名言集
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他の多くの人気深夜ラジオ番組と同様に、当番組においても「きおヤスリスナーにしかわからない」隠語、符丁が数多く存在した。それらのうち代表的なものを以下に示す。 『犬はイヤでよ!』 番組初期、1989年6月18日放送において、「結婚相手の条件」というテーマに対する、あるリスナーの投稿。『アザラシもいい。ネコもいい。でも、犬はイヤでよ!』 あまりにシュールなその内容と、「イヤでよ!」という山口弁の響きが受け、番組黎明期を代表する名言となった。 『何のことやら三味線やら』 ヤスベェがトークの合間にお囃子的に挿入していた言葉遊び。「何のことやら」の「こと」が「琴」に通じ、「三味線」と掛けてある。 この他にも、『大したもんだ、乳揉んだ、みのもんた、もんた&ブラザーズ、お口くちゅくちゅモンダミン』(脚韻を踏んでいる) 『ハッピーバースデーツーユー、ラーメンのつーゆー、ソーメンのつーゆー、六月はツーユー(梅雨)』(脚韻を踏んでいる) 『〜しようじゃないか、外科、小児科、耳鼻科、肛門科もよろしく』(「ないか」と内科を掛けている) (住所を紹介する際に)『大字、小アザ、ネンザ・打ち身にパテックス』(字とアザ(痣)を掛けている) などがあり、ヤスベェのテンポのよいトークと相まって、名調子と謳われた。 『タニ』 沖縄の方言で「男性器」を指す言葉。ヤスベェの苗字「大谷」は、現地語では「大きなタニ」=「巨根」の意味となってしまう。 1993年夏、ヤスベェが当時所属していた柏村武昭事務所の旅行で沖縄に行った際、現地のタクシーの運転手に「お客さんに大タニさんがおられるんですか」とにやけられ、初めてこの言葉を知る。これ以降、「タニ」は男性器を指す隠語として番組内で広く用いられるようになり、ヤスベェ自身も自分の苗字に引っ掛けた笑い話として、各所でのトークなどで広くネタにしていた。 なお、「タニ」に対し女性のそれを指す「ホーミー」の語も、きおヤスリスナーには広く知られていた。 『おはようございました』 過去形の挨拶は、元々山口県や島根県西部に見られる方言であるが、これが1993年に一大ブームを呼ぶ。 疑問文の『おはようございますか?』や勧誘文の『おはようございましょう』など派生系を生み出し、この番組特有の挨拶として定着した。 『肛門期』 1993年9月、ヤスベェがトークの合間に何気なく紹介した言葉。曰く、 「人には、小さい頃うんことかに興味を持つ『肛門期』というのがあるらしい。 そうすると、下ネタばっかり送ってくるこの番組のリスナーは、みんな肛門期から脱してないんじゃないか。 ということは私ヤスベェも石丸も「肛門様(≠黄門様)」か?」 このトークが爆笑を誘い、これ以後下ネタを好むきおヤスリスナーは「肛門期である」という理解になってしまった。 なお、これは本来はフロイト心理学の用語であり、本来の肛門期は2〜3歳児を指す。 『兄貴ネタ』 1992年発売のゲームソフト『超兄貴』の世界観に基づくハードゲイネタの投稿群。 『超兄貴』は発売当初からカルト的な人気を博し、現在もなお「伝説のバカゲー」と評される怪作であるが、本番組においても1993年に一部リスナー達がこのネタを持ち込み、長い間ブームとなった。殊に、「テープネタ」企画(特定テーマに沿ってリスナーが自作のテープを投稿する不定期コーナー) 「季節のポエム」(「どんな問題こんな宿題」の季節ごとの定番テーマ) においては、有名な特定リスナーの投稿が爆発的な人気を博していた。(もっとも、深夜ラジオ番組において同性愛関係のネタが人気を博するのは、この番組に限ったことではない。TBSラジオの「コサキンDEワァオ!」や関西の『誠のサイキック青年団』にも同様の傾向が見られた。) 『ザザンボ』 1993年秋から翌94年春にかけて、山口県下各地で上映された自主制作映画。渡辺文樹監督。 当時、県下至る所に「失神者続出!」「呪われます」などの過激な煽り文句の入った奇怪な手書きのポスターが張り出されており、番組内でも大いに話題になった。 なお、カルトムービーとして全国的に有名な作品であり、他県でも同様のポスターが確認されていたようである。 『動く石丸』 1995年夏、番組企画として4代目番頭・石丸秀樹の大フィーチャーを計画。「石丸秀樹全国化計画」と銘打ち、当時放映されていたTBS系山田邦子のしあわせにしてよの番組内視聴者人気投票企画『いい男ベスト100』に石丸への組織票を送ることで、「全国ネットで『動く石丸』を実現させよう」と呼びかけた。 これが功を奏し、同年8月25日放送の同番組では初登場で第10位にランクインし、顔写真が紹介された。翌週9月1日放送分では第3位に躍進。「橋本聖子に似ている」と紹介され、ゲストの梅宮辰夫に「にやけた顔してるな」などと突っ込まれていた。 最終的には累計で2000票を超える投票を得て、同年9月29日に念願の番組出演(録画映像)を果たした。歴代の番組企画としては最も成功したものであるといえる。 なお、これに味を占めたスタッフは、翌1996年1月に再度「石丸秀樹にハガキ職人の称号を取らせよう作戦」と銘打ち、フジテレビ系『タモリのSuperボキャブラ天国』へ石丸名義でネタを投稿することを呼びかけたが、全国のハガキ職人の壁は厚く、こちらは惨敗に終わった。 『幸せの白』 1996年夏にテレビ放映されていたサンスター社の歯磨き粉『APホワイト』のCMで、白無垢姿の女性が語っていた台詞。 ヤスベェがこのCMを心底気に入り、この「シホちゃん」という女性を番組に呼ぼうと決意。彼女の所属事務所に(下ネタ控えめの回の)番組テープを送り、リスナーにも彼女への応援メッセージを呼びかけるなどのプロモーション活動を展開。このCMのタイアップ曲であったUNV『So in love with you』を同年7月〜12月の番組エンディング曲にするほどの入れ込みようだった。 この結果、同年8月31日放送分の番組への電話出演が実現。生声で「幸せの、白」が番組に流れた。 なお、この「シホちゃん」は、現在もモデルとして活躍中のSHIHOその人である。 『ジャミロクワイのステッカー』 「どんな問題こんな宿題」で番組から送呈されるノベルティは、基本的に毎週違うものが送られていたが、1997年2月から約2ヶ月間は、毎週変わらず『ジャミロクワイのステッカー』であった。 最初のうちは誰も気にも留めなかったが、次第に「またジャミロか」という雰囲気になり、番組側もこれに応えて「今週は太っ腹、10枚プレゼント!」と悪乗りし出し、同年3月末には「ジャミロクワイ」の単語が出ただけでウケが取れるようになっていた。 なお、当時はジャミロクワイが日本に紹介され始めた頃で、彼らの日本での知名度はさほど高くなかった。
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