地方ごとのバリエーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 16:35 UTC 版)
「ベトナム料理」の記事における「地方ごとのバリエーション」の解説
ベトナムは南北に長い国であり、地方によって気候や食習慣が異なるため、食材や味付けなどにも地域ごとの差がある。ベトナムを大きく北部(ハノイなど)、中部(フエなど)及び南部(ホーチミン市など)の3つの地域に分けて見てみる。 北部北部の料理は他の地方に比べ全体にヌクマム、塩、味の素、しょう油(日本で馴染みの大豆醤油とは異なる、ナンプラー・しょっつる・いなかご醤油に似たヌクナムという魚醤)を多用したやや塩辛い味付けとなっており、ハーブもそれほど使用しない。 中部中部の料理は唐辛子などを使った辛い味付けのものが多い。また、フエにはかつて阮(グエン)朝が置かれていたこともあるため、フエ料理には宮廷料理の影響を受けた、洗練された料理や凝った料理が多い。 南部南部の料理は砂糖やハーブを多用し、全体的に甘い味付けが多い。ココナッツのジュース、ココナッツミルクなどの食材もよく用いる。このためベトナム南部では虫歯が多いと言われているが詳細は明らかでない。
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