日本最西端
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 08:28 UTC 版)
この岩の存在自体は以前から知られていたが、基本図とされる国土地理院の2万5千分の1地形図には2019年6月に初めて記載された。国土地理院は、国土の東西南北端をこの地形図に基づいて決定しているため、これにより西崎(北緯24度26分58秒、東経122度56分01秒)に代わってトゥイシが日本最西端の地点となり、日本の最西端は約110m西に移動することとなった。最西端の地点が変更されたのは、与那国島の2万5千分の1地形図が1981年に作成されて以降初めてである。 なお、領海や排他的経済水域(EEZ)は低潮線に基づいて定められるが、海上保安庁では航空レーザー測量に基づき2016年6月24日に与那国島の海図をより詳細なものに改版しており、この岩はすでに海図に記載されているため、今回の最西端の地点の変更(2019年6月)は日本の領海やEEZには影響しない。 2011年には排他的経済水域等の基礎となる低潮線を有する離島に関する調査が行われ、与那国島は低潮線の「基点を有する離島・小島・低潮高地で、整理する特性について、一定程度の情報量があると予想されるもの。(区分ア)」と位置付けられた。 与那国島のトゥイシや西崎などは排他的経済水域等の起点となる低潮線保全区域に該当し、西崎には啓発の看板が設置され、2012年には沖縄総合事務局による低潮線の巡視が行われた。
※この「日本最西端」の解説は、「トゥイシ」の解説の一部です。
「日本最西端」を含む「トゥイシ」の記事については、「トゥイシ」の概要を参照ください。
- 日本最西端のページへのリンク