水棺
別名:水棺計画
英語:water tomb
原発事故における処理方法の一種で、原子炉格納容器の内部を水で満たし、燃料棒を水漬け状態にすることで常時冷却すること。
水棺では、炉心を水中に封じ込めることで、冷却すると同時に、水分子が放射性物質の外部放出を防ぐ効果も期待される。
燃料棒は常に発熱し続ける性質を持つため、常に冷却する必要がある。水棺のような水没冷却の方式では、蒸発した分の水を継ぎ足して対応する。燃料棒の温度が安定して100度を下回る「冷温停止」状態になるまで、半年程度は冷却を行う必要がある。さらに燃料棒を取り出せるくらい十分に冷却するには数年程度の期間がかかるものと見られている。
2011年4月17日に東京電力が発表した内容によれば、3月に発生した福島第1原発の事故により損傷した原子炉を冷却する措置として、水棺が検討されている。水棺は過去に実施された前例がなく、実施する場合は世界初の試みとなる。
なお、1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故では、コンクリートポンプ車などを駆使して原子炉全体をコンクリートで封鎖するという処置がとられた。これは「石棺」(サルコファガス)の名称で知られている。
すい‐かん〔‐クワン〕【吹管】
すい‐かん【水干】
読み方:すいかん
2 1で作った狩衣(かりぎぬ)の一種。盤領(まるえり)の懸け合わせを組紐(くみひも)で結び留めるのを特色とし、袖付けなどの縫い合わせ目がほころびないように組紐で結んで菊綴(きくとじ)とし、裾を袴(はかま)の内に着込める。古くは下級官人の公服であったが、のちには絹織物で製して公家(くげ)や上級武家の私服となり、また少年の式服として用いられた。
すい‐かん【水×旱】
すい‐かん〔‐クワン〕【水棺】
読み方:すいかん
原子炉で冷却材喪失事故(LOCA)が発生した際、原子炉を安定的に冷却するために、原子炉格納容器を水で満たす措置。
[補説] チョルノービリ原発事故における、放射性物質の拡散防止措置である石棺になぞらえた名称。平成23年(2011)3月の東日本大震災に伴う福島第一原発事故では、1号機に対して行われたが、格納容器から漏水し、炉心溶融が起きていたことが判明して、作業は中止された。
すい‐かん〔‐クワン〕【水管】
すい‐かん〔‐クワン〕【×膵管】
すい‐かん【酔漢】
すひかん
「すいかん」の例文・使い方・用例・文例
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