTS エリア7b 1キロトン 気球(228m)による実験 フィズー (Fizeau)1957年9月14日16:45 NTS エリア3b 11キロトン 塔上(152m)での実験 ニュートン (Newton)1957年9月16日12:50 NTS エリア7b 12キロトン 気球(457m)による実験 レイニア (Rainier)1957年9月19日16:59 NTS エリア12 1.7キロトン トンネル内(-274m)での実験(米国内初めての地下核実験) ホイットニー (Whitney)1957年9月23日12:30 NTS エリア2 19キロトン 塔上(152m)での実験 チャールストン (Charleston)1957年9月28日13:00 NTS エリア9 12キロトン 気球(457m)による実験 モルガン (Morgan)1957年10月7日13:00 NTS エリア9 8キロトン 気球(152m)による実験

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実験の詳細

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/04 06:37 UTC 版)

アイスキューブ・ニュートリノ観測所」の記事における「実験の詳細」の解説

ニュートリノとはレプトン一種で、その中で電荷持たない3つの素粒子電子ニュートリノミューニュートリノタウニュートリノ)を指す。電荷持たないため他の物質とほとんど相互作用衝突)をせず、検出器直接検出することもできない。しかし、非常に低い確率で氷の中の水分子衝突しそれぞれに対応した電荷を持つレプトン電子ミュー粒子タウ粒子)が生成される。これらの粒子速度が氷の中での光速よりも速ければチェレンコフ光円錐状に広がる光)が発生し光電子増倍管検出することができる。 これらの検出結果は常にDOM内部回路デジタル化され、ケーブル通って表面施設集められるデータ一部さらなる解析のために衛星回線研究機関送られるまた、データテープ保存され、年に1回、船で研究機関送られる研究者はそのデータ元にニュートリノ運動空間再構成する。 高エネルギーニュートリノ検出器にその起源を示す大きな信号残しニュートリノの来た方向分かるアイスキューブは1011eVから1021eVまでの高エネルギーニュートリノ高感度検出し完成後は20分に1回割合ニュートリノ検出できる見積もられている[要出典]。 上記荷電粒子の中でアイスキューブセンサーが最も高感度検出するのは、透過力が強くアイスキューブセンサー長距離渡って横切るミュー粒子である。したがってアイスキューブミューニュートリノを最も高感度検出する一方電子減速してチェレンコフ光発生しなくなるまでの間、何度散乱するため電子ニュートリノの来た方向を得ることはできないこと意味する。もちろん、そのデータ研究生かされる電子によるチェレンコフ光球状や滝状といった塊で観察されるのに対しミュー粒子によるチェレンコフ光リング状になる。 タウ粒子崩壊までの寿命が短いため検出されにくい上、発生するチェレンコフ光電子同様に滝状になるが、タウ粒子特有の"double bang"によって理論上区別することができる。これはタウ粒子生成崩壊続けて起こりそれぞれハドロンの「シャワー」を発生させることによる。ただし、これはタウ粒子エネルギー十分に高い(速度速い)ときに限られる。DOM同士上下に17m間隔設置されているため、"double bang"として検出されるためには1回目の"bang"から2回目の"bang"まで17m程度飛行しなければならないタウ粒子寿命はわずか2.9x10-13秒であるため、必要なタウ粒子エネルギーは数PeVから数十PeVが必要である。現時点ではこの"double bang"は検出されていない[要出典]。 また、ミュー粒子バックグラウンド雑音)の除去も重要である。施設主な検出目標である天体からのニュートリノによって生成されミュー粒子のほかに、宇宙線大気衝突して発生したミュー粒子雑音となって検出される後者前者106倍に及ぶ[要出典]。まず上空から下向き落ちてきたものを雑音みなして除去するが、それでも残り地球通過して上向き上がってきたもの)のほとんどが、地球反対側(北極側)に降った宇宙線地球衝突して発生させたニュートリノから来るもの(=雑音)である。最終的に粒子エネルギー等解析して目的とする天体由来信号見つけ出す完成後は1日当たり75前後の上向きニュートリノ検出する見積もられている。これらの中から雑音統計的に区別するため、ニュートリノの来た方角と、ニュートリノによって発生した荷電粒子エネルギーとの相関調べる。非常な高エネルギーであったり、来た方角に対してエネルギーが高い場合、それは天体由来のものである考えのである

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