コミックでわかる著作権
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 13:50 UTC 版)
「おじゃる丸」の記事における「コミックでわかる著作権」の解説
2005年、子供向けの著作権学習教材として、日本著作権センターから「コミックでわかる著作権 おじゃる丸 ヘイアンチョウみやびなお子様学芸大会」が発行された。無料。 ストーリー 「ヘイアンチョウ」の由緒正しき行事である「ヘイアンチョウみやびなお子様学芸大会」。その展示資料である絵画、自由研究、日記の提出期限が翌日に迫っていることを電ボを通じて赤紫式部から知らされたおじゃる丸は、「3カ月前から言われていたのにすっかり忘れていた」と焦る。「サボったらヘイアンチョウに帰ってくるように」と釘を刺されていたので早速課題に取り組む。 最初は絵画を仕上げることに。赤紫式部の絵を描いてはみたものの、下手すぎたため捨ててしまう。あらゆる人に代わりに絵を描いてもらうことを思いついたおじゃる丸。愛ちゃんやうすいさちよらに描いてもらうもひどい出来栄え続きだったが、ニコリン坊に描いてもらったものは非常に丁寧だった。しかし、おじゃる丸は、ニコリン坊が描いた絵をあたかも自分が描いたかのようにしてしまう。 次に自由研究へ取り掛かるおじゃる丸。テレビではちょうど、料理番組で「美味しいプリンの作り方」をレクチャーしていたので、それをビデオテープに録画し、「料理の先生に頼み込んで撮影させてもらった」ことにしてしまった。 そして極めつけの日記へ突入したところへ、子鬼トリオが殴りこんできた。カズマが「君たちのブログを楽しく読ませてもらってるよ」と子鬼トリオに言ったことで、ブログのことが気になったおじゃる丸。カズマと一緒にそのブログをチェックすることに。その内容を「天晴れじゃ!」と評し、子鬼トリオを喜ばせつつ退散させた後、彼はそのブログをあたかも「自分がこの3カ月の間にやったことを記した日記」ということにして勝手に作り変えてしまった。 そしてそれらを持参してヘイアンチョウへと向かうおじゃる丸。しかし、赤紫式部によるチェックと子鬼トリオが殴りこんだことでそれらの捏造が全てバレてしまい慌てふためく。赤紫式部は彼に「著作権」のことを教えると、おじゃる丸はうなだれ、自分の無知の多さを思い知らされる。 その時、自身が描いた赤紫式部の絵を彼女に見られたおじゃる丸は、「それは失敗作だ」と説明した。しかし、赤紫式部は「この絵はおじゃる丸様ご自身がお書きになった作品なので、私はとっても嬉しいですよ」と言ってくれた。こうして「ヘイアンチョウみやびなお子様学芸大会」にはその絵を出展することとなり、おじゃる丸は両親から「立派に描けたね」と褒められるのだった。 なお、アニメ版の著作権学習教材として上記の漫画とは異なるストーリーの「おじゃる丸 チョサクケンと3つの約束」も制作されている。
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