各競技のハイライト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 07:12 UTC 版)
「2004年アテネオリンピック」の記事における「各競技のハイライト」の解説
柔道男子60kg級で日本の野村忠宏が前人未到の3大会連続で金メダルを獲得し、また女子48kg級で同じく日本の谷亮子が2大会連続の金メダル(メダル獲得は4大会連続)を獲得した。このほか、日本勢は男女合わせて8階級を制覇した。 体操競技男子跳馬において、スペインのヘルバシオ・デフェルがシドニー大会に続いて2連覇を達成、男子団体総合では日本が28年ぶりの金メダルを獲得した。 モロッコの陸上競技選手・ヒシャム・エルゲルージが1500mにおいて3大会目の出場で悲願の金メダルを獲得。 チャイニーズタイペイのテコンドー選手・陳詩欣が49kg級でチャイニーズタイペイとして初の金メダルを獲得した。 男子サッカーではアルゼンチンが初優勝し、アルゼンチンの金メダルは全種目を通じて52年ぶりとなった。銀メダルのパラグアイは全種目を通じてオリンピック初のメダル獲得、銅メダルのイタリアはサッカーでの68年ぶりのメダル獲得となった。 女子バレーボールで中国が1984年ロサンゼルスオリンピック以来20年ぶりの優勝を果たした。 女子ハンドボールではデンマークが3大会連続の優勝を果たした。 男子バスケットボールではアメリカのドリームチームが初めて金メダルを逃した。アメリカを破った勢いで、アルゼンチンが金メダルを獲得した。 中国の劉翔が陸上競技110メートルハードルにおいて12秒91の世界タイ記録で優勝、アジア勢初のトラック競技での金メダル獲得となった。 陸上競技男子100mでは、アメリカのモーリス・グリーンが連覇を逃した。金メダルは同じアメリカのジャスティン・ガトリンが獲得した。 男子4×100mリレー、男子4×400mリレーでは、日本がメダルには届かなかったものの、それぞれ過去最高の4位で入賞した。 男子ハンマー投で優勝したハンガリーのアドリアン・アヌシュが試合後のドーピング検査を拒否し失格となり、金メダル剥奪処分となった。代わって2位だった日本の室伏広治が繰上げで金メダルを獲得した。 男子マラソンでは、ブラジルのバンデルレイ・デ・リマが先頭だった35km地点過ぎで乱入してきたニール・ホランにコース外へ押し出されて約10秒間のロス、大きくリズムを崩すも3位でゴールした。国際オリンピック委員会は、スポーツマンシップを讃えるとしてピエール・ド・クーベルタン・メダルを授与した。女子マラソンでは日本の野口みずきが優勝した。
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