各競艇場の詳細及び特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 01:01 UTC 版)
桐生競艇場 ドラキリュウナイター実施。日本最北端(ここより北は、冬期に水面が凍結するため競艇場は作れない)かつ日本一標高が高い所にある競艇場で冬場になると上州山脈からの強風が時により強く吹き付ける。競艇界において初めてナイター競走を開催した競艇場。関東地方唯一のナイター競走の競艇場。施行者はみどり市。 戸田競艇場 戸田公園大橋から1マークが眺められる。日本一水面が狭隘で、第一ターンマークとスタンドとの距離も一番短い。1996年に賞金王決定戦競走(ボートレースグランプリ)を開催した。施行者は戸田ボートレース企業団と埼玉県都市ボートレース企業団。 江戸川競艇場 日本で唯一、一級河川(中川)を競走水面としている競艇場で、干潮と満潮による水流の影響を最も受けやすく、待機行動も特徴がある。天候や水面模様によっては頻繁にレースが延期や中止となる事があり、開催されても急な突風等でスタート事故や転覆等、他の競艇場に比べてアクシデントが多発しやすい開催場とも言える。ボートレースダービー(全日本選手権)の開催実績はあるものの1958年に開催された為特別競走の扱いとなる。1988年度に競艇界がグレード制になって以降、2022年現在日本の競艇場で唯一SGはおろかSGに準ずる規模のプレミアムG1(2013年までの全国発売G1)が開催された事がない。スタンドからは東京スカイツリーを望める。施行者は、東京都六市競艇事業組合と東京都三市収益事業組合。全国にある競艇場の位置としては最東端である。 平和島競艇場 東の「都市型競艇場」。大井競馬場と隣接している。1991・2000・2014年、2020年にボートレースグランプリを開催した。2022年現在、静岡県以東の東日本の競艇場で唯一複数回ボートレースグランプリを開催している。施行者は府中市。 多摩川競艇場 中央自動車道を挟んですぐ近くに東京競馬場がある。関東平野という場所に加え周囲が防風林で囲まれている為、風の影響が少ない日本一静かな水面でありその水面の広さは全国有数である。また風の影響が少ない為本来はポールポジションである筈の優勝戦1号艇は勝率が低く、2007年には数多くの有力選手が敗退しており、「魔の優勝戦1号艇」「多摩川の優勝戦1号艇には魔物が潜んでいる」ともいわれている。施行者は青梅市と東京都四市競艇事業組合。 浜名湖競艇場 水面は日本の競艇場唯一の汽水。日本一水面が広い。比較的うねりの少ない静かな水面である一方、周辺に遮蔽物が無い為遠州の空っ風と呼ばれる季節風の影響を受けやすい。施行者は浜名湖競艇企業団。 静岡県内に立地する公営レース場において、当所のみが名古屋を中心とした「東海」エリアに組み入れられている(静岡県の場合、競輪は南関東、オートレースは関東の枠組みに含まれている。これはそれぞれのレースを主管する官庁の管轄が影響している)。 蒲郡競艇場 ムーンライトレース実施。初めてSGをナイター競走として開催した(2002年に行われたSG第48回総務大臣杯争奪モーターボート記念競走(ボートレースメモリアル))。2006年春以降、全開催がナイター競走。施行者は蒲郡市(2009年度までは岡崎市も施行者だった)。 常滑競艇場 中部国際空港がすぐ近くにある。伊勢湾に面している為海からの風が入りやすく追い風になりやすい立地となっている。施行者は常滑市と半田市。 津競艇場 演歌歌手の鳥羽一郎が当競艇場の名誉執行委員長を務めている。冬場になると上州山脈からの強風が時により強く吹き付ける桐生競艇場同様に鈴鹿山脈からの強風が強く吹き付ける。施行者は津市。 三国競艇場 本州日本海側で唯一の競艇場。海水を利用しておらず淡水で日本海からの海風や季節風が吹き付ける為、追い風の日や安定板をつけたレースが多い。施行者は越前三国競艇企業団。 びわこ競艇場 日本で唯一、競艇場名が平仮名の場。向こう側には近江富士、1マーク側には大津港又は浜大津、2マーク側には比良山系等が望める。施行者は滋賀県。 住之江競艇場 全国の競艇場の中で最もSG開催数が多い競艇場(別名・「競艇のメッカ」)。都市型競艇場並びに関西の公営競技場では初となるナイター競走として住之江シティーナイターレース開催。2マークの向こう側にはあべのハルカスの展望台・ハルカス300が見える。施行者は大阪府都市競艇企業団と箕面市。 尼崎競艇場 向正面の案内表示の後に当競艇場への連絡駅である、阪神本線の尼崎センタープール前駅と外向場外発売場のセンプルピアがある。2マークから1マークまで一直線に並び、全国の競艇場でターンマークの振りがない唯一の競艇場。施行者は尼崎市と伊丹市。 鳴門競艇場 大型映像装置の大きさは住之江競艇場に次ぐ。当競艇場を挟み撃ちする形で小鳴門橋と小鳴門大橋の2つの斜張橋がある。2014年から2016年まで南海地震への対策のため休催。完成後はコンパクトなボートレース場として生まれ変わった。長年江戸川と並ぶ全国発売競走未開催のボートレース場だったが、2016年にSGが初めて開催され、以後は定期的にSGまたはプレミアムG1を開催している。施行者は鳴門市と松茂町ほか二町競艇事業組合。 丸亀競艇場 ナイター競走としてまるがめブルーナイターを実施。場外発売場の最初の競艇場外発売場として設置されたボートピアまるがめとは目と鼻の先で、直線距離で約500メートルしかない。施行者は丸亀市と香川県中部広域競艇事業組合。 児島競艇場 すぐ近くに本州と四国を結ぶ瀬戸大橋がある。施行者は倉敷市と備南競艇事業組合。 宮島競艇場 スタンドから日本三景の一つである「安芸の宮島」が望める。広島電鉄宮島線の駅が併設されている。施行者は宮島ボートレース企業団。 徳山競艇場 すぐ近くに太華山がある。施行者は周南市。モーニング競走を行っている。2020年現在、68万2760円という競艇界史上最高額の払戻金が出た競艇場。 下関競艇場 薄暮競走を初めて開催した。2017年4月から海響ドリームナイターの名称でナイター競走を実施。なお鳴門以外の中四国にある競艇場(丸亀、児島、宮島、徳山)と共に満潮干潮時の潮位の差が大きい。施行者は下関市。 若松競艇場 パイナップルナイター実施。西日本の競艇場として初のナイター競走を開催した競艇場。第1回国土交通大臣旗争奪全日本選手権競走(ボートレースダービー)が開催された。芦屋競艇場とは、競艇場同士の直線距離が日本一短い競艇場。交通の便として此処から車で約35 - 40分行くと海上空港の北九州空港に着く。施行者は北九州市と中間市行橋市競艇組合。 芦屋競艇場 若松競艇場とは、競艇場同士の直線距離が日本一短い競艇場。すぐ近くを遠賀川が流れる。全国初のモーニング競走を行った競艇場。全国では唯一の人口2万人以下の町村部にある競艇場。施行者は芦屋町。 福岡競艇場 西の「都市型競艇場」であり、バックストレッチに福岡高速環状線、すぐ近くに大相撲九州場所の会場である福岡国際センター・マリンメッセ福岡等がある。2007年には賞金王決定戦競走を大阪より西にある競艇場で初めてかつ唯一開催した。那珂川の河口に位置している為、1マークが那珂川の川面に半分近く張り出している関係で風向き、風力、潮の干満によって、うねりが発生する。またうねりが発生していない(引き潮の)時は静水面になるもののうねりが発生しているかしていないかの判断は目視では難しく、選手レベルでも確認が難しい。施行者は福岡市と福岡都市圏広域行政事業組合。 唐津競艇場 モーニング競走を行っている。施行者は唐津市。 大村競艇場 場内に「競艇発祥の地」と書かれた石碑が有る日本最西端かつ最南端の競艇場。場内から離着陸する飛行機が見られる。大村では2010年を目途にナイター競走を実施する予定であったが、状況の変化等により中止となった。その後事情が好転し、2018年9月よりナイター競走を開始し、「発祥地ナイター」の名称を使用する。実施施行者は大村市。2022年3月21日に行われたSG第57回ボートレースクラシックで遠藤エミが女性レーサーで史上初のSG制覇を成し遂げた競艇場である。また同年には福岡競艇場に続いて2ヵ所目となる大阪より西にある競艇場でボートレースグランプリが開催される事になっている。
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