子鬼トリオ
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「おじゃる丸の登場人物一覧」の記事における「子鬼トリオ」の解説
おじゃる丸に盗まれた「エンマ大王のシャク」を取り返すために、シャクを盗んだ張本人のおじゃる丸を追って月光町にやって来た子鬼。月光町に住み着き、トミーの家の庭にテントを設置し野宿している。さまざまな着ぐるみを着ておじゃる丸の前に現れる。シャクを取り返されたくないおじゃる丸と電ボからは「子鬼めら」と呼ばれて敵視・警戒されているが、三人とも素直な性格が災いしておじゃる丸の計略に簡単に騙され続けている。 当初は人間たちを警戒していたが、長く住んでいるうちに徐々に馴染んでいく。特にトミーに対しては住まいを提供されるなどの世話をされたこともあって、家族のように慕っている。本作におけるおじゃる丸の敵役であるが、シャクは元々閻魔大王のものであり、彼らのしていることは正当である。第9シリーズの第1話『あしたこそ』では、未来の子鬼トリオを現在に連れて、大量の子鬼軍団を結成しておじゃる丸からシャクを取り戻そうしたこともある。 おじゃる丸の前に現れ、シャクを取り返すと宣言した後、「合体」でトーテムポールのように三人が縦一列に重なり「聞いて驚け(キスケ)、見て笑え(アオベエ)!我らエンマ大王さまの一の子分(アカネ)!」と言った後、組体操の扇の形になり「アオベエ、キスケ、アカネ!」と名乗り口上を上げ、気合を入れるのがお約束。また、初代OP及びEDでは、ナイフ(アオベエ)、スプーン(キスケ)、フォーク(アカネ)を持っているシーンがあるが、本編では持つシーンはほとんどない。 アオベエ 声 - 一条和矢 初登場回 - 第1シリーズ第1話『マロがおじゃる丸でおじゃる』(放送日:1998年10月5日) 子鬼トリオのリーダー格。7歳。鉛筆のような角ばった顔に体色は青。目は丸四角形。子鬼トリオの中で唯一鼻が描かれている。一人称は「わし」。語尾に「でゴンス」とつける。おじゃる丸・電ボからは、「青いの」と呼ばれている。以前はツッパリ子鬼で、親代わりに育ててくれたエンマ大王を尊敬している。シャクを取り返しに来たときに「やい、おじゃる丸ー!(最初の「やい!」がつかないこともある)」と言う。年長ということもあり責任感が強いが、ちょっと控えめなところもある。合体では中央、扇では向かって右の位置。いつもシャクを取り返すことが出来ず、「今日のところは、ひとまず引き上げるでゴンス!!」というかけ声とともに退散を促す。実は小野小町の事が好きで、会うたびに頬を赤く染めている。そのため、同じく小町の事が好きなおじゃる丸とはライバル関係である。作戦ではあるが、おじゃる丸の仲間になったことがあり、その際はアカネ、キスケを一人で引き返させる活躍を見せた。 アカネ 声 - 南央美 初登場回 - 第1シリーズ第1話『マロがおじゃる丸でおじゃる』(放送日:1998年10月5日) 子鬼トリオの紅一点。6歳。スマートな体型で、五角形の顔に体色は赤。目は直角三角形。一人称は「あたい」で、スケバンのような話し方をする。子鬼トリオで角が二本なのは彼女のみである。シャクを取り返しに来たときに必ず「今日こそエンマ大王様のシャクを返してもらうよ!」と言う。合体では一番上、扇では向かって左の位置。しっかり者で気が強いが、優しい性格。おじゃる丸・電ボからは、「赤いの」と呼ばれている。料理が得意。バレエの才能があり、月光町ロイヤルバレエ団の入団テストに合格したことがある。ミドリオニに好かれているが、気付いたときには遅かった。豆腐を運んでいたおじゃる丸と門でぶつかることがあり、その際おじゃるの濡れた服をハンカチで拭くことがある。 キスケ 声 - うえだゆうじ(第7シリーズまでは上田祐司と表記) 初登場回 - 第1シリーズ第1話『マロがおじゃる丸でおじゃる』(放送日:1998年10月5日) 子鬼トリオの中で一番小柄。5歳。一人称は「おら」。アオベエ、アカネをそれぞれ「アオにぃ」「アカねぇ」と呼ぶ。目が細く出べそがある。おじゃる丸・電ボからは「黄色いの」と呼ばれている。極端に高い声である。横長の楕円の顔にくちばしがあり、体色が黄色、語尾に「ピィ」をつけるため、おじゃる丸から「ヒヨコ」呼ばわりされることがある。本人はそのことを気にしており、その度に「キーくんヒヨコじゃないっピ!」と怒る。しかし冷徹斎の占いによると、前世はヒヨコ。落ち込んだり貧乏神にやる気を奪われると「ヒヨコかもしれないッピ」等と言うことがある。一度、角が抜けて本当にヒヨコになってしまったことがあるが、抜けた直後また生え治った。他の二人と同様、鬼なので豆が苦手だったが、一時ニワトリに本物のヒヨコと一緒に育てられたときに食べた経験から、豆が好きになった。雷とブロッコリーが苦手である。「恋」について理解できない。歌の才能に長け、俳句や和歌・作詞・作曲までをこなす(和歌を詠む上手さを小林茶に褒められたことがあり、嫉妬したおじゃる丸が付きまとい、歌詠みで勝負を挑んで来た時も上手さでおじゃる丸を負かしている)。雨が長く降り続くと臍がかゆくなるらしい。年少であるのに合体では一番下、扇では中央と体力的に最もきつい位置にいるため、違う場所をやりたいと不満を漏らしたこともある。運動神経が良く、鬼ごっこなどで逃げるのが得意。一時期泳ぐことが苦手だったが、カズマの指導によって克服した。キスケのキバは通常描かれないが、大きく口を開いたときに見えることがある。偶然、おじゃる丸と雨宿りをした際に互いに5歳であることを知って、一時気が合った。その際、おじゃる丸が「これからはキスケと呼ぶでおじゃる」と言ったが、雨がやんだ途端に、キスケとは呼ばれなくなった。
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