坂ノ上家
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「おじゃる丸の登場人物一覧」の記事における「坂ノ上家」の解説
今から千年前となるヘイアンチョウ、妖精界の貴族、坂ノ上家。坂ノ上家には先祖代々から、電書ボタル一族が仕えている。 坂ノ上おじゃる丸(さかノうえ おじゃるまる) 声 - 小西寛子(1〜3)→西村ちなみ(4〜)、小野賢章(17歳のおじゃる丸) 初登場回 - 第1シリーズ第1話『マロがおじゃる丸でおじゃる』(放送日:1998年10月5日) 本作の主人公。遥か昔のヘイアンチョウから月光町にやって来た。エンマ大王のシャクを盗み、エンマから逃げている内に、誤ってエンマの涙岩に落ちたことで千年後へとタイムスリップし、月光町へ辿りつく。 1000年前のヘイアンチョウからやってきた「やんごとなき雅なお子様」。5歳の妖精貴族の子供。おじゃる丸がヘイアンチョウからやってきたということは、カズマとトミー(カズマの祖父)しか知らない秘密。月光町ちっちゃいものクラブの会長で、会員ナンバーは1番。 運動は苦手で、車といった速いものも苦手。理由はヘイアンチョウでは少しの距離でも牛車を使っており、あまり歩いたことがないためである。カズマと一緒に外出する際には、カズマが背負うリュックサックの中に首だけを出した状態で入っていることが多い。 ヘイアンチョウの屋敷(自宅)の池に溺れたトラウマから水嫌いで、風呂も嫌がる。 常に平安貴族風の赤い着物を着用し、青い烏帽子をかぶっている。 非常に寒がり。 歩くスピードが極端に遅い。 貴族らしく和歌や蹴鞠が趣味。 シャクを自在に扱う。そのシャクはピンク色で、おじゃる丸の意のままに、変幻自在に変化する。先が手に変化しどこまでも伸びていったり、コインマーク・OKの手に変化したり、ラケットのように広がり落ちてくるものを受け止めたり、熊手に変化したり鳴き声を発したりと、シャク自身が意思と命を持っている。また物や人を変身させたり、昼を夜に変える力もある。シャクの力でおじゃる丸自身女の子(おじゃる子)に変身したこともある。 ヘイアンチョウで「月光町博物館」を開くために、異次元空間の広がる烏帽子(エボシ)に何でも入れてしまう。また、烏帽子の中に入った人物は、その人物の立場・心境に応じた異次元空間の中へ入っていく。烏帽子の中には屏風・脇息(きょうそく)・台座の「三点セット」が入っており、くつろぐ時には必ず使用しているほか、外出時にも持参している。実は烏帽子自身は異次元空間の中にプライドを持っているためか、空間内で「不気味」などの言葉を聞くと中に入っている者に災難をもたらし、中に入っている人が誰であろうとも容赦しない。 古語で喋るので一人称は「麿(マロ)」、二人称は「そち」または「そなた」。語尾に「おじゃる」を付ける。何かしらに反応したり驚いたりする際には「おじゃ」と言うほか、感情表現の語頭にも「おじゃ」を付ける(寒気を感じた時は「おじゃぞぞー」、怒った時は「おじゃむー」、ズッコケる時は「おじゃずこー」など)。激昂した時「やめーぃ!!」と言う。また、貴族ということもあり、相手が誰であろうと敬称は付けない(例外は愛、小町(この2人はいずれもちゃん付けで呼ぶ)、乙女先生)。 「まったり」とよく言う。まれにカズマと喧嘩するが、すごく仲良し。 性格はのんびり、まったり、わがままで自己中心的。依存心が強く、甘えん坊で少々泣き虫。自惚れ屋でもあり、自分の顔について「かわゆい(可愛い)」と評している。また、可愛い女性には惚れっぽい。 コーヒー仮面(おじゃる丸の登場人物一覧#仮面参照)たちに対抗し、「プリン仮面」に扮することがあるが、すべて人任せで自分はぐうたらしている。これらは世間知らず且つ自己中心的な性格のため、書店で屏風・脇息(きょうそく)・台座の「三点セット」を出して座り読みして他の客や店主を困らせたり、「月光町ソング大会」のステージ裏でキスケが作った歌を、「先に歌った者の勝ち」と盗用して歌ったりとワガママやへ理屈を持ち出し周囲に迷惑を掛けることが多い。 現代にやってきた経緯は、エンマ大王からシャクを奪い(その自覚は皆無)、その後「満月ロード」を介して現代へ逃げ込んだためである。 電ボ三十郎(でんボ さんじゅうろう) 声 - 岩坪理江(1〜7)→佐藤なる美(8〜) 初登場回 - 第1シリーズ第1話『マロがおじゃる丸でおじゃる』(放送日:1998年10月5日) 伝言を伝えるために仕える電書ボタル。年齢は25歳。名前の「三十郎」は、電ボ一族の中で30番目に生まれたことに由来。おじゃる丸の秘書的存在で、伝達以外に身の回りの世話をこなしている。そのため普段はおじゃる丸にワガママや冷たい言い方をされるが、時々おじゃる丸が電ボに信頼を置いている事が窺える。子鬼トリオと仲間のホタル以外には「様」と敬称をつけ、非常に丁寧な言葉遣いをする(ごく稀に子鬼トリオを敬称を付けて呼ぶエピソードもある)。子鬼トリオをおじゃる丸をいじめようとする敵と見做し子鬼と戦おうとしたことも度々あるが、全く役には立っておらず彼らから「虫」と呼ばれている。一人称は「わたくし」。何度か人質にされたことがあったがおじゃる丸はシャクしか興味がないため、結果的に彼らが電ボに同情して返す形が多い。卑怯な手を使い、子鬼トリオを仲違いさせた事もある。真似が得意と言っているが実際は下手(物真似というよりは言われたことをそのまま話すだけ)。練習をすれば本物と瓜二つの声を出すことができるが、自分の声を忘れるという欠点がある。 おにぎり、栗饅頭が好物で、1回の食事はごはん1さじにおかず一切れ程度である。特技は、おにぎりをいっぺんに2つにぎる「必殺2段にぎり」である。 「ちいさきもの」同士で徒党を組む「月光町ちっちゃいものクラブ」の設立時からのメンバー。会員ナンバーは当初1番であったが、会長であるおじゃる丸が1番となったため現在2番。おじゃる丸の烏帽子の中で寝ている。 惚れっぽく、小アジや柿の実、ゴキブリ、アサガオ、蚊取り線香、カビ、挙句の果てに台風まで好きになるほどだが、必ず失恋する。初恋は幼稚園の時。オウムのアケミとは現在も付き合いがあり、飼い主のマリーが反対しているため時々マリーの屋敷に密会的に会いに行って手製のおにぎりを一緒に食べている。積極的で押しの強いタイプは苦手で田んぼで出会ったたがめの積極的なアプローチに逃げていた。 奈良漬やブランデーケーキで酔っ払うと性格が変わり、おじゃる丸に対する今までの不満を愚痴る。 大気圏をも突破できる強靭な肉体の持ち主。 おしりの明かりが消えた時、よろず虫悩みを聞いてくれる蛾のおばあさんに相談すると電池(単2本)でおしりの明かりが灯っていることが判明、電池を交換してもらった。 その後再度おしりの明かりが消えた時、普通の虫として生きていこうとしたがおしりの明かりが電球で寿命を迎えていたことが判明、一二三にしりED電球に交換してもらった。 第20シーズン46話では脱皮をしていた。
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