各国での種類とは? わかりやすく解説

各国での種類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 02:00 UTC 版)

ザジキ」の記事における「各国での種類」の解説

ギリシャザジキは、トルコ料理のジャージュク (Cacık) に由来する。ジャージュクはザジキと同じ材料用いるが、水分が多い。 キプロスでは、この料理はタラトゥーリ(τταλαττούρι, ttalattouri, タラトール Tarator 参照)と呼ばれギリシャ異なりニンニク少なくハーブミント加える。ギリシャセファルディムもこれをタラトールと呼ぶ。 ブルガリアおよびマケドニア共和国では、同じ料理は「タラトール」あるいは「水分少なタラトール」(ブルガリア語: сух таратор, マケドニア語: сув таратор または таратур)、または「スネジャンカ」サラタ(салата "Снежанка", 「白い雪サラダ」)と呼ばれアペタイザーとして供されるヨーグルトブルガリア語: кисело мляко, マケドニア語: кисело млеко)を布に包んで数時間吊るし水切りヨーグルト(цедено кисело мляко, マケドニア語: цедено кисело млеко)にしてから、キュウリニンニク挽いたクルミ、塩および植物油加える。 イラクではジャジーク(アラビア語: ججيك‎, jajeek)として知られ一般にメゼとしてアルコール飲料、特にナツメヤシから作るアラックと共に供されるカフカース山脈でオヴドゥフ(アゼルバイジャン語: ovdukh)と呼ばれる類似の料理は、ヨーグルト替わりケフィア使用しさっぱりした夏の飲み物となる。これを野菜ゆで卵ハムの上からかけると「カフカースオクローシカ」と呼ばれるオクローシカ一種作ることができる。 イランにはザジキ類似したマースト・ヒヤール」(ペルシア語: mast-o-khiar‎、「キュウリ入りヨーグルト」)という料理がある。より濃厚な水切りヨーグルト使用し薄切りキュウリニンニクミント混ぜ入れ砕いたクルミバラ花弁加えることもある。 ヨーグルト水切りには時間がかかるため、アメリカ合衆国では、ヨーグルト替わりサワークリーム使ったり、ヨーグルトサワークリーム混ぜてザジキ作ることがある。しかし、現在は色々な脂肪分のギリシャ水切りヨーグルトスーパーマーケット販売されるようになり、濃いヨーグルト製のザジキ短時間調理することができるようになったザジキ北インドのラーイター (Raita) や南インドのパチャディ (Pachadi) と比較されることがある。ラーイターやパチャディもヨーグルトベースにした冷たい野菜料理であるが、キュウリ以外の野菜使用することもあり、さっぱりした副菜として他の料理と共に供される

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各国での種類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 20:19 UTC 版)

メゼ」の記事における「各国での種類」の解説

トルコでは、メゼラクアニス風味食前酒と共にメイハネ (Meyhane) と呼ばれる料理店供されるトルコメゼには、ベヤズ・ペイニル(beyaz peynir、フェタチーズ似た白いチーズ)、カヴン(kavun、メロン薄切り)、アジュル・エズメ(acı ezme 、クルミ入りトウガラシペースト)、ハイダリ(haydari、レバントのラブネに似た濃い水切りヨーグルト)、パトゥルジャン・サラタス(patlıcan salatası、冷たいナスペースト状サラダ)、カラマル(kalamar )、エンギナル(enginar、アーティチョーク料理)、ジャジュク(cacık、ザジキ似たキュウリニンニクヨーグルト和え)、ピラキ(pilaki、豆や野菜オリーブ・オイル炒め煮にした料理)、ドルマサルマ (sarma) (ブドウの葉ピーマンなどの野菜に肉や米を詰めた料理)、キョフテ(köfteミートボール)がある。 ギリシャキプロスでは、メゼ、メゼス、あるいはメゼデスというと冷製または温製の、辛味酸味塩味のきいた軽食および主菜少量供したものを指す。十数種類異な料理が、複数小皿あるいは大皿各部分に少しずつ盛りつけ供されるメゼでは「小さな」やグリルしたタコのような魚介類料理小皿盛ったサラダカラマタオリーブ煮たエンドウマメ揚げ野菜、メリザノサラタ(melitzanosalata、ナスペースト状サラダ)、タラモサラタカラスミやたらこをパンマッシュポテトレモン果汁、酢やオリーブ・オイル混ぜた料理)、ナッツドライフルーツサガナキ呼ばれる焼きチーズ、および様々なギリシャヒツジ、ヤギ、またはウシチーズフェタ、カセリ、ケファロティリ、グラヴィエラ、マヌリ、メツォヴォーネ、ミジトラ等)が供される。他の小皿料理には、ベクリメゼ(肉のシチュー)、ケフテデスやスズカーキャのようなミートボールがある。メゼは「メゼドプリオン」(mezedopoulion)と呼ばれるレストラン飲み物と共に供される他、ウーゾやチプロ (Tsipouro) のような飲料供するチプラディコやウゼリと呼ばれるカフェでも供されるタベルナやエスティアトリオといったレストランもまたメゼをオレクティコ(orektiko、前菜)として供するちょっとした集まりでも通常ホストは客にメゼ振る舞う。クラソメゼデス(Krasomezethes、ワインメゼ)はワイン適すメゼであり、ウーゾメゼデス(Ouzomezethes)はウーゾに合うメゼである。 レバノンおよびキプロスで、メゼ食事となることもある。菜食メゼの他、肉またはメゼがある。食卓一度に4〜5皿が出され通常5〜10種類組合わせがある。料理には決まった順序があり、オリーブタヒーニゴマペースト、英: Tahini)、サラダおよびヨーグルトの後に野菜鶏卵料理続き次に肉料理魚料理小皿特別な付け合わせと共に出され最後に丸ごと用いた料理や肉のシチューグリル主菜として供される料理店ごとに異な料理供され、店ごとに名物料理があるが、順序傾向は同じである。供される料理自然と季節反映する例え晩秋には、巻貝が肉のメゼの旬の具材となる。大量料理供されるが、すべての料理食べ終える必要はない。客はお互いにメゼ交換して食べたりもする。キプロスではメゼ社交行事である。 セルビアで、メゼにはチーズカイマック凝固したスイギュウクリーム)、サラミ燻製ハム、クーレン(Kulen、風味付けソーセージ)、様々な種類パンがある。一方ボスニア・ヘルツェゴビナで、メゼには通常固いチーズクリーミーなチーズカイマックまたはパヴラカ(pavlaka)として知られるスメタナ、スホ・メソ(suho meso乾燥させた塩味燻製牛肉)、ピクルスおよびスジュック/スジュク(sudžuk乾燥した辛いソーセージ)がある。 アルバニア式のメゼ大皿には通常プロシュットサラミフェタ似た塩水漬けチーズオリーブ・オイルニンニクマリネした焼いたピーマンや緑オリーブ添えて供される北アフリカピエ・ノワール食文化では、メゼ似たケミア(kémia)という前菜をとる習慣がある。

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