月光町ちっちゃいものクラブ
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「おじゃる丸の登場人物一覧」の記事における「月光町ちっちゃいものクラブ」の解説
月光町に住む小さい生き物達で結成されたグループ。会長は会員番号1番のおじゃる丸。電ボは会員番号2番(当初は1番だったが、会員番号のなかったおじゃる丸のわがままで2番になった)。ファンクラブがあり、会長はオコリン坊が務めている(初代はニコリン坊)。主な活動は、満願神社で集会を開き愚痴をこぼすことだが、時々遠足に行ったり、『月光町ちっちゃいものクラブ新聞』を作ったり、カズマの家で「ゴルフコンペ」を行ったこともある。 おじゃる丸はクラブの会長であるにもかかわらず集会に遅刻することが多く、その上遅刻を咎められると明らかにうそと分かる言い訳をするため他の会員達から顰蹙を買っている。 会員番号については上記によらず、おじゃる丸の気まぐれによりその時々で変わる。 北斗七星の公子(ほくとしちせいのきみこ) 声 - 名塚佳織 初登場回 - 第1シリーズ第42話『公ちゃん、幸せになる』(放送日:1998年12月1日) 通称「公ちゃん」。会員番号3番(当初は2番)。冷徹斎の相棒で、彼の占いを手伝うハムスター。 恋愛占いを得意とする。背中に七つの星の模様がある。普段は「ピッピッ」「ギッギッ」としか鳴かないが、心の中で人間の言葉を喋ることがある。冷徹斎とおじゃる丸と電ボは、彼女の言葉が理解できる。ネズミ呼ばわりされることを嫌う。通常の名は、北斗の公(きみ)。 カタツムーリ・ピット 声 - 内藤玲 初登場回 - 第1シリーズ第44話『マロが座れば都でおじゃる』(放送日:1998年12月3日) 通称「カタピー」。会員番号4番(当初は3番)。カタツムリ。 フランスからやってきた。フランス語混じりの喋り方をする。男性には「ムッシュ」を、女性には「マドモアゼル」と敬称を付けて呼ぶ。同じくカタツムリであるフランソワと結婚を前提に付き合っている。 亀田カメ 声 - こおろぎさとみ 初登場回 - 第1シリーズ第47話『白犬にのった王子さま』(放送日:1998年12月8日) 亀。会員番号5番(当初は4番)。おばあさん口調。1111歳。トメの妹。初登場時はトメと共にペットショップにいたが、狛犬ツインズの賽銭を使っておじゃる丸が買ったことで自由の身となり、以降月夜ヶ池に住んでいる。1000年以上生きているということもあり、おじゃる丸のことをヘイアンチョウにいた頃から知っている。 「さ」行の音を、「し」に拗音を付けて発音する。例「トメしゃんや」。背中に、小物入れがあり、トメ同様、いろいろな物を収納できる。あたまのリボンの色はイエロー。口は逆ヘの字。 亀田トメ 声 - こおろぎさとみ 初登場回 - 第1シリーズ第47話『白犬にのった王子さま』(放送日:1998年12月8日) 亀。会員番号6番(当初は5番)。おばあさん口調。1112歳。カメの姉。 「さ」行の音を、「し」に拗音を付けて発音する。例「カメしゃんや」。あたまのリボンの色はピンク。口はへの字。以前、会長のおじゃる丸が電ボと電ボ子を見分けられなかった時に、「すかぽんたん」と侮辱したことがある。 姉妹揃ってトミー(田村富美男)にタッチすることが長生きの秘訣らしい。1111歳のカメと1112歳のトメ姉妹からすると70歳のトミーも若者である。 貧乏神 声 - 齋藤彩夏 初登場回 - 第1シリーズ第54話『満願神社に神さまあらわる』(放送日:1998年12月17日) 通称「貧ちゃん」。会員番号7番(当初は6番)。17歳。おじゃる丸には「貧」、ニコリン坊には「貧ちゃん神さん」と呼ばれる。一人称は「私」。 神様ゆえ性別は無い(本人曰く、「どちらでもあり、どちらでもない」)。 人間には姿が見えない。空を飛んだり、巨大化することができる。自分が住み着いたことでどんどん傾く神社や怒るオコリン坊を気にしている。とてもネガティブな性格。趣味は裁縫。か細い声である。ちっちゃいものクラブの集会には出ないことが多いが、愚痴を言い出すととても長い(一日では収まらないくらいの長さ)。 人や動物から「やる気」を吸い取って板チョコのような形の「板やる気」として蓄える。「やる気」を長期間吸い取らないでいると、体の色が金色に変わり、性格や口調が不良っぽくなる。 誰からも「やる気」を吸い取れるが、「貧乏になりたい」という大金持ちの坂田一家の願いをかなえるため、坂田家へ出向き、「金パパ」から「やる気」を吸い取ろうとしたところ、金パパの「金持ちパワー」に負け、体が金色になり固まってしまい、これは一大事だと狛犬ツインズ(一大事だと思っていたのはニコリン坊だけ)が神社に連れ帰った所、元に戻った。オコリン坊は、金色ならば「神社が立派になる」と期待したが、元に戻った途端、室内の物が次々に壊れて思惑通りには行かなかった。 細胞分裂のように体を何体にも分裂させることができる。日本を立て直すために「分身」を全国に送り込んで、日本じゅうを貧乏にしようとしたが、オコリン坊・ニコリン坊と子鬼トリオによって阻止されたが、一体だけ分身を阻めず、どこか遠くに飛んでいってしまった。時々、「伸びた〜い」と言ってテントのように大きく伸び上がることがあり、帰って来た子鬼トリオが知らずに入って一時、ダラダラしたやる気のない性格になってしまった。時々満願神社にお参りに来る漫画家の「うすいさちよ」が大好きで時々彼女に取り憑いて、まったりしている。商店街の福引きでうすいがハワイ旅行を当てた際、うすいにくっついてハワイに行き、うすい以上にハワイを満喫していたが、うっかり「やる気」を吸い取る呪文を唱えてしまったため、ハワイ中の「やる気」を吸い取ってしまった。 貧ちゃんと同じ貧乏神の仲間には「長老」「貧たん」「貧どん」がいる。 いつもつぎはぎの服を着ており、その下に耳がある。耳かきや歯磨きやお風呂に入る日が年に一度決められており、その日に道具を用意(準備)して儀式として行っている。歯が一本しか残っていなかったが、その最後の一本も抜け落ちてしまった。 その服を裏返しに着てしまうと「やる気」と「幸運」が取り憑かれた者に与えてしまうため、福の神として崇められた時期もあった。 北島サビレー 声 - 齋藤彩夏 初登場回 - 第9シリーズ第39話(第759話)『さびれ』(放送日:2006年5月25日) 貧ちゃんが演歌歌手としてデビューしたときの姿。ボロ布で作ったてるてる坊主のような姿で、鼻が大きい。満願神社に出現してこぶしの効いた演歌調の歌を歌う。本来、館長さん以外の人間には姿の見えない貧ちゃんだが、サビレーに変身した時は普通の人間にも姿が見える。サビレーの歌を聴こうと満願神社に人が多く集まりレコードまで出すが、元が貧ちゃんであるため歌のヒットとは逆に月光町の住人達はやる気を無くし、町自体も寂れてしまった。また、サビレーの歌のせいで満願神社も崩壊寸前までボロボロになったため、オコリン坊とニコリン坊はサビレーが歌うのを止めさせた。
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