問責とは? わかりやすく解説

問責決議案

読み方:もんせきけつぎあん
別名:問責

参議院において、閣僚についてその個人責任を問うための決議である「問責決議」を行う議案のこと。または、地方自治体議会において首長などの個人責任を問うための決議である「問責決議」を行う議案のこと。

新聞記事インターネットニュース記事見出しなどでは、しばしば単に「問責」と記述されることもある。

なお、「問責」という単語そのものは「責任を問う」などの意味言葉である。

もん‐せき【問責】

読み方:もんせき

[名](スル)問いただすこと。責任を問うこと。「担当者を—する」


問責決議

(問責 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/07 02:20 UTC 版)

問責決議(もんせきけつぎ)とは、または地方自治体の議会において、国務大臣などに対する個々の政治的責任を問うことを内容として行われる決議をいう。類似のものとしては不信任決議解任決議辞職勧告決議などがある。


  1. ^ 松澤浩一著 『議会法』 ぎょうせい、1987年、156頁
  2. ^ a b 松澤浩一著 『議会法』 ぎょうせい、1987年、122頁
  3. ^ a b 佐藤功著 『新版 憲法(下)』 有斐閣、1984年、842頁
  4. ^ 松澤浩一著 『議会法』 ぎょうせい、1987年、123頁
  5. ^ a b 大西祥世 内閣の国会に対する責任と二院制 立命館法学 359, pp.52-74 (2015年)
  6. ^ 松澤浩一著 『議会法』 ぎょうせい、1987年、122-123頁
  7. ^ 佐藤功著 『新版 憲法(下)』 有斐閣、1984年、801頁
  8. ^ 各議院には運営等についての自律権が認められている(日本国憲法第58条第2項)。憲法第63条の大臣の議院出席の権利は国会法及び両議院規則に服することになる(佐藤功著 『新版 憲法(下)』 有斐閣、1984年、802頁)。
  9. ^ 問責決議可決ではないが、2008年3月に松島みどり国土交通副大臣は参議院予算委員会で委員長の鴻池祥肇より答弁の制止を無視して答弁を続行したため、鴻池委員長が職権で松島副大臣の予算委員会出入り禁止処分にした例がある。
  10. ^ 野党、首相に反発 問責2閣僚の続投方針表明で 朝日新聞 2011年12月9日
  11. ^ 野田首相:一川・山岡氏の続投明言…年明け国会、五里霧中 毎日新聞 2011年12月9日
  12. ^ “田中防衛相の問責決議可決、前田国交相に続き”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2012年4月20日). http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120420-OYT1T00316.htm 2012年4月20日閲覧。 
  13. ^ “首相問責決議、参院で可決…秋の解散観測強まる”. 読売新聞. (2012年8月29日). http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120829-OYT1T01048.htm 2012年8月29日閲覧。 
  14. ^ a b c 松澤浩一著 『議会法』 ぎょうせい、1987年、265頁


「問責決議」の続きの解説一覧

「問責」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「問責」の関連用語

問責のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



問責のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2024 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの問責決議 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS