じ‐かた〔ヂ‐〕【地方】
読み方:じかた
1 室町幕府の職名。京都内の土地・家屋に関することや訴訟などをつかさどった。
2 江戸時代、町方に対して、農村のこと。転じて、農村における民政一般をいう。「—役人」
4 日本舞踊で、伴奏音楽を演奏する人々。唄・浄瑠璃・三味線・囃子(はやし)などの演奏者をまとめていう。→立方(たちかた)
5 能で、地謡方のこと。
ち‐ほう〔‐ハウ〕【地方】
地方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/02 04:19 UTC 版)
地方(ちほう)とは、
国が定める地方の定義
政府は2014年12月の閣議決定で「地方圏」の定義に「三大都市圏以外の地域」と定義を統一している[5]。
かつては省庁ごとにばらばらの地域圏の概念が存在したが、政府は2014年12月の閣議決定で、各地域圏構想を「連携中枢都市圏」に統一[6]。
連携中枢都市圏は、「地方圏」においての地域圏構想であるため、連携中枢都市圏として指定されていない大都市は「地方圏」の定義に含まれない[7][8]。
行政機関が定める地方の定義
国の行政機関そのものが「地方」という言葉を用語として定めているのは国土交通省のみである[3][4]。
それ以外は、一部の資料内で一時的に使用する用語の定義にとどまっている[9][10]。
国内の一部分
ある国をいくつかの地域(「土地」)に分けて理解する時のひとつの地域を「地方」と言う[注 1]。
海外では、タイ王国の東北地方、ロシア連邦における「クライ(край)」(沿海地方など)の例が見られる。
日本国内では、都道府県を包括する単位として、関東地方・近畿地方・中国地方・九州地方などに分ける例が見られる。
北海道や山形県など、地方自治法上の支庁を有する都道府県では、渡島地方、庄内地方のように、振興局・支庁の呼称として使う例が見られる[注 2]。
地方政府
何らかの分野で、中央政府が司るものと地方政府が司るものに関して「中央~」「地方~」と名前をつけることがある。例えば次のようなものである。
「首都圏」に対する「地方(首都圏以外)」
「首都圏以外」を「地方」とすることがある。
内閣府や国土交通省の一部の資料内では「東京圏以外の地域」と定義し、用いられることがある[9][10]。
「大都市圏」に対する「地方圏」
内閣府の一部の資料内では「大都市(東京圏、名古屋圏、大阪圏)を除く地域」と定義し、用いられることがある[11]。
道路構造令では「市街地を形成している地域又は市街地を形成する見込みの多い地域」を都市部とし、「都市部以外の地域」を地方部と規定している[12]。
転用
国との類比で、様々な法人に関連する地域や組織(組織構造)に関しても、類似の使われ方をすることがある。
- 本社に対する支社、本部に対する支部
脚注
注釈
- ^ この意味では、地図などでは英語を用いて「エリア」と呼ぶことが多い。日光エリア(旧日光市周辺)、吉備エリア(岡山県周辺=岡山県と広島県東部の備後地区)、倉敷地方、知床エリア
- ^ 各国の首都圏も、この意味のひとつの「地方」となりうる。
- ^ ビジネス用語では「地域」をしばしば英語を用いて「area エリア」と呼んでいる。関東エリア・関西エリアもひとつの「エリア」、ひとつの「地域」である。
- ^ 企業で地域ごとに地方営業所を配置する場合、例えば、東京に本社がある場合でも、東京という一地域を管轄する「東京営業所」が設置されることも(しばしば)ある。
- ^ プロ野球では、本拠地球場以外での試合開催のことを「地方開催」という。Jリーグでも本拠地のサッカー場以外を「地方」と呼ぶことがある。
- ^ 大学の本部所在地以外で実施する入学試験を「地方入試」「地方受験」等と言うことがある。そのため、例えば大阪に本部を置く大学では東京に入試会場を設置した場合に「地方受験」「地方会場」となる。
出典
- ^ a b c 『広辞苑第六版』 2008年 ISBN 9784000801218
- ^ a b 大辞泉「ちほう【地方】」 2020年8月31日閲覧
- ^ a b 国土交通省「地方の定義」 2023年10月1日閲覧
- ^ a b 国土交通省「用語解説」 2023年10月1日閲覧
- ^ 連携中枢都市圏 概要2
- ^ 日本大百科全書「連携中枢都市圏
- ^ 連携中枢都市圏 概要
- ^ 連携中枢都市圏構想推進要綱
- ^ a b 『若年層における東京圏・地方圏移動に関する意識調査』(内閣府) 2023年10月9日閲覧
- ^ a b 『地方における女性活躍』(国土交通省) 2023年10月9日閲覧
- ^ “付図3-1 大都市圏、地方圏の人口の社会移動の推移”. 内閣府. 2023年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月1日閲覧。
- ^ 道路法第30条第1項および第2項
関連項目
地方(じかた)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 15:10 UTC 版)
日本の伝統芸能である田楽にて使用される楽器を用いるのが特徴である。男性は頭に折烏帽子を被り、直垂(ひたたれ)姿。女性は頭に立烏帽子を被り、水干(すいかん)、朱袴の白拍子(しらびょうし)姿で演奏する。 こきりこ(筑子・小切り子) こきりこは放下(ほうか)師や放下僧が放下といわれる大道芸の一種に使用した竹のことで、七寸五分(約23cm)に切ったすす竹2本を指で回し打ち鳴らす。歌詞の中にも「こきりこの竹は七寸五分じゃ 長いは袖のかなかい(引っ掛かるの意)じゃ」とあり、これ以上長いと、着物の袖に引っ掛り邪魔になるためこの長さになった。 棒ざさら・摺りざさら 竹を細かく裂き束ねたものと、洗濯板のように鋸状に溝を付けた木の棒にこすり合わせて音を出す楽器で田楽などで用いられる。 鍬金(くわがね) 田楽で使われる、農耕用の鍬先の鉄部分をはずし、紐を付けてぶら下げ打ち鳴らす楽器。 篠笛 小鼓 平太鼓
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地方
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