地廻り

デジタル大辞泉

じ‐まわり〔ヂまはり〕【地回り／地^×廻り】

読み方：じまわり

１ 近郷から都市へ品物を回送してくること。また、その品物。「—の野菜」

２ 都市やその近郷を渡り歩いて商売すること。また、その人。「—の商人」

３ 都会の盛り場などをなわばりとしてぶらぶらすること。また、そうしたならず者。

「—の不良も召集され」〈秋声・縮図〉

短編小説作品名辞典

地廻り

作者青山光二

収載図書極道者―アウトロー小説集
出版社筑摩書房
刊行年月2002.3
シリーズ名ちくま文庫

隠語大辞典

地廻り

読み方：じまわり

1. ⑴〔花〕無銭遊興などをする客があつた場合、その裁きをする侠客肌の男のこと。⑵料理屋の定連客。

分類 花柳界

地廻り

読み方：じまわり

1. 遊里にて無銭遊興をする客があつた場合にそのさばきをする侠客をいふ。〔花柳語〕
2. 遊里で無銭遊興したお客があつた場合に、その処置をつける者。〔花柳界〕
3. 遊里にて無銭遊興などする客があつた場合にそのさばきをする侠客肌の男をいふ。
4. 遊里で無銭遊興をする客があつた場合にその処置をする土地の侠客をいふ。
5. 遊里で無銭遊興をする客のあった場合にそのさばきをする侠客をいう。〔花柳界〕
6. 遊里の侠客、土地の顔役。その土地を根城にして我がもの顔に廻り歩くところから。〔俗〕

分類 俗／一般、花柳界、花柳語

地廻り

読み方：じまわり

1. 一定の土地に縄張りを持つてゐて其の辺をうろつく浮浪人のことをいふ。〔犯罪語〕
2. 遊興者でも客でもなく花街（いろまち）に入浸りて、その顔を花街に見知られたる輩をいふ。
3. 一定の土地に縄張りを持つてゐてその辺をうろつく浮浪人のことをいふ。
4. 一定の土地に縄張りを有し、其の土地をうろつきながら喧嘩など吹きかける遊人をいふ。地元を廻つて歩くより起る。
5. 花柳界を毎夜のように廻り歩く定連のこと。
6. 一定の土地に縄張りをもっていて、その辺をうろつく浮浪人。〔一般犯罪〕
7. 一定の土地に縄張をもっていて、その辺をうろつきまわるもの。

分類 犯罪、犯罪語

地廻り

読み方：ちまわり

1. 土地に縄張りをもつ不良。前橋。

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「地廻り」の例文・使い方・用例・文例

• 地廻り卵
• 地廻り船